Amazonと三井住友カードのフィッシングサイトが急増、ETC利用照会サービスのフィッシングサイトは前月比5倍以上に

~インターネット詐欺リポート 詐欺ウォール®による検知・収集データ~

BBSS株式会社

インターネット詐欺リポートは詐欺ウォール®の検知エンジンを強化するために調査・収集しているインターネット詐欺サイトを分析したレポートです。2024年12月度のインターネット詐欺リポートでは、Amazonと三井住友カードのフィッシングサイトの増加について取り上げます。

https://www.sagiwall.jp/report/202501.html

目次:

- Amazon・三井住友カードのフィッシングサイト急増、交通系フィッシングサイトも増加

- JCB、UC Card、TS CUBIC CARDなどのクレジットカードのフィッシングサイトが増加

- フィッシングサイトカテゴリ別構成比

-フィッシング詐欺被害防止のポイント

--サイトを無料診断「詐欺サイトチェッカー」

-2024年12月 詐欺サイト検知率リポート

調査・収集したデータによる分析

■Amazon・三井住友カードのフィッシングサイト急増、交通系フィッシングサイトも増加

Amazonと三井住友カードのフィッシングサイトが急増しています。Amazonは1.5倍に増加、三井住友カードは、4倍以上増加しています。メールなどでバラまかれておりログイン情報を詐取する手口です。

三井住友カードのフィッシングサイト
Amazonのフィッシングサイト

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。

また、えきねっとやETC利用照会サービスといった交通系のフィッシングサイトが増加しており、ETC利用照会サービスは5倍以上増加しています。メール等でバラまかれており、ログイン情報を詐取する手口です。昨年も同様の傾向が見られ、年末年始の移動需要を狙った可能性もあります。

ETC利用照会サービス
えきねっとのフィッシングサイト

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。

■JCB、UC Card、TS CUBIC CARDなどのクレジットカードのフィッシングサイトが増加

最新の状況では、1月に入りJCB、UC Card、TS CUBIC CARDといったクレジットカードの報告数が増加しています。

UC Cardは、前月比で70倍以上と大きく増加しています。TS CUBIC CARDも毎月定期的に報告されていましたが、前月比4倍に増加しています。すべてログイン情報を詐取する手口です。毎月クレジットカードのフィッシングサイトは数多く報告されており、様々なブランドでフィッシングサイトが作成されているため注意が必要です。

TS CUBIC CARDのフィッシングサイト 
UC Cardのフィッシングサイト

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。

■フィッシングサイトブランドランキング

12月度はAmazonが1位となりました。2位の三井住友カードは4倍に増加しています。イオンカードなどが新しくランクインしています。前月ランクインしたPayPayも高止まりしている状況で注意が必要です。

■フィッシングサイトカテゴリ別構成比

12月度はクレジットカードのフィッシングサイトが増加したことに伴い、構成比が上昇しています。ここ数か月報告の多かった消費者金融は12月に入り3分の1まで減少しています。様々なカテゴリが規則性なく増減しているため、すべてのカテゴリで注意が必要です。

※5ポイント以上上昇したカテゴリは赤色の矢印になります。

※5ポイント以上減少したカテゴリは黄色の矢印になります。

■フィッシング詐欺被害防止のポイント

1.メールやSMSで案内されたURLが正規のURLか確認する

 メールやSMSメッセージ上のリンクはクリックせず、事前に登録しておいたブックマークやウェブ検索で正規サイトへアクセスする。

 または、怪しいサイトを診断する無料サービスを利用し事前にURLをチェックする

2.個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメール・SMSに注意する。

 クレジットカード会社などでは、個人情報やクレジットカード情報などについてメール・SMSでの問い合わせは行っていないため、情報入力させるページに誘導するメールには細心の注意を払いましょう。

3.ログインID・パスワードの使い回しを控える

 複数のサービスサイトで同じログインID・パスワードを使い回していると、フィッシング詐欺によってログインID・パスワードが詐取された場合、他のサービスサイトの不正利用被害に遭う可能性が高まります。

 被害を最小限に抑えるためにもログインID・パスワードの使い回しはせず、サービスごとに登録内容を変更し管理を行うようにしましょう。

4.セキュリティソフトやネット詐欺専用ソフトを導入する

 犯罪者の手口は日々巧妙化しており、今まで意識してきた対策が通用しなくなる可能性があります。

 日々進化するネット犯罪に対抗するにはセキュリティソフトを導入することも必要です。

 不審なサイトにアクセスした際に注意喚起を行ってくれます。

■詐欺サイトを無料で診断「詐欺サイトチェッカー」

 日々増加するインターネット詐欺、詐欺サイトかどうかをチェックできるサービス

 「詐欺サイトチェッカー」を提供開始しました。詐欺ウォールが独自で収集した詐欺サイトのブラッ

 クリストと各官公庁から通報のあった詐欺サイトのブラックリストを元に無料で気になるサイトをチ

 ェックします。

サイトURL:https://checker.sagiwall.jp/

詐欺ウォール利用者が検知したデータによる分析

■2024年12月 詐欺サイト検知率リポート

 詐欺ウォールとは日本人をターゲットにしたインターネット詐欺をブロックする、ネット詐欺専用セキュリティソフトです。従来の検知手法である「ブラックリスト検知」に加え、詐欺ウォール独自のネット詐欺検知エンジンである「ヒューリスティック検知」「AI検知」のトリプルブロックで、ウイルス対策ソフトでは検知困難な巧妙な手口の詐欺サイトを検知します。

 詐欺ウォールを開発・提供するBBSSでは、公的機関などとの連携によって収集した詐欺サイトURLを利用し、定期的に詐欺サイトの検知率調査を行っています。2024年12月の詐欺ウォールによる詐欺サイト検知率は98.2%と他社と比較し高い結果となりました。

<検知率調査概要>

https://www.sagiwall.jp/report/about_report.html

<調査期間>

2024年12月10日、11日、17日

 

<調査対象URL>

公的機関などから提供された詐欺サイトURL計274件

<調査結果>

■2024年12月 詐欺サイト検知数リポート

 2024年12月の詐欺ウォールによる詐欺サイト検知数は11,901,671件で、2024年11月と比較すると、502,502件減少する結果となりました※。

※以下記載のアプリバージョン以上の詐欺ウォールを利用しているお客様のアクセス数値を集計

Windows版:3.3.0 / macOS版:3.5.0 / Android版1.7.0 / iOS版3.2.0.4

■12月度詐欺ウォール利用者が遭遇している詐欺サイトの傾向

12月度に詐欺ウォール利用者が遭遇している詐欺サイトのTOP3が以下となります。実際に遭遇しているネット詐欺サイトと調査収集しているネット詐欺サイトでは違った傾向が見られます。

1位Apple

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。

12月度は前月比に引き続きAppleが1位となっています。利用者が多いサービスのため注意が必要です。

2位JICA

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。

2位はJICAがランクインしています。高額な還付金を送るといった内容で、手数料やApple Cardなどを詐取する手口です。

3.位 えきねっと

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。

3位はえきねっとがランクインしています。検知数が高止まりしており、注意が必要です。

※本記事に記載の「詐欺ウォール」の対象には、「詐欺ウォール」の名称で提供する製品の利用者のみでなく、他の名称で提供している製品の利用者も含まれます。

■「詐欺ウォール® / Internet SagiWall™」について

 日本人を標的とするネット詐欺サイトをブロックする、ネット詐欺専用セキュリティソフトです。ウェブブラウザでサイト閲覧中の不用意に悪意のあるサイトにアクセスした場合でも、コンテンツをリアルタイムで検査し自動的にブロックします。ウイルス対策ソフトでは検知が難しい巧妙な詐欺サイトであっても独自のAI検知技術で高い精度で検出するため、ウイルス対策と併用することでユーザーの安全を高めます。パソコンやスマートフォンの利用に慣れていない方でも、簡単に利用でき、サイバー犯罪被害を未然に防ぐことができます。

※詐欺ウォール®は、iOS、mac OS、Windows®、Android™版を提供しています。

<詐欺ウォール® / Internet SagiWall™製品サイトURL>

https://www.sagiwall.jp/

■BBSS株式会社について

 ソフトバンクグループにおいて、セキュリティ製品を主軸とするソフトウエアサービスを、ISPや携帯電話会社などの通信事業者を通じて提供しています。サービス提供のみならず、フィッシング対策協議会やその他の社外団体を通して情報セキュリティに関する啓発活動にも積極的に取り組んでいます。一般消費者のサイバー犯罪被害を減らし、よりよいインターネット利用環境を全てのユーザーに提供することで社会貢献を果たしてまいります。

<会社概要>

社名   :BBSS株式会社

所在地  :東京都港区海岸1丁目7番1号 WeWork東京ポートシティ竹芝 

社長   :代表取締役社長 兼 CEO 本多 晋弥

設立日  :2006年1月17日 

株主   :SB C&S株式会社 100%

事業内容 :ブロードバンドを利用したコンシューマー・SOHO用アプリケーションサービス、およびオリジナルアプリケーションサービスの企画・開発・販売・運営 

URL   :https://www.bbss.co.jp/

 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

BBSS株式会社

2フォロワー

RSS
URL
http://www.bbss.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区海岸一丁目7番1号 WeWork東京ポートシティ竹芝
電話番号
-
代表者名
本多 晋弥
上場
未上場
資本金
3億円
設立
2006年01月