世の中に“ない”なら、自分でつくる　女性の体と環境に向き合うフェムケアブランド誕生の物語

『宇垣美里のスタートアップニッポンpowered by オールナイトニッポン』第52回配信中／毎週火曜日午前6時頃配信

株式会社ニッポン放送

2025年12月30日 08時00分

未来をつくるスタートアップ企業にフォーカスし、パーソナリティの宇垣美里がスタートアップ企業の挑戦や革新的なアイデアに迫り、それぞれの「夢」を深堀りしていくポッドキャスト番組『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』の第52回が12月30日（火）に配信された。

第52回のゲストには株式会社VVV（ヴィースリー）の代表取締役兼CEOで、体と環境に配慮したサニタリーブランドを手掛ける起業家の須藤紫音が登場。

VVVの中核事業は、竹の繊維を表面材に使用したプラスチックフリーの生理用品などを展開するフェムケアブランド「limerime（ライムライム）」。同社では女性の身体へのやさしさと、環境負荷の軽減を両立させた製品開発を行い、今後はヘルスケアデバイスの研究・開発にも取り組んでいくという。

須藤はもともと、ファッション業界や、コスメブランドのブランディングマネージャーとして働いていたそうだが、コロナ禍に新たなコスメブランドを立ち上げるために開かれた座談会で、生理用品やサニタリー分野に対する不満や課題に直面したという。

宇垣も「コスメはたくさんあるのに生理用品はずっと変わらないですよね」と共感し、須藤も「生理用品にももっと選択肢があっていいよね、と気づいた」と、起業のきっかけを明かした。

「起業のために動き出した時の周りの反応はどうでしたか？」と宇垣が聞くと「最初は『なんでやるの？』という反応だった」と生理用品のアップデートの必要性を理解してもらえず、苦しい時期もあったと当時を振り返った。

最後に宇垣が「生活を送ったり、仕事をするうえで大切にしていることはありますか？」と質問すると、須藤は「“気づいた人が責任者”。世界に向けてアンテナを張り続け、ついつい誰かにやってもらいたいなということでも、率先して責任者として動き続けたい」と熱い想いを明かし、宇垣も「そう簡単にはできることじゃないからこそ、私もこの心がけを大切にしたいです」と語った。