【年収823万円】PHPエンジニア案件2025年最新|フリーランス副業調査
案件数ランキング2位はPHP
フリーランス・複業・副業の求人マッチングサービス『SOKUDAN(ソクダン)』を運営する、CAMELORS株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田根 靖之)がお知らせいたします。

2025年最新のフリーランス・副業の「PHPエンジニア案件の調査レポート」を発表します。
約5,500件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件(一部抜粋)から作成しました。
■調査サマリー
・PHPエンジニア案件の平均年収823万円
・週3日以下の案件が34%超
・フルリモート案件が62%超
■目次
・PHPエンジニア案件の平均年収
・PHPエンジニアの案件数、リモート可否、稼働日数
・PHPエンジニア案件の多い業界、職種
・PHPの特徴、できること、作れるもの、フレームワーク、将来性
■調査結果はこちら
【2025年】PHPエンジニア案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査
https://magazine.sokudan.work/post/GY2lVzlS
調査対象
SOKUDAN( https://sokudan.work/ )に掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。
・対象期間
2019年7月1月ー2024年12月31日
・対象案件数
5,524件 ※一部抜粋
※本データ引用の際のお願い
メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。
出典:SOKUDAN Magazine ( https://magazine.sokudan.work )
PHPエンジニア案件の平均年収
平均年収823万円(言語年収ランキング11位)

PHPエンジニアの市場価値は比較的高く、平均年収は823万円となっています。これはプログラミング言語の年収ランキングでは11位に位置しています。様々なウェブ開発プロジェクトで広く使用されているPHPは、依然として需要があり、経験豊富なエンジニアは安定した収入を得られる分野と言えるでしょう。
PHPの案件数
案件数(案件比率)14.5% (案件数ランキング2位)

PHPは案件数の多さで注目すべき存在であり、全体の14.5%を占めて案件数ランキング2位に位置しています。この高い案件比率は、PHPがWebサイト開発やシステム構築において依然として広く採用されていることを示しています。PHPエンジニアにとっては選択肢の幅が広く、様々な業界や企業規模での就業機会が豊富にあることを意味しています。長年使われている言語でありながら、市場での需要は安定して高い状態を維持しています。
PHPエンジニア案件の稼働日数

週4~5日: 64.6%
週2~3日: 34.2%
週1~2日: 1.2%
PHPエンジニア案件の稼働日数は、週4〜5日の従来型の勤務形態が64.6%と過半数を占めているものの、週2〜3日の案件も34.2%と3分の1以上存在しています。また、週1〜2日という短期間の稼働案件も1.2%あり、多様な働き方のニーズに対応していることがわかります。特に週2〜3日の案件が全体の3分の1以上を占めていることは、ワークライフバランスを重視する傾向や複数のプロジェクトを並行して行うエンジニアの増加を反映していると考えられます。PHPエンジニアは比較的柔軟な勤務形態を選択できる環境が整いつつあると言えるでしょう。
C#案件のリモート可否

フルリモート(在宅OK): 62.6%
リモート(一部)可: 27.6%
リモート不可: 9.9%
PHPエンジニア案件の稼働日数は、週4〜5日が64.6%と過半数を占めていますが、週2〜3日の案件も34.2%と比較的多く存在しています。さらに、週1〜2日という少ない稼働日数の案件も1.2%ではありますが存在しており、働き方の選択肢の幅が広がっていることがわかります。この分布から、PHPエンジニアはフルタイムに近い働き方から、副業やライフスタイルに合わせた柔軟な勤務形態まで、多様な働き方を選択できる環境にあると言えるでしょう。特に3分の1以上を占める週2〜3日の案件は、ワークライフバランスを重視するエンジニアにとって魅力的な選択肢となっています。
PHPエンジニア案件の多い業界
その他IT関連:50.79%
Web制作:11.02%
SaaS:5.12%
Webマーケティング:4.72%
その他人材サービス:4.33%
PHPエンジニア案件は、その他IT関連分野で圧倒的に多く、全体の50.79%を占めています。次いでWeb制作業界が11.02%と2位につけており、Webサイト開発におけるPHPの根強い需要を反映しています。近年成長著しいSaaS業界も5.12%を占め、Webマーケティング(4.72%)や人材サービス(4.33%)など多岐にわたる業界でもPHPスキルが求められています。PHP案件の半数以上がIT関連分野に集中している一方で、様々な業界への広がりも見られ、PHPエンジニアの活躍の場が多様化していることがわかります。
PHPエンジニア案件の職種
バックエンドエンジニア:67.72%
フロントエンドエンジニア:19.69%
プロジェクトマネージャー:6.30%
WEBディレクター:2.76%
iOS / Androidエンジニア:1.57%
PHPエンジニア案件の職種分布では、バックエンドエンジニアが67.72%と圧倒的多数を占めており、サーバーサイド開発が主流となっています。次いでフロントエンドエンジニアが19.69%を占め、PHPとフロントエンド技術を組み合わせたフルスタック的な役割も一定数存在することがわかります。プロジェクトマネージャー(6.30%)やWEBディレクター(2.76%)といった管理・ディレクション系の職種も見られ、経験を積んだPHPエンジニアのキャリアパスの多様性を示しています。意外にもiOS/Androidエンジニア(1.57%)としての案件も存在し、モバイルアプリとの連携開発にもPHPが活用されていることがうかがえます。
PHPの特徴
PHP(Hypertext Preprocessor)は、Web開発に特化したサーバーサイドスクリプト言語です。HTMLに直接埋め込むことができる柔軟な構文を持ち、動的なWebページ生成に適しています。オープンソースで無料で利用でき、Windows、Linux、macOSなど様々なプラットフォームで動作します。データベース連携が容易で、MySQL、PostgreSQL、SQLiteなど多くのデータベースシステムとシームレスに連携できるのが強みです。初心者にも比較的学びやすいC言語に似た構文を持ちながらも、オブジェクト指向プログラミングにも対応しています。コンパイル不要のインタープリタ型言語であるため、開発サイクルが速く、変更をすぐに確認できる利点があります。また、セッション管理やクッキー処理、フォーム処理など、Web開発に必要な機能が豊富に組み込まれていることも特徴的です。長い歴史を持つ言語であるため、豊富なドキュメントやコミュニティサポートが存在し、問題解決が容易です。
PHPでできること
PHPを使用することで、様々なWeb開発タスクを効率的に実行できます。動的なWebページコンテンツの生成はもちろん、フォームデータの処理や検証、データベースとの対話による情報の保存・取得・更新が可能です。ユーザー認証システムやセッション管理を構築し、パーソナライズされたユーザー体験を提供できます。WebサービスやサードパーティのAPIと連携して、外部サービスとのデータのやり取りも簡単に実装できます。ファイルのアップロード・ダウンロード機能の実装、イメージ処理や変換、PDFやExcelなどの各種ドキュメント生成も可能です。RESTful APIを構築してモバイルアプリケーションなどのクライアントと連携したり、Webサービスを提供したりすることもできます。また、定期的なタスク実行やメール送信機能、データ分析や集計処理など、バックエンド処理全般をカバーする汎用性の高い言語として活用されています。
PHPで作れるもの
PHPを用いて、多岐にわたるWebアプリケーションを開発することができます。代表的なものとしては、企業のコーポレートサイトやポータルサイトなどの動的Webサイトがあります。また、WordPressやDrupalなどのコンテンツ管理システム(CMS)を活用したブログやニュースサイト、情報発信プラットフォームの構築も可能です。ECサイトやオンラインショップといったeコマースプラットフォームも、MagentoやWooCommerceなどのPHPベースのシステムを用いて開発できます。さらに、ユーザー登録・認証機能を持つメンバーシップサイトやコミュニティサイト、フォーラムやQ&Aサイトなどのソーシャルプラットフォームも構築可能です。業務効率化のための社内システムや顧客管理システム(CRM)、予約・管理システム、学習管理システム(LMS)など、様々な業務用WebアプリケーションもPHPで開発されています。APIサービスやマイクロサービスの開発にも活用され、他システムとの連携基盤としても重要な役割を果たしています。
PHPを使った有名な製品
【コンテンツ管理システム】WordPress(ワードプレス)は最も有名なPHPアプリケーションで、世界中のWebサイトの約40%を支えています。ブログからコーポレートサイト、ECサイトまで幅広く利用されています。DrupalやJoomla!も有力なCMSとして、多くの企業や組織で採用されています。これらのシステムはPHPの柔軟性を活かした拡張性の高さが特徴です。
【Eコマースプラットフォーム】 Magento(現Adobe Commerce)は、大規模なオンラインショップに対応できる強力なECプラットフォームです。WooCommerceはWordPressのプラグインとして動作するECシステムで、中小規模のオンラインショップに広く利用されています。PrestaShopも欧州を中心に人気のあるPHPベースのECシステムです。
【ソーシャルメディア・コミュニケーション】 Facebookは創設当初PHPで開発され、現在はHack(PHPの派生言語)に移行していますが、PHPの拡張性を示す好例です。WikipediaはMediaWikiというPHPで書かれたソフトウェアで動作しています。また、人気のフォーラムソフトウェアphpBBも名前の通りPHPで開発されています。
PHPのフレームワーク
【主要フレームワーク】 Laravel(ララベル)は現在最もポピュラーなPHPフレームワークで、エレガントな構文と包括的な機能セットが特徴です。MVCアーキテクチャ、Blade templating engine、Eloquent ORMなどの機能により、効率的な開発が可能です。Symfony(シンフォニー)は企業レベルのアプリケーション開発に適した堅牢なフレームワークで、再利用可能なコンポーネントを提供し、多くの大規模プロジェクトの基盤として採用されています。
【特化型フレームワーク】 CodeIgniter(コードイグナイター)は軽量かつ高速なフレームワークで、最小限の設定で動作し、学習曲線が緩やかなのが特徴です。CakePHP(ケーキPHP)はRuby on Railsに影響を受けた「設定より規約」の哲学を持つフレームワークで、迅速な開発を可能にします。Yii(イー)は高性能なコンポーネントベースのフレームワークで、大規模アプリケーション開発に適しています。
【マイクロフレームワーク】 Slim(スリム)やLumen(ルーメン、Laravelのマイクロフレームワーク版)は、APIやマイクロサービス開発に特化した軽量フレームワークとして人気があります。これらは必要最小限の機能のみを提供し、高速かつ効率的なAPI開発を実現します。FuelPHP(フューエルPHP)やPhalcon(ファルコン)なども、特定のユースケースや性能要求に応じて選択されるフレームワークです。
PHP言語スキルの市場価値
PHPスキルは現在の日本のIT市場において高い価値を持っています。案件数ランキング2位、全体の14.5%を占めるという数字が示すように、PHPエンジニアの需要は非常に高く安定しています。バックエンドエンジニア(67.72%)としての需要が最も高く、次いでフロントエンドエンジニア(19.69%)としての役割も求められており、フルスタックエンジニアとしてのキャリアパスも開かれています。業界別では、IT関連が半数以上(50.79%)を占めていますが、Web制作(11.02%)、SaaS(5.12%)、Webマーケティング(4.72%)など多岐にわたる分野で需要があります。
特にWordPressカスタマイズやプラグイン開発のスキルは、多くの企業や制作会社で重宝されています。LaravelやSymfonyなどのモダンなフレームワークの経験を持つエンジニアは、より複雑なWebアプリケーション開発プロジェクトで高い評価を得ています。また、ECサイト開発やCMS構築といった実務経験は、市場価値をさらに高める要因となっています。PHPエンジニアとしての専門性を高めつつ、JavaScript、HTML/CSS、データベース設計など関連技術にも精通することで、市場での競争力を維持・向上させることができます。
PHPの将来性
【年収と成長性】 PHPエンジニアの平均年収は823万円(プログラミング言語年収ランキング11位)と比較的高い水準であり、経験や専門性によってはさらに高い年収も期待できます。PHP 8シリーズの登場によるパフォーマンスの大幅向上やJITコンパイラの導入など、言語自体の進化も継続しており、競争力を維持しています。特に顕著なのは、WordPressが引き続きCMSとして世界的なシェアを拡大していることで、これに伴いPHPエンジニアの需要も安定的に推移すると予測されます。
また、LaravelなどのモダンなフレームワークがPHPのエコシステムを豊かにし、従来のPHPのイメージを刷新しています。クラウドサービスとの統合やマイクロサービスアーキテクチャ、APIサービス開発といった現代的な開発手法にもPHPは適応し続けており、その応用範囲は広がっています。
PHP自体がレガシーな技術と見なされる傾向がある一方で、PHP 8以降の進化や、Laravel、Symfony、Livewireなどの最新技術の採用により、PHPエコシステムは引き続き活性化しています。スキルアップを継続し、最新のPHP技術やフレームワーク、セキュリティ対策などに精通したエンジニアは、今後も高い年収(900万円以上)と豊富な案件を見込むことができるでしょう。PHP言語は25年以上の歴史を持ちながらも、進化を続ける言語として今後も一定のシェアを維持していくと考えられます。
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