品川区、ヤングケアラーコーディネーターを中心に「しながわケアラーズ喫茶」開催へ

～ヤングケアラー・若者ケアラーのための居場所づくり～

　品川区は2月と3月、「大崎ブックカフェ」（品川区大崎2）で子ども家庭支援センターのヤングケアラーコーディネーターを中心に、ヤングケアラー・若者ケアラー当事者や元ヤングケアラーが集う場として「しながわケアラーズ喫茶」を開催します。

　ケアの悩みを話すことはもちろん、みんなでごはんやお菓子を食べたり、ジュースを飲んだり…その場にいるだけでも大丈夫です！

　ご参加、お待ちしています。

しながわケアラーズ喫茶
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/yangu/20231129142230.html

左から、一般社団法人ヤングケアラー協会の代表理事・宮崎成悟さん、森澤区長、同協会の看護師兼公認心理師・小林鮎奈さん。区は、同協会へヤングケアラー支援にかかる一部を業務委託し、宮崎さんと小林さんの2人をヤングケアラーコーディネーターとして子ども家庭支援センターに配置しています。宮崎さんと小林さんは自身がヤングケアラーだった経験を持つコーディネーターです。

• ヤングケアラーについて

　ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことです。令和2年度・3年度の厚生労働省の調査の結果、学校の1クラスに1～2人いるという結果となっています。

　ヤングケアラーであること自体は、悪いことでも恥ずかしいことでもありません。

　ヤングケアラーの中には、責任や負担の重さにより、日常生活に影響がでてしまう子もいます。また、周りの人に配慮されることで逆に傷ついてしまうこともあります。本人も、自覚がなくなかなか支援につながりにくいという課題があります。

• しながわケアラーズ喫茶について

　品川区では、令和5年4月から一般社団法人ヤングケアラー協会へ委託し、ヤングケアラーコーディネーターを子ども家庭支援センターに配置しているほか、7月には品川区ヤングケアラーサポートLINEも開設し、ヤングケアラーやその保護者からの相談を受け付けています。

　このたび、ヤングケアラー向け支援の一つとして、ヤングケアラーや若者ケアラーのための居場所・ヤングケアラー交流の場「しながわケアラーズ喫茶」を開催します。

　当日は、ケアの悩みを話すことはもちろん、みんなでごはんやお菓子を食べたり、ジュースを飲んだり…その場にいるだけでも大丈夫です！

　ヤングケアラーコーディネーターも参加します。参加するヤングケアラーコーディネーターは、ご自身が元ヤングケアラーのため、経験談を聞くこともできます。

　参加ご希望の方は、品川区ヤングケアラーサポートLINEでメッセージをお送りいただくか、品川区子ども家庭支援センターまでお問い合わせください。

　なお、イベントのオープニングとして今年1月、YouTubeライブを開催し、ヤングケアラーコーディネーターの紹介や、視聴者からの質問に答えました。YouTubeライブは、アーカイブでいつでも視聴可能ですので、ぜひ御覧ください。

しながわケアラーズ喫茶〜はじまりのLIVE〜「ヤングケアラー・若者ケアラーってなぁに？」【品川区主催】
https://www.youtube.com/watch?v=--0HpgaiaLQ

• 開催概要

日時：令和6年2月12日（月・祝日）　12時～14時
　　　令和6年3月20日（水・祝日）　12時～14時
場所：大崎ブックカフェ（品川区大崎2－7－11　小澤ビル1階）
内容：2月　みんなでのんびりゆっくり手作りカレーを食べよう！
　　　3月みんなで楽しくたこ焼きパーティーしよう！
　　（両日とも、クリームソーダ、お菓子、ジュースを用意しています）
参加対象：10代～30代くらいの子ども・若者ケアラーの方（わからない…そうかも。と思う方も大歓迎です）
参加費　：無料
参加方法：「品川区ヤングケアラーサポートLINE」に友だち登録後、アンケートにお答えしていただき、「2月12日参加」または「3月20日参加」とメッセージをお送りください。当日は、開催時間内に直接現地にお越しください。