ローデ・シュワルツは、自動車業界向けソリューション強化の一環としてAIP Automotive社とのパートナーシップ強化を発表

グローバルに展開する技術指向のグループとして、90年以上にわたって最先端技術の開発をサポートし、技術の限界を押し広げてきたRohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の日本法人、ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社（東京都品川区、代表取締役社長：ロバート・フローラー）は、日本の自動車業界にイノベーションの優位性をもたらすため自動車パートナーとの連携強化の一環として、AIP Automotive Japan株式会社（東京都中央区：代表取締役社長：竹村　宣紀）とのパートナーシップ強化について発表します。

写真左からAIP Automotive社 サイモン・ゼトラー氏、竹村宣紀氏、ローデ・シュワルツ 菅原則和氏、ユルゲン・マイヤー氏

動的運転条件下におけるEMC測定

AIP Automotive社が提供する動的運転条件下におけるEMC測定は、自動車業界において困難な評価の1つです。車両においても、とりわけEVからの電磁放射は、動作状態によって大きく変化します。そのため、EVのEMC性能を真に理解するには、動的な運転条件下で試験することが不可欠となります。ローデ・シュワルツのEMIテスト・レシーバとAIP Automotive製EMCシャーシダイナモメータと組み合わせた試験システムにより、自動車メーカーやTier 1サプライヤーは、現実的な動作条件下で設計のEMC性能を評価できます。

さらに、今年の12月3日にオープンしたローデ・シュワルツの新しい大崎オフィスにはEMC機器の校正専用のスペースがあり、AIP Automotive社の新オフィスにも近接しているため、AIP Automotive社のサービスとサポートのターンアラウンドタイムが、今回のパートナーシップ強化により大幅に短縮されます。

ローデ・シュワルツ・ジャパンのT&M事業本部営業部長である菅原則和は、次のように述べています。「AIP Automotive社の新オフィスの近くにローデ・シュワルツ大崎オフィスを開設したことは、AIP Automotiveとのパートナーシップ強化に向けた重要な一歩です。AIP Automotiveのダイナモメータに関する専門知識とローデ・シュワルツのEMCおよびレーダー試験装置を組み合わせることで、日本の自動車産業のイノベーションを支える最先端の試験ソリューションを提供することができます」。

AIP Automotive社の営業部長であるサイモン・ゼトラー氏は、次のように述べています。「AIP Automotive社の新オフィスに近接する大崎にローデ・シュワルツ・ジャパンの新オフィスが開設されたことにより、欧州におけるローデ・シュワルツとの良好な協力関係が、日本国内においても更に強化されました。最先端のEMC試験技術と統合試験システムによって、国内のお客様へのサポートを強化できることを期待しています」。

 

ローデ・シュワルツについて

ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2024/2025会計年度（昨年7月から本年6月まで）には31.6億ユーロの純収益を上げました。また、2025年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約15,000名の従業員が全世界で活躍しています。

 

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AIPは、APLグループの製品ラインを補完し、自動車、トラック、オートバイ、ATV、トラクター、フォークリフト、特殊車両などの研究開発、型式承認、品質保証の分野で、ほぼすべての主要自動車メーカーおよびそのサプライヤーの国内外の開発・製造センター向けにカスタマイズされた試験装置を開発・製造しています。

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