ミステリ界のレジェンド・辻真先の最新長編『命みじかし恋せよ乙女 少年明智小五郎』が11月20日に発売!
東京創元社創立70周年記念書下ろし作品
ミステリ界のレジェンド・辻真先さんの書き下ろし長編『命みじかし恋せよ乙女 少年明智小五郎』を刊行いたします。
大正八年、東京府荏原郡世田谷村。帝国新報の記者である可能勝郎(かのう・かつろう)は取材のため、地元の郷士、守泉(もりいずみ)家の「むの字屋敷」を訪れていた。芝居好きの先代が邸に芝居小屋を建て増しした、上空から見るとひらがなの「む」の形をしている変わった屋敷である。守泉家が主催する祭りが行われ、旅芝居の「なかむら座」が『番町皿屋敷』を上演することになっていた。しかし、屋敷では幕が開く前から奇妙な出来事が次々と巻き起こり……!?
東京創元社創立70周年を記念して書き下ろされた本格ミステリの集大成。ぜひご注目ください。
■書誌情報
命みじかし恋せよ乙女 少年明智小五郎
判型:四六判上製
ページ数:415ページ
ISBN:978-4-488-02915-9
Cコード:C0093
定価:2310円(税込)
装画:カナリ・カナイ
装幀:石松経章
内容紹介:
大正八年、帝国新報の記者・可能勝郎は、東京市郊外の世田谷村にやってきた。村一番の富豪である守泉家が、「なかむら座」を招いて『番町皿屋敷』を上演するのを取材するためだ。守泉邸は上空から見ると「む」のような形をしていて、通称「むの字屋敷」と呼ばれている。勝郎は「なかむら座」の俳優・静禰や、屋敷に滞在していた伊藤晴雨のモデル・カネなどにも話を聞きながら上演日を待つことに。しかし、深夜に勝郎が女性の死体を発見するものの現場を離れたわずかな間に消失、上演後の打ち上げの席では衆人環視下の殺人まで巻き起こる! 売り出し中の“探偵小僧”明智少年と共に推理を巡らす勝郎だったが……。
レジェンド辻真先が、本格ミステリの楽しみを随所に鏤めて贈る、最新長編。
著者あとがき=辻真先
■著者プロフィール
辻真先(つじ・まさき)
1932年愛知県生まれ。名古屋大学卒。NHK勤務後、『鉄腕アトム』『サザエさん』『サイボーグ009』『デビルマン』『Dr.スランプ アラレちゃん』など、アニメや特撮の脚本家として幅広く活躍。72年『仮題・中学殺人事件』でミステリ作家としてデビュー。82年『アリスの国の殺人』が第35回日本推理作家協会賞を、2009年に牧薩次名義で刊行した『完全恋愛』が第9回本格ミステリ大賞を受賞。19年に第23回日本ミステリー文学大賞を受賞。20年刊行の『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』は、年末ミステリランキング3冠を達成する。近年では、アンソロジーへの寄稿や同人活動も積極的に行なっている。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像