フロンティアAI時代の脆弱性対応を支援する新サービスを提供開始
金融・公共など重要システムを保有する組織に向け、上流のリスク整理から有事対応、パッチ適用後の無影響確認、証跡管理まで一気通貫で支援
お客様の売れるソフトウェアサービス/製品づくりを支援する株式会社SHIFT(本社:東京都港区、代表取締役社長:丹下 大、東京証券取引所プライム市場:3697、以下「SHIFT」)は、生成AI技術の進化に伴う、サイバー攻撃の高度化・高速化への懸念が高まるなか、フロンティアAI時代の脆弱性対応を支援する新サービス「フロンティアAI脆弱性即応支援」の提供を開始しました。
金融・公共などの組織では、脆弱性の発見から攻撃コードの生成、攻撃実行までのリードタイム短縮が懸念され、従来の脆弱性対応プロセスそのものの見直しが求められています。本サービスは、経営層・CISO向けのリスク整理、対象システムや依存関係の可視化、技術負債の把握、緊急時のパッチ対応、パッチ適用後の品質確認、証跡管理までを一気通貫で支援するものです。
SHIFTは本サービスの提供にあたり、セキュリティ領域の専門人材、金融・公共・エンタープライズ領域でのデリバリー体制、ソフトウェアの品質保証・テストの知見を組み合わせた専門チームを組成しました。24時間365日、自律的にテスト設計・実行を支援するAIテストソリューション「ネムラナイ」などの活用も視野に入れ、お客様が平時から有事、事後改善まで継続的に対応力を高められる体制づくりを支援してまいります。

※1 セキュリティ診断・監視・コンサルティングを含む当社累計実績16,546件(2025年12月時点)
背景
生成AI技術の進化やサプライチェーンリスクの顕在化により、サイバーセキュリティは一部の専門部門だけの課題ではなく、企業や公共機関に共通する経営課題となっています。特に、最先端の汎用AIモデル群を指すフロンティアAIの進化により、脆弱性の発見から攻撃コードの生成、攻撃実行までのリードタイムが短縮すると予測され、これまでの脆弱性対応プロセスの見直しが必要になっています。
金融庁・日本銀行は、フロンティアAIによる脅威の変化を踏まえ、金融機関等に対して短期的な対応を要請しています。また、国家サイバー統括室においても、AI性能の高度化を踏まえたサイバーセキュリティ対策強化の動きが進んでいます。重要システムを保有する組織には、資産の可視化、脆弱性管理、パッチ適用や監視の対応、レジリエンス向上などを含む迅速かつ適切に対応できる体制の整備が求められています。
こうした環境下において、企業や公共機関では、脆弱性情報を受領した際に、対象システムの特定、パッチ適用の優先順位付け、適用可否の判断、開発・保守ベンダーとの連携、パッチ適用後の影響確認までを、限られた時間のなかで進める必要があります。さらに、サポート切れ製品によって直ちにパッチを適用できない場合には、仮想パッチ(WAF等による緩和策)の適用を含むリスク低減策の検討、マイグレーション計画、リスク受容の判断も必要になります。
また、脆弱性対応はパッチを適用するだけで完了するものではありません。対応後に、既存業務や周辺機能に影響が出ていないかを確認し、必要なエビデンスを残すところまでを、短期間で確実に実行する必要があります。こうした品質確認の工程は、通常運用と並行して緊急対応を行う開発・保守体制だけではリソースを確保しにくく、緊急脆弱性対応におけるボトルネックとなるケースがあります。
SHIFTは、上流のリスク整理から有事対応、パッチ適用後の品質確認、証跡管理、さらには事後改善までを一気通貫で支援するため、本サービスの提供を開始しました。
主な支援内容
1. 経営層・CISO向けリスク整理、体制構築支援
CISOをはじめとする経営層やリスク管理部門に向けて、AI時代の脆弱性リスクを整理し、対応方針、判断体制、関係部門との役割分担、ベンダー連携体制の構築を支援します。
2. 資産・依存関係の可視化、技術負債把握支援
対象システム、外部公開資産、ソフトウェア構成、依存関係を可視化し、優先的に対応すべき領域や、サポート切れ製品、未適用パッチなどの技術負債を把握します。
3. 緊急時のパッチ対応・リスク低減策の検討支援
脆弱性情報を受領した際の影響範囲整理、優先順位付け、パッチ適用計画、ベンダー連携、進捗管理を支援します。直ちにパッチ適用が難しいシステムについては、仮想パッチを含むリスク低減策の検討も支援します。
4. パッチ適用後の品質確認・証跡管理、自動化支援
パッチ適用後に、既存業務や周辺機能に影響が出ていないかを確認し、結果確認、証跡管理を支援します。また、お客様の承諾を前提に、AIテストソリューション「ネムラナイ」などの活用も視野に入れ、テスト実行や報告業務の効率化・自動化、即戦力人材による運営体制強化まで支援します。
SHIFTが支援できる理由
SHIFTは、品質保証・ソフトウェアテストを専門領域として培ってきた知見を強みに、セキュリティ領域の専門人材、金融・公共・エンタープライズ領域での支援体制、AI活用による効率化の仕組みを組み合わせ、フロンティアAI時代の脆弱性対応を上流から実行・品質担保まで支援します。
上流のリスク整理やトリアージにとどまらず、パッチ適用計画、リスク低減策の検討、影響範囲に応じた品質確認、証跡管理までを一体で支援できることが特長です。
本サービスでは、「判断」「統制」「確認」「証跡整備」を支援の中核に据え、セキュリティ専門人材、品質保証・テストの知見、AIテストソリューションを組み合わせて、平時準備から有事対応、事後改善までを支援します。
主な対象組織と想定課題
本サービスでは、金融機関、公共機関・自治体、社会インフラ事業者、重要システムを保有する企業などに対して、以下のような課題に対応します。
<金融機関>
・当局要請を受け、緊急時の脆弱性対応体制を整備したい
・パッチ適用後の影響確認や品質確認を短期間で実施したい
・開発・保守ベンダーだけでは、テストや証跡管理まで十分なリソース確保が難しい
<公共機関・自治体>
・保有システムや外部公開資産の管理を進めたい
・ASM(※2)等で把握した脆弱性について、対応後の品質確認体制を整えたい
・構築・保守ベンダーと連携しながら、第三者視点での確認や証跡管理を行いたい
<社会インフラ事業者・一般企業>
・重要システムの緊急パッチ対応に備えたい
・影響確認やリグレッションテストの手順が属人化している
・将来的に、AIを活用したテスト自動化や継続的な品質確認体制を整備したい
※2 ASM :Attack Surface Management(攻撃対象領域管理)。組織が保有する外部公開資産など、攻撃者から見える攻撃対象領域を継続的に把握・管理する取り組み
本サービスに寄せて

AI時代の脆弱性対応に求められる、実行力と品質担保
森 日出雄/株式会社SHIFT 開発本部 セキュリティ事業部 事業部長
AI技術の進化により、脆弱性の発見から攻撃実行までのスピードは大きく変化しつつあります。これからの脆弱性対応では、脅威を把握するだけでなく、影響範囲を見極め、優先順位を判断し、関係部門やベンダーと連携しながら、実行に移す力が求められます。SHIFTは、セキュリティ領域の専門人材と、品質保証・ソフトウェアテストを本業として培ってきた知見を組み合わせ、有事の対応だけでなく、対応後の品質確認や証跡管理までを一体で支援します。本サービスを通じて、お客様がフロンティアAI時代のサイバー脅威に迅速かつ確実に備えられる体制づくりを支援してまいります。

AI時代に重要システムを支える組織に求められる平時からの備え
篠原 俊博/株式会社SHIFT 公共事業部 事業部長(元デジタル庁統括官)
AIの進化は、脆弱性の発見から悪用までの時間を劇的に短縮し、金融、公共、社会インフラ、製造、物流など、社会基盤を支えるあらゆる産業に対して、従来の延長線上ではない対応力を求めています。
政府をあげて資産管理の徹底、脆弱性管理の高度化、経営層主導の体制整備を要請している今、SHIFTは、リスクの可視化から迅速な対処、品質担保、証跡管理までを一気通貫で支援し、重要なサービスを止めない強靭な社会基盤の実現に貢献してまいります。
本サービスに関する詳細、ご相談は以下よりお問い合わせください。
▶「フロンティアAI脆弱性即応支援」サービス
【参考情報】
・金融庁・日本銀行「「フロンティアAIによる脅威変化を踏まえた金融機関等の短期的な対応」に係る要請について」
・内閣官房国家サイバー統括室ほか「AI性能の高度化を踏まえたサイバーセキュリティ対策の強化について ~Project YATA-Shield~」
・総務省「林総務大臣閣議後記者会見の概要(令和8年7月3日)」
株式会社SHIFTについて
SHIFTは、金融機関などのエンタープライズ領域におけるミッションクリティカルな基幹システムから、ECサイト、スマートフォン向けのアプリ・ゲーム検証まで幅広い分野のお客様に対するソフトウェアの品質保証・テストサービスで事業基盤をつくり成長を続けてまいりました。現在は、「無駄をなくしたスマートな社会の実現」を目指し、ビジネスの構築からシステムの企画、開発、運用、セキュリティやマーケティング領域、さらにはDX推進までお客様のITにまつわるあらゆるビジネス課題の解決をご支援しています。
・名称:株式会社SHIFT
・代表:代表取締役社長 丹下 大
・住所:東京都港区麻布台1-3-1麻布台ヒルズ森JPタワー
・設立:2005年9月
・コーポレートサイト:https://www.shiftinc.jp/
・サービスサイト:https://service.shiftinc.jp/
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