住友生命とユカイ工学、業務提携。「夫婦の明るい子育て応援サービス」取組み始動

住友生命とユカイ工学、モシーモ、三菱総研の4社で実証実験。CVCファンド出資決定で連携強化

ユカイ工学株式会社

「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、数多くのコミュニケーションロボットやIoTプロダクトを企画・開発するユカイ工学株式会社(本社:東京都新宿区、代表:青木 俊介)は、住友生命保険相互会社(取締役 代表執行役社長 高田 幸徳、以下「住友生命」)、株式会社モシーモ(代表取締役 竹村 由賀子、以下「モシーモ」)、株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長 籔田 健二、以下「三菱総研」)と、家事育児で大変な毎日を明るく活き活きとしたものにするために、妊娠期から産後3か月までの世帯を中心とした子育て応援サービス(以下、「本サービス」)の実装に向けた取組みを始動します。

また、今般、協業先の住友生命との連携を強化すべく、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)ファンド「SUMISEI INNOVATION FUND※1」(以下「本ファンド」)からの出資が決定しました。

※1 SUMISEI INNOVATION FUNDの詳細は住友生命ホームページをご参照ください。
https://www.sumitomolife.co.jp/about/cvc/
※共同リリースのため、重複して配信される場合がございます。あらかじめご了承ください。

  • 1. 業務提携の背景・狙い
ユカイ工学は、核家族、高齢化が進行する世界において、コミュニケーションロボットが家族の一員になることで、共働き世帯における育児負担や親の健康への不安を軽減し、日々の生活を豊かにするウェルビーイングな社会の実現を目指しています。そのため、次世代コミュニケーションロボット「BOCCO emo」(ボッコ・エモ)を2021年3月に発売し、さらに周辺サービスやデバイスとの連携を強化するためのプラットフォーム構築を目指し、BOCCO emo APIs※2を同年10月にリリースしました。

住友生命は、豊かで明るい健康長寿社会の実現に加え、「一人ひとりのよりよく生きる=ウェルビーイング(Well-being※3)」に貢献し、「なくてはならない」生命保険会社を目指しています。その実現のために、Vitality健康プログラムを中心とするWaaS(Well-being as a service※4)エコシステムを構築し、様々なWell-beingサービスでお客さまとつながり、そこから得られる多様なデータを活かして、一人ひとりのお客さまにより適したサービス、最適な保障をお届けしていきたいと考えています。

今回、住友生命が取り組むWaaS構想に共感し、同社が提供する「WaaSエコシステム」と弊社が提供する「BOCCO emo」を活用したサービスとの間にシナジーが期待できることや、両サービスを通じて実現したいビジョンに親和性があることから、双方の中期的な企業価値向上に繋がると考え、業務提携に至りました。弊社は、本サービス以外の住友生命が提供する様々なWell-beingサービスにおいても、更なる事業共創に向け協業していきます。

今回の増資に伴い調達した資金は、弊社のビジョンの実現に向けたロボティクスに関する研究開発や人材の採用・育成に充当し、将来的には上場を目指してまいります。

※2 BOCCO emo APIsの詳細は下記URLをご参照ください。
https://biz.ux-xu.com/

※3 Well-being とは、「健康」に対する新たな価値観であり、「身体的・精神的・社会的・経済的に幸せと感じる状態」、ひいては「そうあるための行動、選択、ライフスタイルを積極的に追求すること」です。

※4 WaaS(Well-being as a service)とは、Well-being に資するサービスエコシステムのことです。
 
  • 取り組みについての両社のコメント

住友生命 
上席執行役員兼新規ビジネス企画部長
藤本宏樹 


初めてユカイ工学代表の青木さんにお会いした時、ユニークな社名に驚き、しっぽだけのロボット(Qoobo)を見てさらに驚きました。そんな私たちも、いつしかユカイ工学の世界観とロボット達に魅了され、「コミュニケーションロボットこそ次のユーザーインターフェースの主流になる」というビジョンに共鳴しています。ロボット×生命保険というユカイな組み合わせで、人々を幸せに、世の中を豊かにするWell-Beingなサービスを創っていきます。

ユカイ工学
代表
青木俊介


ユカイ工学では、「ロボティクスで、世界をユカイに。」というビジョンを一貫して掲げて製品づくりを手掛けてまいりました。われわれの目指す「ユカイ」とは、人がより良く生きること、そしてより自分らしい人生を実現すること。すなわちウェルビーイングの実現に他ならないと考えています。
「WaaS」を掲げる住友生命様の情熱的なチームとの出会いから、ロボットの活躍の幅を広げる協業の実現に向けた取り組みの発表までこぎつけられたことを大変嬉しく思っています!
ロボット型のUI(ユーザーインターフェース)の持つ特徴は、人の心を動かし、人に行動変容を促すことができるという点にあり、今後ロボットは、生活の習慣づけをサポートし、ウェルビーイングの実現に欠かせない役割を担うことになるでしょう。それを世界でいち早く実現させる取り組みとする決意です。
 
  • 2. 本サービス検討の背景
乳幼児を育てる夫婦は、心と身体に多くの負荷を抱えています。産前産後の母親のうち、10人に1人はうつ病の可能性がある※2と言われており、その母親の多くが、自身が危険な状態にあることを認識できていない※3という結果も明らかになっています。
また、コロナ禍の影響により、産後うつの可能性がある母親は増加※3しています。父親の産後うつにも近年注目が集まって※4おり、大きな社会課題になっています。
住友生命では、こうした社会課題を解決するため、日々の家事・育児の負荷や不安、ストレス等を解消する子育て応援サービスの実装を検討してきました。

※2 公益社団法人 日本産婦人科医会のホームページより。
https://www.jaog.or.jp/qa/confinement/jyosei200311/

※3 NHK NEWS WEB母親の「産後うつ」 コロナ影響で倍増のおそれ 研究者調査より。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201014/amp/k10012662971000.html

※4 父親の産前・産後のうつの実態とその支援 医学会新聞(看護号):第3405号より。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2021/3405_02
 
  • 3. 本サービス実装に向けた取組みについて
住友生命は、三菱総研が運営する未来共創イニシアティブ(ICF※5)の共創会員として2019年から参画し、「産後うつを未然に防ぎ明るい子育て生活を応援する」というコンセプトのもと、三菱総研、ICFのスタートアップ企業会員であるユカイ工学、モシーモと共に検討を重ねてきました。
まずは、出産前後の子育て世帯に本サービスを体験いただき、効果等の検証を行うべく、実証実験の実施を予定(2022年8月頃)しています。

※5 未来共創イニシアティブ(ICF)の詳細は三菱総研ホームページをご参照ください。
https://icf.mri.co.jp/
 

<ユカイ工学が提供するサービス>
ユカイ工学が販売するコミュニケーションロボット「BOCCO emo」および搭載している音声UIを活用します。BOCCO emoの活用により、子育ての孤独感や不安感を軽減し、夫婦間のコミュニケーション向上が期待されます。

■ BOCCO emo概要
BOCCO emoは、感情表現豊かな家族をつなぐコミュニケーションロボットです。様々な情報を届け、家族の一員として振る舞います。音声メッセージの送受信やリマインド機能、天気情報の配信、ハンズフリー対話、人が近くにいるかのセンシングも可能です。専用のBOCCO emoアプリでは、家族内でのメッセージのやりとりや、センサーの反応を確認することができます。BOCCO emoから送った声はスマホに音声とテキストで届き、スマホから送った声や文字はBOCCO emoがしゃべってお知らせしてくれます。また、APIによるシステム連携で様々なサービスと連動し、生活者に寄り添った取り組みを実現します。簡単な操作で家庭内や外部サービスとコミュニケーションを取ることができます。

BOCCO emo 公式サイト
https://www.bocco.me/

<モシーモが提供するサービス>
モシーモが持つ子育て支援「tomoiku」AIチャットボットを活用し、保育士や助産師といった子育て専門家の育児ノウハウを本サービスへ組み込み、「共育環境」を構築し、子育て世帯の育児不安・孤育に寄り添い、サポートすることで、家族間コミュニケーションや、夫婦間コミュニケーションの向上を支援します。

<ユカイ工学、モシーモ、三菱総研との事業共創領域>

 
  • 4. 各社概要
a.住友生命
会社名:住友生命保険相互会社
事業内容:生命保険業
設立:1907年(明治40年)5月
代 表 者:取締役 代表執行役社長 高田 幸徳
本社所在地:〒540-8512 大阪府大阪市中央区城見1-4-35

b.モシーモ
会社名:株式会社モシーモ
事業内容:保育園運営、子育て支援プラットフォーム開発、幼児玩具製造、幼児向けデジタルコンテンツ開発
設立:2012年1月
代 表 者:代表取締役 竹村 由賀子
本社所在地:東京都中央区築地7-2-13 RINGOビル

c.三菱総合研究所
会社名:株式会社三菱総合研究所
事業内容:シンクタンク・コンサルティングサービス・ITサービス
設立:1970年5月
代 表 者:代表取締役社長 籔田健二、代表取締役副社長 水原秀元
本社所在地:東京都千代田区永田町二丁目10番3号
 
  • ユカイ工学株式会社について
ユカイ工学は、「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、様々な製品を開発・販売するロボティクスベンチャーです。自社製品の製造、販売ノウハウを元に、お客様のご要望に合わせて、ハードウェアの設計・製造、ソフトウェアやアプリ開発、センサーや部品の調達を迅速、柔軟に対応する体制を整えています。

主な製品
・家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」
・しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」
・「ユカイなぼうけんクラフトキット」などエデュケーションシリーズ「kurikit」
・音声対話開発キット「codama」
・フィジカル・コンピューティング・ツールキット「konashi 3.0」
・脳波で動く猫耳型コミュニケーションツール「necomimi」
・あなたに共感する、未来のファミリーロボット「BOCCO emo」
・小さくなった、心を癒やす、しっぽクッション「Petit Qoobo」
・赤ちゃんのような「甘噛みハムハム」、やみつき体感ロボット(2022年発売予定)

企業情報
ユカイ工学株式会社(Yukai Engineering Inc.)
代表取締役:青木俊介
設立日:2007年12月28日
本社:東京都新宿区富久町16-11 武蔵屋スカイビル101
WEB:https://www.ux-xu.com/

Facebook:https://facebook.com/YUKAIEngineering/
Instagram:https://www.instagram.com/yukaiengineering/
Twitter:https://twitter.com/yukaikk
note:https://note.com/ux_xu

 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

ユカイ工学株式会社

50フォロワー

RSS
URL
http://www.ux-xu.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都新宿区富久町16-11 武蔵屋スカイビル101号
電話番号
-
代表者名
青木俊介
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2007年12月