『夜の写本師』の乾石智子、渾身の大作『月影の乙女』が10月31日に刊行
掟により魔法の攻撃を禁じられている魔法使いたちが選んだ道は?
現代日本ファンタジイを牽引する書き手のひとり、乾石智子さんの新作長編『月影の乙女』を10月31日に刊行いたします。
ハスティア大公国セレの領主の娘であるジル(ジオラネル)は、幼少の頃から突出した魔法の力を持ち、フォーリと呼ばれる国に仕える魔法師となった。だが、海を挟んで向かいに位置するドリドラヴ大王国の侵攻を受け、ハスティアは危機に陥る。掟により魔法を使った攻撃を禁じられている魔法師たちだったが、国の存亡がかかっている。国か、掟か。ジオラネルの決断は……?
SNSでは刊行に先駆け、装画も手がけられたアリストレーターさんによる美麗な登場人物紹介や、舞台となる世界地図、用語解説なども公開し、話題を呼んでいます。
『月影の乙女』は10月31日刊行です。どうぞご期待ください!
■書誌情報
月影の乙女
判型:四六判上製
ページ数:524ページ
ISBN:978-4-488-02910-4
Cコード:C0093
定価:2,750円(税込)
装画:アリストレーター
装幀:内海由
内容紹介:
〈月影ノ乙女〉は、〈月の獣(けもの)〉を身の内に住まわせている。それはことあるごとに、人は独(ひと)りで生まれて独りで生き、独りで死んでいくのだと囁(ささや)くのだ……。精霊の恵み深き国ハスティア。ジルは幼い頃から卓越した魔法の力を発揮し、国に仕える魔法師(フォーリ)となった。だが、平和で豊かな国ハスティアを虎視眈々(こしたんたん)と狙う者がいた。竜に変じる王を戴くドリドラヴの侵略を受け、戦火に踏みにじられるハスティアの町々。掟によって魔法での攻撃を禁じられているフォーリたちは苦悩を深める。無辜(むこ)の民の命を救うためにジルたちの選んだ道は……。
『夜の写本師』でデビューした異世界ファンタジイの紡ぎ手が今放つ渾身の大作。
解説=小出和代
■著者プロフィール
乾石智子(いぬいし・ともこ)
山形県生まれ、山形県在住。1999年教育総研ファンタジー大賞受賞。スターウルフで目を覚まし、コナン・ザ・バーバリアンから最初の一歩を助けてもらった。著書に『夜の写本師』『魔道師の月』『太陽の石』『オーリエラントの魔道師たち』『紐結びの魔道師』『沈黙の書』『赤銅(あかがね)の魔女』『白銀(しろがね)の巫女』『青炎(せいえん)の剣士』『イスランの白琥珀(こはく)』『神々の宴』『久遠(くおん)の島』『闇の虹水晶』『滅びの鐘』などがある。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像