【いのち会議】~いのち宣言をつなぐ「103のアクション」~ 第79回「それぞれの地域で自然と調和した伝統的な暮らしを取り戻すことで、いのちのつながりと循環を甦生し、いのちを大切にする社会を継承しよう」
みなさまとともにすべてのいのちが輝く世界を実現したく、ぜひお声とご協力を!
いのち会議は2025年10月11日に大阪・関西万博会場内にて「いのち宣言」および「アクションプラン集」を発表いたしました。本リリースは いのちを「つなぐ」【宣言4-6】自然の中で生かされていることに気づき、自然とともに生きる道をひらいていこうへのアクションプランの1つをご紹介するものです。ご興味ございましたら、ぜひお問い合わせください。
それぞれの地域で自然と調和した伝統的な暮らしを取り戻すことによって、いのちのつながりと循環を甦生し、いのちを大切にする社会を継承しよう
私たちの身体は、いのちをいただくことでいのちを活かします。この世のすべての存在はいのちを移し替えることによって存在しているともいえます。あらゆるいのちを転換することによって、いのちは移動しているともいえます。これが循環の本質であり、いのちのあるがままの姿です。
現代は、この循環を止めてしまったため、いのちをあまり感じない生活が増えてきました。戦争や自然破壊、環境破壊、暮らしも破壊されてきています。
このような中、株式会社カグヤは、いのちを直視して、いのちを大切にする暮らしを提唱する「暮らしフルネス」の活動を進めています。
カグヤは、子どもたちが自分のいのちを存分に発揮出来る環境を用意するために以下のような取り組みを行ってきました。


①保育・教育支援:「いのちを育む環境づくり」
こどもたち一人ひとりが自分の“ いのち”を存分に発揮できるよう、保育園・幼稚園向けにソフトウェア「ミマモリング™」を提供。全国約525施設・16万5835人の園児の育ちを見守ってきました。これは、こどもの発達を「評価」するのではなく、「共に喜び、育ちを信じて見守る」文化を根づかせる仕組みです。また、「いのちの保育(こども主体)」を実践する園を支えるため、保育環境研究所ギビングツリー主催のセミナー・研修会をカグヤは事務局として 121回開催し、13,060人が参加。オンラインも含め全国704施設が学びに触れています。ICTと対話の両輪で、保育者の気づきと園文化の変容を促し、こどももおとなも共に育ち合う環境をつくり続けています。
②暮らしの場づくり:「懐かしい未来を生きる」
こどもたちが「早くおとなになりたい」と思えるような、いのちを大切にする暮らしを自ら体現することが、教育に携わるおとなの使命だと考えています。そこで、日本古来の自然と共生する暮らしを「暮らしフルネス」と名づけ、福岡県で古民家7軒を甦生。田んぼや畑を耕し、漬物や味噌などの発酵食品を仕込み、年中行事や昔遊びを仲間と共に行うなど、いのちの営みを体感する場を広げています。こうした場は、保育や教育現場とつながり、こどもたちが自然といのちの循環を感じられるような体験の場にもなっています。おとなが本気で“ 懐かしい未来 ” を生きることで、次の世代に豊かな価値観を手渡していきます。
③対話と人づくり:「一円対話でつながる心」
2009年から始まり、今では15年以上続いている「一円対話」は、社員に限らず、園の先生方や地域の方も自由に参加できる対話の場です。円になって1時間、お互いのいのちに耳を傾け、否定や批判をせず、共感と感謝の気持ちをもって語り合います。誰もが安心して「ありのままの自分」でいられるこの実践は、人と人との本質的なつながりを取り戻す“ 心の居場所”となり、多くの人にとってかけがえのない時間になっています。この対話の文化は、保育現場や企業風土にも波及し、信頼と尊重に満ちた関係性の土壌を育んでいます。対話こそが“ いのちを響かせ合い、世界を変える力” なのです。
2050年までのアクションプランとしては、引き続き子どものいのちの発達を見守り尊重する子ども主体の保育園や幼稚園を支援し、導入する箇所を東京を中心に全国へ広げます。また暮らしフルネスの場としての古民家甦生にも取り組みつつ、大切な文化や先人の智慧など未来や子孫のために必要な伝承や取り組みを続けます。
いのち会議は、カグヤなどさまざまな組織と連携し、それぞれの地域に伝わる自然と調和した暮らしを再生し、自然の循環やいのちが輝く暮らしをこどもたちに伝承する活動を進めます。
【参考情報】
・株式会社カグヤ
本記事に関する問い合わせ先
いのち会議 事務局、大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ(SSI)
特任助教(常勤) 宮﨑 貴芳(みやざき たかよし)、教授 伊藤 武志(いとう たけし)
TEL: 06-6105-6183
E-mail: ssi2@ml.office.osaka-u.ac.jp
※取材の申し込みにつきましてはお気軽にご連絡ください。
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