自分たちの坂井市を誇りに!世界市場で勝負を

ミャクひろしこと溝畑宏・大阪観光局理事長が福井県坂井市で講演

坂井市役所

大阪・関西万博の公式キャラクターミャクミャクのかぶり物姿で、「坂井市のポテンシャルと観光戦略の提言」をテーマに、市内の観光関係者らにエールを送った溝畑大阪観光局理事長=6月6日、坂井市役所

「観光素材の磨きかけも大切だ」などと説く

 福井県坂井市は6月6日、大阪観光局の溝畑宏理事長を講師に招いて、「坂井市のポテンシャルと観光戦略の提言」と題した講演会を同市役所で開いた。溝畑理事長は、開催中の2025大阪・関西万博の公式キャラクターミャクミャクのかぶり物を被り、万博PRを兼ねて講演。坂井市に東尋坊や丸岡城、海鮮やソバなどの食材など、対外アピールできる魅力的な観光素材があるとしながら、「官も民も、住んでいる人すべてが坂井市に誇りを持つこと」、また「世界のマーケットを視野に、観光素材の魅力に磨きをかけブランディング強化を図る」と提言。北陸新幹線の福井開業を受けて「これからが観光にとって勝負になる」と集まった市内の観光関係者ら約80人にエールを送った。

 溝畑氏は京都府生まれ、総務省官僚を経て2010年に国土交通省観光庁長官に就任。内閣府参与、大阪府特別顧問などを経て2015年から大阪観光局理事長を務めている。講演会は、同市の池田禎孝市長と個人的なつながりもあることから、北陸新幹線福井開業後、坂井市としてさらに観光施策に弾みをつけようと要請。2025大阪・関西万博のPRのため、「ミャクミャク」のかぶり物をかぶった「ミャクひろし」姿はSNS上でも大きな話題となっており、講演会当日も“ミャクひろし”姿で登壇し、冒頭から会場の笑いを誘った。

 また坂井市については、大阪から1時間半で行ける距離的な近さから、「関西に来ている外国人観光客を東尋坊や丸岡城などに分散誘客させたりできる」、「健康長寿につながるソバなどの食材も魅力的」、「留学生の受け入れも効果的。留学生は日本が第二の古里になり、将来のインバウンドにつながる」など具体的な観光施策の方向性なども提案していた。

 さらに特に丸岡城については「ヨーロッパでは、古い城などはホテルや音楽イベントなどビジネスに結び付けている。やはり日本でも歴史的建築物はインバウンドに受ける。日本の場合、重要文化財などに対し規制で難しさもあるが、その歴史文化的価値を守りながら、観光にどう活かしていくか。現存12天守のひとつである丸岡城で、どういった商品が創れるのか、施策の位置づけを考えた方がよい」などと話し、行政だけでなく、民間の観光関係者や市民との連携を指摘。自身が欧州に住んだ経験から「ヨーロッパの都市は、地元の魅力に磨きをかけるブランディングを何百年も積み重ねてきた。日本も世界市場をにらんで、若い世代が地元に、夢と誇りを持てる仕組みをつくらないといけない」と話し、観光は観光関係者任せにせず、民も官も多くの市民も巻き込み、シビックプライドの醸成を図りながら取り組むべきとした。

 溝畑理事長は、翌7日も坂井市内で東尋坊や丸岡城を、ミャクひろし姿で視察、現場で出会った観光客らに「どこから来たの?」、「大阪・関西万博にもぜひ来てね」など精力的に声をかけていた。

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会社概要

坂井市役所

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
福井県坂井市坂井町下新庄1-1
電話番号
0776-66-1500
代表者名
池田禎孝
上場
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資本金
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設立
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