トルビズオン、佐賀県多久市で強雨時の災害時搬送訓練を実施
佐賀県内にて40mm/日の降雨量を記録する中、DJI FlyCart30での物資搬送を成功
背景
この度トルビズオンは災害時の迅速な物資搬送を目的に、強雨時におけるフライトデモを実施しました。福岡県の防災訓練や佐賀県の水防訓練に参加した際、多くの参加者から大雨の状況下でのドローン搬送についての質問が寄せられたため、実際の災害現場を想定し、悪天候下での運用テストを行うことを決定しました。
災害時搬送訓練の内容
訓練のフライトデモではDJI FlyCart30を使用して大雨の中での飛行を実施し、多久市職員や物流企業、農業関係者が見学に立ち会いました。このデモにより大雨の中でも、安定した飛行が可能であることが確認されました。また、参加者との意見交換を通じて、現場での具体的な運用方法や改善点について多くの知見を得ることができました。
また、今回の実験を通じて得られたノウハウを基に、雨天時の搬送用ドローンの運用マニュアル(天候情報に応じた柔軟な対応、雨天の機材搬送や装備、機材保護と安全対策)を整備していきます。これにより、今後は悪天候時でも安全かつ効率的に災害搬送が行える体制を整えていきます。
RUSEA(一般社団法人 地域再生・防災ドローン利活用推進協会)との連携
今回の訓練をきっかけに、当社はRUSEAとの連携をさらに強化していきます。当社も参画するRUSEAは、DPCA(無人航空機国家ライセンスセンター/国内最大の講習団体)により運営され、国内トップの無人航空機の操縦士育成ノウハウ、災害協定の締結数および災害時の対応実績を有しています。今回の協業をきっかけに、トルビズオンとDPCA、RUSEAは災害時のドローン搬送の社会実装を目指し、共同で取り組むことを発表します。また、DPCAはトルビズオンと同様に、ドローンの訓練用空路を整備している多久市への進出協定も締結しており、今後も多久市での活動を推進していく予定です。
トルビズオン 代表増本のコメント
今回の実験で得られたノウハウを基に、今後は悪天候時でも災害現場で役立つチームを形成し、更なるノウハウの蓄積を目指していきます。また、雨天時の搬送ドローンの運用マニュアルを整備することで、より効率的かつ安全に対応できる体制を整えていく予定です。当社と同じく多久市との協定に基づきオフィスを立地したDPCAや九州のRUSEAの仲間たちとの連携により、災害時のドローン活用の社会実装を加速し、地域社会の安全と防災力向上に貢献していきます。
RUSEA代表 上原様のコメント
トルビズオンとの協力により、災害時のドローン運用における実践的な知識と技術を共有し合うことで、我々の災害対応能力が一層強化されることを確信しています。DPCAおよびRUSEAのノウハウとトルビズオンの技術やビジネスモデルを組み合わせることで、地域社会の防災力を飛躍的に向上させることができると考えています。
トルビズオンの事業紹介
トルビズオンはDJI FlyCart30など、産業用ドローンの販売を行うとともに、国家ライセンスなどのドローンスクールにも対応。また、ドローン空路整備サービスである「S:ROAD」を開発・運用しています。
「S:ROAD」は、定期航路となるドローンの飛行空域を可視化し、ドローン産業の社会実装を推進します。ドローンを利用する事業者はS:ROADを利用し、地域の代理店であるスカイディベロッパーが開拓したリスクアセスメントや地域の合意の取れた空路を利用することができます。S:ROADには、空に「住所」を作り、空域に関する情報データベースと紐づける特許技術「スカイドメイン®︎」が用いられています。
FlyCart30の情報
https://www.truebizon.com/dji-flycart30?utm_source=pr&utm_medium=lp&utm_campaign=0405
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像