ちいさな命を救う『母乳バンク寄付キャンペーン』を2024年も実施
商品の売上の一部を「日本母乳バンク協会」に寄付 ~対象商品を拡充し、アカチャンホンポ全店で4月26日(金)から開始~
ピジョン株式会社(本社:東京、社長:北澤 憲政)は、専門的なケアが必要な赤ちゃんとご家族向けの支援活動「ちいさな産声サポートプロジェクト」の一環として、一般社団法人 日本母乳バンク協会(代表理事:水野 克己)の活動に賛同し、ゴールドスポンサーとして2020年から同協会の支援を開始しました。当社本社1階に「日本橋 母乳バンク」の開設を全面的にサポートしたほか、商品の売上の一部を寄付する本キャンペーンを5年連続で実施しています。株式会社赤ちゃん本舗の協力を得て行う今年度では、対象商品をさらに拡充し、全国のアカチャンホンポとアカチャンホンポオンラインショップにて4月26日(金)より開始いたします。
■母乳バンクとは
母乳を必要とする早産・極低出生体重児(出生体重1,500g未満の赤ちゃん)が自分の母親から母乳を得られない場合、医療機関からの要請に応じ、寄付された母乳を低温殺菌処理した「ドナーミルク」を提供する施設が「母乳バンク」です。当施設では、国際的な運用基準に基づき、母乳の検査や低温殺菌処理を行い、安全に保管、保存することが求められます。また、ドナーミルクは赤ちゃんの医学的な必要性に応じて利用すべきという考えに基づき、無償で提供されています。国内では、2018年からドナーミルクを利用するNICU(新生児集中治療室)が増加しており、国内の需要に見合うだけの母乳バンクの整備と経済的サポートが必要とされています。
■母乳バンク寄付キャンペーン概要
日本では年間約6,000人※1の極低出生体重児が生まれ、約5,000人の赤ちゃんがドナーミルクを必要としています。当社は、ちいさく生まれた赤ちゃんの健やかな成長を願い、2020年から商品の売上の一部を日本母乳バンク協会に寄付するキャンペーンを開始しました。多くの方々に賛同いただき、本キャンペーンの寄付金額は2020年~2023年までの合計で10,396,700円となりました※2。本年度は対象商品にマタニティクリーム、サプリメントを追加し、4月26日(金)~6月30日(日)の期間中に、ご購入いただいた対象商品1個につき10円を当社から日本母乳バンク協会へ寄付いたします。集まった寄付金は、母乳の低温殺菌や検査など、赤ちゃんに安全なドナーミルクを提供するための費用に充てられます。
※1 令和4年(2022)人口動態調査
※2 2023年ピジョン公式X(旧Twitter)にて実施した、母乳バンク寄付X(旧:Twitter)リポストキャンペーンを含む
■アカチャンホンポ 母乳バンク寄付キャンペーン
本キャンペーンは、全国のアカチャンホンポとアカチャンホンポオンラインショップにて開催され、2024年4月26日(金)~6月30日(日)の期間中にご購入いただいた対象商品1個につき10円を当社から日本母乳バンク協会へ寄付いたします。
対象期間 |
2024年4月26日(金)~ 6月30日(日) ※期間中にアカチャンホンポで購入された対象商品の数量に準じて寄付を行います。 |
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実施店舗 |
全国のアカチャンホンポ および アカチャンホンポ オンラインショップ ※一部店舗でお取り扱いがない場合がございます。 |
実施内容 |
期間中にご購入いただいた上記対象商品1個につき10円を 当社から日本母乳バンク協会へ寄付いたします。 |
URL |
母乳バンク寄付キャンペーン: |
■ピジョン公式X(旧Twitter)母乳バンク寄付キャンペーン
ピジョン公式Xにて、1リポストにつき 10 円を当社から日本母乳バンク協会へ寄付するキャンペーンを実施いたします。
対象期間 |
2024年4月30日(火)~ 6月30日(日) |
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実施内容 |
ピジョン公式X (@pigeoninfo)が発信する、本キャンペーンに関するポストの期間中のリポスト数に応じ、当社から日本母乳バンク協会へ寄付いたします(1リポストにつき10 円)。 |
URL |
母乳バンク寄付キャンペーン:https://pigeon.info/breastpad/campaign/pad2008.html |
【参考資料】
■「ちいさな産声サポートプロジェクト」とは
ピジョンは、早産で生まれた赤ちゃん、低体重で生まれた赤ちゃん、病気の治療が必要な赤ちゃんなど、専門的なケアを必要とする赤ちゃん一人ひとりの健やかな成長を支え、ご家族がより安心し幸せを実感できるように「ちいさな産声サポートプロジェクト」を各国で行っています。
このプロジェクトの取り組みとして、2020年9月の「日本橋 母乳バンク」の開設サポートをはじめ、社会への母乳バンクの普及啓発活動などの継続した支援を実施しております。
●特設サイトURL:https://www.pigeon.co.jp/csr/tinycry/
■ピジョンの具体的な支援について
ピジョンは2020年から日本母乳バンク協会のゴールドスポンサーとして支援を開始、同年9月には、当時国内2拠点目となる母乳バンク「日本橋 母乳バンク」(運営:日本母乳バンク協会)を、当社の全面サポートによりピジョン本社1階に開設しました。また、当社の独自の強みである、ママ・パパ、プレママ・プレパパとの接点を活かし、国内シェア8割以上の商品パッケージに母乳バンクの情報を記載した他、母乳パッドの売上の一部を同協会に寄付するキャンペーンを実施。さらに、社会への母乳バンクの普及およびドナーミルク利用の抵抗感を低減するため、普及啓発動画の作成や、情報Bookの無償提供などを行っています。
●主力商品に「母乳バンク紹介リーフレット」を同封
●ドナーが使用する母乳フリーザーパックの無償提供
●ドナーミルクを使用した赤ちゃんとご家族の座談会の開催
●「ドナーミルクご利用家族向け情報Book」の制作
【NEW】
●医療従事者向けドナーミルクスタートガイド(動画)
ドナーミルクを導入する病院の医療従事者の方へ母乳バンク・ドナーミルクの情報をまとめた動画を制作
【参考資料2】
■母乳・ドナーミルクはなぜ必要なのか
母乳には、赤ちゃんにとって必要な栄養素がバランスよく、消化しやすい形で含まれており 「最適な栄養食」と言われます。特に、様々な感染症、病気にかかるリスクが高い早産児において、母乳には赤ちゃんの生死にかかわる壊死性腸炎(腸の一部が壊死する病気)に罹患するリスクを、人工乳のおよそ1/3 に低下させる効果があることがわかっており※3、「母乳は薬」とも言われています。また、早産児がかかりやすい未熟児網膜症や慢性肺疾患などの予防に役立つ物質が含まれているほか※4 ・5、長期的な神経発達予後を改善する効果についてのエビデンスも出てきています※6 ・7。しかし、全ての母親が、出産直後から充分な母乳が出るわけではなく、早産となった場合には、母親が必要量の母乳を与えられないこともあります。そのような際に、ドナーミルクを提供することで、上記のような疾患の罹患率と重症度を低下させ、長期的予後の改善を図ることができます。
※3 Quigley MA. Henderson G. Anthony MY. et al. Formula milk versus donor breast milk for feeding preterm or low birth weight infants. Cochrane Database Syst Rev. 2007; (4):CD002971.
※4 Patel AL et al. Influence of own mother's milk on bronchopulmonary dysplasia and costs. Arch Dis Child Fetal Neonat Ed. 2017;102(3):F256-F261.
※5 Zhou J et al. Human milk feeding as a protective factor for retinopathy of prematurity: a meta-analysis. Pediatrics. 2015;136(6):e1576-1586.
※6 Lewandowski AJ et al. Breast milk consumption in preterm neonates and cardiac shape in adulthood. Pediatrics. 2016;138(1):pii:e20160050.
※7 Vohr BR et al. Beneficial effects of breast milk in the neonatal intensive care unit on the developmental outcome of extremely low birth weight infants at 18 months of age. Pediatrics. 2006;118(1):e115-123.
■世界の母乳バンクの現状と日本における母乳バンクの課題
2002年にWHO(世界保健機構)より「母親の母乳が得られない場合は、ドナーミルクが第一選択である」と推奨されたことをきっかけに、今では世界50ヵ国以上で600ヵ所を超える母乳バンクが開設されています。日本では、2017 年に一般社団法人 日本母乳バンク協会が設立され、2019年当時日本に唯一の昭和大学江東豊洲病院内の母乳バンクでは、2018年9月から2019年8月までの1年間において80例に対応しました。しかし、日本においてドナーミルクが必要な赤ちゃんは年間5,000人と想定され、施設が圧倒的に不足しているのが現状です。一方で、2019年7月には、日本小児医療保健協議会栄養委員会から「自母乳が不足する場合や得られない場合、次の選択肢は認可された母乳バンクで低温殺菌されたドナーミルクである」との提言が出され、母乳バンクの普及が期待されています。
■母乳バンク協会概要
日本母乳バンク協会は、日本の新生児医療において「母乳」の活用を促進することを主な目的として2017年5月に設立された一般社団法人です。本協会は「母乳提供者の善意」を基盤に、以下を主な内容として活動をされています。
・提供者の健康チェック
・提供母乳の各種検査(血液検査によるスクリーニング検査を含む)
・提供母乳の安全な保管、保存、その方法の開発
・低出生体重児への母乳の提供
・低出生体重児の母親への母乳育児支援
・周産期医療における効果的な「母乳活用」の研究
日本母乳バンク協会URL: https://jhmba.or.jp/
ピジョン株式会社
ピジョンは、育児用品をはじめ、マタニティ用品・介護用品・保育サービスなどを手掛けるブランドです。
設立以来60年以上に渡る研究に基づき、製品やサービスを提供することによって、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にしたいと考えています。
ピジョンは、赤ちゃんが生まれながらに持つ素晴らしい力を育み、すべての赤ちゃんがありのままに輝ける世界の創造を目指していきます。
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