日本初!神戸医療産業都市における取り組み スタートアップの協業による画期的な遺伝子治療薬の開発
神戸市では、ポートアイランドにおいて先端医療技術の研究開発拠点を整備し、産官学医連携により、21世紀の成長産業である医療関連企業の集積を図る「神戸医療産業都市」を推進しています。この度、ライフサイエンス系スタートアップ2社が連携して遺伝子治療薬の開発を開始したことをご報告します。
神戸医療産業都市では、研究開発から事業化までさまざまなビジネスサポートにより、医療関連企業の集積を進めるとともに、産官学による新たなイノベーション(技術革新)の創出を目指しており、スタートアップの集積や育成にも積極的に取り組んでいます。
この度、神戸医療産業都市の進出スタートアップである株式会社VC Gene Therapyと株式会社シンプロジェンは厚生労働省が難病指定した眼疾患「網膜色素変性」の遺伝子治療薬の開発案件において、協業を開始しました。
株式会社VC Gene Therapyは「網膜色素変性」の遺伝子治療薬の開発・実用化を目指しており、遺伝子治療薬の世界市場規模が今後急拡大することが見込まれるなか、開発に必要な治験薬の供給不足の問題や、コストの高騰等が課題となっており、株式会社シンプロジェンの「遺伝子治療バイオファウンドリ™・サービス」を活用することで、治療薬の安定した供給に向けて協業を開始します。
両社は神戸医療産業都市内に近接して拠点を構えており、単一のスタートアップ・エコシステム内においてスタートアップが連携しながら遺伝子治療薬の開発を行うことは日本初の事例であり、神戸市のイノベーション創出の成功事例と言えます。今後両社は協力し、重篤な疾患に苦しむ患者さんに明るい希望を与えるような画期的な遺伝子治療薬の早期実用化を目指します。
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