教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」、すららネットのAI教材「すらら」とのデータ連携を2022年11月より開始
生徒の「すらら」での学習履歴が自動で「Studyplus for School」に記録され、学習塾や学校の先生は「Studyplus for School」の管理画面から生徒一人ひとりの学習進捗を管理することが可能となり、タイムリーに適切な生徒指導を行うことができるようになります。
■データ連携の概要
スタディプラスとすららネットは、生徒の個別最適な学びの実現および、学習塾・学校等における先生の効果的な学習管理をサポートすることを目的として2021年1月に業務提携契約を締結し、データ連携の取り組みを進めてまいりました。
すららネットが提供する無学年式 AI×アダプティブラーニング教材「すらら」は、小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会5教科の学習を、一人一人の理解度に合わせて進めることができるICT教材です。一人一人の理解度に応じてレクチャーを視聴したり、最適な難易度のドリル問題を解いたり、つまずいている箇所に遡って復習をすることができ、学習塾や小学校・中学校・高校などで広く導入されています。
スタディプラスが提供する「Studyplus for School」は、生徒と先生を学習管理アプリ「Studyplus」でつなぎ、生徒の日々の学習ログを先生が見守り助ける、教育機関向け学習管理プラットフォームです。市販のデジタル教材との連携や自作の単語帳の登録など、あらゆる教材での学習記録を付けることができるため、生徒たちの学習状況の一元管理が可能です。デジタル教材と「Studyplus for School」のデータ連携を可能にするために、事業者向けのAPI「Studyplus for School SYNC(シンク)」を提供しています。
今回の「Studyplus for School SYNC」を通じたデータ連携によって、「すらら」の学習データが自動的に「Studyplus for School」に連携されます。
生徒は手間なく、スムーズに「Studyplus」上で「すらら」やその他さまざまな教材における自身の学習進捗を網羅的に振り返ることが可能となります。同時に先生は、これまで複数のツールや紙で管理していた生徒一人ひとりやクラスごとの学習量を「Studyplus for School」で一括管理することができ、生産性向上につながります。また、個別の学習状況に合わせたより最適な学習指導や進路指導に生かすことが可能となります。
スタディプラスでは、今後も当社ミッションである「学ぶ喜びをすべての人へ」の達成、個別最適化学習の実現に向けて、すららネット様と連携した取り組みを進めてまいります。
■業務提携に関する両社からのコメント
・株式会社すららネット 代表取締役社長 湯野川 孝彦
GIGAスクール構想によって、教育現場のDXが加速し、スタディログに基づく児童生徒への学習指導が今後ますます重要になってきます。「すらら」では従来から学習ログを活用した進捗管理やモニタリング機能はありました。この度の「Studyplus for School」との学習データの連携によって、他教材を含む一元的な管理・把握もできるようになり、塾や学校の先生方のより効果的な学習指導が実現でき、子どもたちの学力の向上につながるものと考えています。
・スタディプラス株式会社 取締役COO 宮坂 直
GIGAスクール構想で1人1台端末環境が整備され、「すらら」をはじめとしたデジタル教材が広く普及し学習ログのデジタル化が実現した今、いよいよ学習ログを活用した教育DXが可能になりました。そして、このようなタイミングで「すらら」と「Studyplus for School」の学習ログ連携を実現できたことは意義深いものだと思います。今回の連携によって、生徒1人ひとりが学習ログを通して主体的に学び、先生が見守り助けるような、学習者中心の教育環境を推進できればと考えています。
■AI×アダプティブラーニング教材「すらら」 概要
「すらら」は、小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会 5 教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人一人の理解度に合わせて進めることができるアダプティブなICT教材です。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、その子に合わせた内容で理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の定着を実現します。初めて学習する分野でも一人で学習を進めることができる特長を生かし、小・中・高校、高等教育機関、学習塾をはじめ、放課後等デイサービス等においても活用が広がっています。
■株式会社すららネット 概要
すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」を、国内では約2,500校の学校、塾等43万人を超える生徒に提供しています。全国の公立学校、有名私立中高、大手塾での活用が広がる一方で、発達障がいや学習障がい、不登校、経済的困窮世帯を含む生徒に学習の機会を提供するなど日本の教育課題の解決を図ることで成長を続け、代表的な EdTech スタートアップ企業として2017年に東証マザーズに上場しました。
■教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」 概要
スタディプラスが提供する「Studyplus for School」は、生徒と先生を学習記録アプリ「Studyplus」でつなぎ、生徒の日々の学習ログを先生が見守り助ける、教育機関向け学習管理プラットフォームです。紙の教科書や参考書からデジタルの映像教材や演習教材まで、あらゆる学習ログを一元化・可視化することで、先生の業務負荷を軽減しながら、生徒一人ひとりの学びの個別最適化をご支援します。文部科学省CBTシステム「MEXCBT」と接続する学習eポータル。現在、全国の学校や学習塾など約1,000校以上に導入されています。
https://for-school.studyplus.co.jp/
■「Studyplus for School SYNC」 概要
「Studyplus for School SYNC(シンク)」は、デジタル教材と「Studyplus for School」のデータ連携を可能にするため、事業者向けに提供されるAPIです。デジタル教材の利用・進捗状況といった学習データを「Studyplus for School」に集約することにより、先生の管理業務を軽減するとともに、紙・デジタルといった教材の種類にとらわれず生徒の学習データを容易に収集・分析することが可能になります。
昨今、学習塾をはじめとする教育現場では、人材不足を背景に、動画教材・AI教材といったデジタル教材が定着し始めており、複数のデジタル教材を利用する事例も出てきています。デジタル教材によって、学習の指導経験者が豊富でなくとも教室運営が可能になり、また、先生は生徒の学習モチベーション向上のためのコーチング、学習管理、コミュニケーションに時間をかけることが出来ます。
一方で、デジタル教材を複数利用することにより、生徒のデジタル教材の利用・進捗状況を把握する管理業務が煩雑になるという課題が出てきています。そういった課題を、「Studyplus for School SYNC」を通して解決していきます。
■スタディプラス株式会社 概要
- 所在地:東京都千代田区神田駿河台2丁目5−12 NMF駿河台ビル4階
- 代表取締役:廣瀬高志
- 事業内容:学習管理アプリ「Studyplus」、教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」、電子参考書プラットフォーム「Studyplusブック」の運営
- 設立:2010年5月20日
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