【年収769万円】C#エンジニア案件2025年最新｜フリーランス副業調査

言語年収ランキング12位はC#

CAMELORS株式会社

2025年2月28日 09時00分

フリーランス・複業・副業の求人マッチングサービス『SOKUDAN(ソクダン)』を運営する、CAMELORS株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：田根靖之）がお知らせいたします。

2025年最新のフリーランス・副業の「C#案件の調査レポート」を発表します。

約5,500件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件（一部抜粋）から作成しました。

■調査サマリー

・C#案件の平均年収769万円

・週3日以下の案件が18%超

・フルリモート案件が38%超

■目次

・C#の平均年収

・C#の案件数、リモート可否、稼働日数

・C#案件の多い業界、職種

・C#の特徴、できること、作れるもの、フレームワーク、将来性

■調査結果はこちら

【2025年】C#案件の平均年収、案件数｜フリーランス副業調査

https://magazine.sokudan.work/post/2jUqaNkN

調査対象

SOKUDAN（ https://sokudan.work/ ）に掲載された求人案件（一部抜粋）の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。

・対象期間

2019年7月1月ー2024年12月31日

・対象案件数

　5,524件　※一部抜粋

※本データ引用の際のお願い

メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。

出典：SOKUDAN Magazine ( https://magazine.sokudan.work )

C#の平均年収

平均年収769万円（言語年収ランキング12位）

C#開発者の平均年収は769万円で、言語年収ランキングでは12位となっています。平均時給は3,815円です。C#は企業向けアプリケーション開発などで幅広く活用されていますが、他の言語と比較すると報酬面では低めの傾向があります。

C#の案件数

案件数（案件比率）6.6%　（案件数ランキング7位）

C#の案件は全プログラミング言語の案件数のうち6.6%を占めており、言語別の案件数ランキングでは12言語中7位に位置しています。中程度の需要があることを示す数字ですが、上位の言語と比較するとやや少ない傾向にあります。Microsoft技術スタックを採用する企業を中心に一定の需要は維持されていますが、他の言語と比べて特化した市場であることがうかがえます。企業向けアプリケーションやゲーム開発などの分野では引き続き重要な言語として活用されています。

C#案件の稼働日数

週4~5日: 81.1%

週2~3日: 18.9%

C#案件の稼働日数を見ると、週4〜5日の案件が81.1%と大半を占めており、フルタイムでの勤務が一般的であることがわかります。一方、週2〜3日の案件は18.9%と少数派ですが、一定数のパートタイム案件も存在しています。この傾向は、C#開発が主に企業の本格的なシステム開発やプロジェクトで活用されていることを反映していると考えられます。週4〜5日の高い割合は、C#開発者にとって安定した就業環境が提供されていることを示唆していますが、ワークライフバランスを重視する開発者には週2〜3日の案件も選択肢として存在しています。

C#案件のリモート可否

フルリモート(在宅OK): 38.7%

リモート(一部)可: 40.5%

リモート不可: 20.7%

C#案件のリモートワーク状況を見ると、完全に在宅勤務可能なフルリモート案件が38.7%、一部リモート可能な案件が40.5%を占めており、約8割の案件で何らかの形でリモートワークが認められています。一方、リモート不可の案件は20.7%と全体の約5分の1に留まっています。この傾向から、C#開発においては柔軟な働き方が比較的普及していることがわかります。特に「リモート（一部）可」の割合が最も高いことから、オフィスでの作業と在宅勤務を組み合わせたハイブリッドな働き方が主流になりつつあると考えられます。

C#案件の多い業界

その他IT関連: 65.77%

玩具・ゲーム: 10.81%

Webマーケティング: 7.21%

システムインテグレータ: 5.41%

Web制作: 3.60%

C#案件は「その他IT関連」の分野で最も多く、全体の65.77%を占めています。次いで「玩具・ゲーム」業界が10.81%と2位に位置し、C#がUnityなどのゲーム開発プラットフォームで活用されていることを反映しています。「Webマーケティング」分野は7.21%、「システムインテグレータ」は5.41%、「Web制作」は3.60%と続いています。このデータからC#は幅広いIT分野で活用されているものの、特に企業向けシステム開発やゲーム開発において強みを発揮していることがわかります。Microsoft製品との親和性の高さが、この言語の活用領域に影響していると考えられます。

C#案件の職種

バックエンドエンジニア: 63.06%

iOS / Androidエンジニア: 15.32%

フロントエンドエンジニア: 9.91%

プロジェクトマネージャー: 5.41%

その他専門職: 3.60%

C#案件では「バックエンドエンジニア」の職種が最も多く、全体の63.06%を占めており、サーバーサイド開発における同言語の強みが顕著に表れています。意外にも「iOS / Androidエンジニア」が15.32%と2位に位置しており、Xamarin等のクロスプラットフォーム開発ツールの普及を反映していると考えられます。「フロントエンドエンジニア」は9.91%、「プロジェクトマネージャー」は5.41%、「その他専門職」は3.60%と続いています。このデータからC#は主にバックエンド開発で活用されている一方、モバイルアプリ開発やフロントエンド開発など多様な領域でも一定の需要があることがわかります。

C#言語の特徴

C#はMicrosoftによって開発された現代的なプログラミング言語で、.NETフレームワークの中核を担っています。強力な型付け、オブジェクト指向、そして型安全性を特徴とし、自動メモリ管理によるガベージコレクション機能を備えています。C#の構文はC++やJavaに似ているため、これらの言語に慣れた開発者が移行しやすい設計になっています。

また、LINQによる統合クエリ機能、async/awaitによる非同期プログラミング、ラムダ式、拡張メソッドなど、生産性を高める機能が豊富に用意されています。.NET 5以降は完全にクロスプラットフォーム化され、Windows、macOS、Linuxなど複数のOSで動作するアプリケーションを単一のコードベースで開発できます。

最新のC# 13では、パターンマッチングの拡張やrecordの改良など、さらなる機能向上が図られており、常に進化を続けている言語です。

C#言語でできること

【Web開発】ASP.NET Core を使用することで、高性能でスケーラブルなWebアプリケーションやAPIを構築できます。MVC、Razor Pages、Blazorなどの複数のフレームワークが提供され、用途に応じた柔軟な開発が可能です。

【デスクトップアプリ】Windows Forms、WPF (Windows Presentation Foundation)、最新の.NET MAUIを使用して、リッチなユーザーインターフェースを持つデスクトップアプリケーションを開発できます。

【ゲーム開発】Unity Game Engineとの組み合わせにより、C#はゲーム開発において非常に人気のある言語になっています。2Dから3Dまで、複数のプラットフォームに対応したゲームを効率的に開発できます。

【モバイルアプリ】Xamarinや.NET MAUIを使用して、iOSとAndroid向けのクロスプラットフォームモバイルアプリケーションを単一のコードベースで開発できます。

【クラウドサービス】Azure Functions、ASP.NET Web APIなどを活用して、マイクロサービスやサーバーレスアプリケーションなどのクラウドサービスを構築できます。

【IoT開発】.NET IoTライブラリを使用して、Raspberry PiなどのデバイスでIoTアプリケーションを開発することも可能です。

C#言語で作れるもの

【Webサイト・サービス】ECサイト、SNS、コンテンツ管理システム(CMS)など、データベースと連携した動的なWebサイトやサービスを構築できます。マイクロソフトのAzureとの親和性が高く、クラウドサービスとの統合が容易です。

【エンタープライズアプリケーション】大規模な業務システム、ERP(企業資源計画)システム、顧客管理システム(CRM)など、企業の核となるビジネスアプリケーションの開発に適しています。トランザクション処理や大量データの取り扱いに強みがあります。

【クロスプラットフォームアプリ】.NET MAUIを使用することで、Windows、macOS、iOS、Androidで動作する単一コードベースのアプリケーションを開発できます。コードの再利用性が高く、複数プラットフォームへの展開が効率的に行えます。

【ゲーム】Unityエンジンと組み合わせることで、PCゲーム、コンソールゲーム、モバイルゲームなど様々なプラットフォーム向けのゲームを開発できます。2Dから高度な3Dゲームまで幅広く対応しています。

【AIおよび機械学習アプリケーション】ML.NETフレームワークを使用して、予測モデル、分類、異常検出などの機械学習機能を持つアプリケーションを開発することも可能です。

C#言語を使った有名な製品

C#は多くの著名な製品やサービスの開発に利用されています。最も有名なのはMicrosoft Visual Studioで、このIDE自体がC#で開発されており、開発者向けの強力なツールとして世界中で利用されています。また、Microsoft Office製品の一部のコンポーネントもC#で開発されています。

ゲーム業界では、Unity Game Engineが主要な開発環境として広く採用されており、「Fall Guys」「Among Us」「Pokémon GO」「Hearthstone」など多くの人気ゲームがC#とUnityの組み合わせで開発されています。これにより、C#はゲーム開発者にとって必須のスキルとなっています。

Webの分野では、Stack Overflowというプログラマー向けQ&Aサイトが完全にC#とASP.NETで構築されており、高いパフォーマンスと拡張性を実現しています。また、多くの企業の基幹システムやCRMソリューションもC#で開発されています。

金融業界では、高頻度取引システムやリスク分析ツールなどのミッションクリティカルなアプリケーションにもC#が採用されています。医療分野でも患者管理システムや医療機器の制御ソフトウェアにC#が使用されるケースが増えています。

C#言語の仕組み

C#はコンパイル言語であり、開発者が書いたソースコードは最初にIL(中間言語)コードにコンパイルされます。このプロセスでは、C#コンパイラ(csc.exe)がソースコードを解析し、共通中間言語(CIL)と呼ばれるバイトコードに変換します。

コンパイルされたコードは実行時に.NET Framework/Coreの一部であるCLR(共通言語ランタイム)上で動作します。CLRはJIT(Just-In-Time)コンパイラを使用して、ILコードを実行時にネイティブマシンコードに変換します。これにより、プラットフォーム間の互換性を維持しながら、高いパフォーマンスを実現しています。

C#のメモリ管理はCLRのガベージコレクションによって自動的に行われます。開発者は明示的にメモリの割り当てや解放を行う必要がなく、メモリリークやダングリングポインタなどの問題を回避できます。ガベージコレクションは定期的に実行され、参照されなくなったオブジェクトを自動的に検出して解放します。

また、C#は型安全性を重視しており、コンパイル時に多くのエラーを検出できるため、実行時のクラッシュを減らし、堅牢なアプリケーション開発をサポートしています。

C#言語の市場価値

C#開発者の日本における平均年収は約769万円と報告されており、プログラミング言語の中では中程度の位置づけにあります。ただし、経験やスキルレベル、特定の専門分野（Unityによるゲーム開発やAzureクラウド開発など）に特化することで、年収1,000万円を超える可能性も十分にあります。

市場では全プログラミング言語の案件数のうち約6.6%をC#が占めており、需要は安定しています。特に企業向けシステム開発やゲーム開発分野での需要が高く、バックエンドエンジニアとしての求人が63%以上を占めています。

C#の市場価値を高めている要因として、Microsoftの継続的なサポートと投資があります。.NET 5以降のクロスプラットフォーム対応により、Windowsだけでなく様々な環境での開発が可能になったことで、活用の幅が広がっています。

また、複数の技術スタック（ASP.NET、Unity、Xamarin/MAUIなど）に対応できるC#エンジニアは市場での評価が高く、特に大企業やエンタープライズ分野では安定した雇用機会と報酬が期待できます。

C#言語の将来性

C#は継続的な進化を遂げており、Microsoftによる積極的な投資が将来性を支えています。.NET 5/6/7以降のクロスプラットフォーム戦略により、従来のWindows中心から脱却し、より広い市場での採用が進んでいます。これにより、C#開発者の需要は今後も安定して成長すると予測されています。

特にクラウドネイティブ開発、マイクロサービスアーキテクチャ、コンテナ技術との統合が強化されており、これらの分野でのスキルを持つC#開発者の年収は平均を上回る傾向があります。高度なクラウドスキルを持つC#エンジニアは年収1,000万円以上のポジションにアクセスしやすくなっています。

AIと機械学習の分野では、ML.NETの発展により、C#でデータサイエンスやAI機能を実装する需要も増加しています。この分野でのスキルは特に高い報酬につながる可能性があります。

ゲーム開発においては、UnityエンジンがVRやAR技術の発展と共に成長を続けており、C#を使ったゲーム開発の需要は今後も増加すると予測されています。ゲーム業界でのC#開発者の年収も、通常の開発者よりも10〜20%高い傾向にあります。

長期的には、WebAssemblyなどの新技術との統合によって、C#のWebフロントエンド開発での役割も拡大する可能性があり、フルスタック開発者としてのキャリアパスも魅力的になっています。これらの市場トレンドから、C#は今後5〜10年においても主要な開発言語としての地位を維持し、キャリアとしての安定性と成長性を両立できる言語であると言えるでしょう。

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