斎藤幸平氏絶賛!英国気鋭のジャーナリストが新自由主義の欺瞞を暴く、覚醒の書!
ナオミ・クライン、ヤニス・バルファキスら世界の知性も激賞する、資本主義の「死」を看取り、真の民主主義を設計するための必読書がついに上陸!

株式会社東洋館出版社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:錦織圭之介)は、イギリスの政治経済評論家のグレース・ブレイクリーが執筆した『バルチャー・キャピタリズム 巨大企業と国家による「計画的搾取」の正体』を一般書レーベル「TOYOKAN BOOKS」より2026年5月28日に発売します。
真の民主主義を獲得するために、知っておきたい資本主義の嘘!

巨大企業と国家が隠してきた「計画経済」の正体を暴く、衝撃の告発書!
「資本主義は自由な競争で動いている」——これまで私たちは、そう教えられてきた。しかし、それは幻想だった。 ボーイングの惨事、アマゾンの過酷な労働、金融危機の裏側……。現実の資本主義を動かしているのは、市場の「見えざる手」ではなく、巨大企業と国家、そして大銀行による非民主的な「中央集権的計画」だったのである。
本書は気鋭の政治経済評論家が、ハイエクからマルクスまでを再解釈し、富を独占する「計画者たち」の不都合な真実を鋭く追究。格差と気候崩壊を加速させるこの不自由なシステムを終わらせ、私たちの手に「支配権」を取り戻すための、民主主義的社会主義への道筋を提示する。不透明な時代の霧を晴らす、いまを生きるすべての人に必読の一冊となっている。
斎藤幸平氏が、資本主義の「非民主的」な正体を鋭く解剖

本書では、日本を代表する民主社会主義者である斎藤幸平氏が解説を執筆している。斎藤氏はブレイクリーとともに、私たちが信じ込まされてきた「自由市場」という名の嘘を白日の下にさらし、新自由主義がひた隠しにしてきた「計画的搾取」の実態を喝破する。
ブレイクリーが示すのは二つのことである。まず、「市場」と「計画」は対立しないということ。つまり、資本主義においても、経済の計画は大規模でおこなわれているという事実を見逃してはならない。第二に、資本主義はまったく民主的ではないということである。なぜなら、この資本主義における計画においては、政府や大企業が結託して、一部の富裕層にとって有利な状態をつくりだすことをめざしているからである。〈中略〉
しばしば誤解されているが、新自由主義とは、小さな政府のもとで、何でも市場の競争と自生的秩序に任せておけば、うまくいくわけではない。むしろ、現実の世界で新自由主義がおこなってきたのは、国家の力を用いた「略奪による蓄積」である。それは、労働者階級から、資本家階級へと富を移転させることをめざして実施された大プロジェクトだったのである。〈中略〉
この閉塞的な状況を打破するために、本当に問うべき問題は、計画の有無ではない。むしろ、資本主義にも社会主義にも計画は存在するのだから、どのような計画が必要なのか、を問うべきなのだ
世界は、新世代の社会主義で沸き立っている!
今、世界は若い世代による「新しい社会主義」の波が巻き起こっている。NY市長として既存の政治に挑むゾーラン・マムダニ、次期米大統領候補として熱い期待を集めるアレクサンドリア・オカシオ=コルテス、そしてイギリスの知性を牽引する本書の著者、グレース・ブレイクリー。彼らの躍進は、閉塞感に喘ぐ多くの民衆を勇気づけている 。斎藤幸平氏は、本書の解説を次のような力強い言葉で締めくくっている。
「無論、民主的計画への道のりは容易ではない。だが、民主的計画というビジョンは、これまで反緊縮政策に代表されるようなトップダウン型の対抗策とは大きく異なる、参加型・分散型のオルタナティブという道を切り開く。それが民主的社会主義だ。本書が新しい民主的社会主義に向けた論争を日本で引き起こす引き金になることを、ブレイクリーを応援する社会主義者の一人として心から願っている」
資本主義の「次」を設計するのは、他でもない私たち自身だ。ぜひ本書を手に取り、真の民主主義の在り方を共に探したい。

【著者プロフィール】
グレース・ブレイクリー Grace Blakeley
イギリスの政治経済評論家、ジャーナリスト、コメンテーター、著述家。民主社会主義の政治誌トリビューンのスタッフライター。『99%のための経済学: コービンが率いた英国労働党の戦略』(共著、堀之内出版、2021年)、『Stolen』『The Corona Crash』(未訳)などの著書がある。元英シンクタンク公共政策研究所(Institute for Public Policy Research: IPPR)リサーチフェロー、ニュー・ステイツマン誌の経済コメンテイター。BBCの討論番組「クエスチョン・タイム」などメディアにも多数出演している。
https://graceblakeley.co.uk/
[訳者]
吉井 智津 Yoshii Chizu
翻訳者。訳書にナディア・ムラド『THE LAST GIRL-イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語』(東洋館出版社)、アンナ・シャーマン『追憶の東京 異国の時を旅する』(早川書房)などがある。
[解説]
斎藤 幸平 Saito Kohei
1987年生まれ。経済思想家。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科 博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会 思想。Karl Marx’s Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critiqueof Political Economy によって「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞 。『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞。同書は19言語に翻訳、世界的ベストセラーとなった。最新刊は、『人新世の「黙示録」』(集英社)。
[書籍情報]
書 名:バルチャー・キャピタリズム 巨大企業と国家による「計画的搾取」の正体
著 者:グレース・ブレイクリー
訳 者:吉井 智津
判 型:四六判
頁 数:480
発売日:2026年5月28日
価 格:2,970円(税10%)
ISBN:9784491064895
発行元:東洋館出版社
URL:https://toyokanbooks.com/products/6489
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/449106489X
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