エムオーテックス、サプライチェーンリスク評価サービス「Panorays」の提供を開始

〜増大するサプライチェーン攻撃への対策として、サプライヤーのセキュリティ対策状況を可視化・一元管理〜

MOTEX

2023年6月27日 11時00分

エムオーテックス株式会社（本社：大阪市淀川区、代表取締役社長：宮崎吉朗、以下MOTEX）は、サプライチェーンリスク評価サービス「Panorays（パノレイズ）」を2023年6月26日より提供開始したことを発表します。
MOTEXのセキュリティ診断・ソリューション“LANSCOPE プロフェッショナルサービス”が提供するセキュリティ製品のラインナップに、サプライチェーンを構成する関連企業のセキュリティ対策状況を可視化・一元管理する同サービスを加えることで、お客様のビジネスにおけるサプライチェーンセキュリティの課題解決を支援してまいります。

■ 取り扱い開始の背景

サイバー攻撃の脅威が年々高まる中、MOTEXは、2022年に親会社である京セラコミュニケーションシステム株式会社のセキュリティ事業を統合し、IT資産管理・情報漏洩対策・ウイルス対策といったエンドポイント管理から、総合的なセキュリティ診断やコンサルティングまで、幅広いセキュリティプロダクト・サービスをご提供できる体制となりました。また、昨今はターゲットとする企業に直接サイバー攻撃を仕掛けるのではなく、関連企業や取引先・委託先企業の脆弱性を狙って攻撃し、その企業を踏み台として最終的にターゲット企業に不正侵入などを行うサプライチェーン攻撃が増大しています。

今回MOTEXは、イスラエルで設立され米国に本社を置くPanorays社が開発し、ＳＯＭＰＯリスクマネジメント株式会社が国内の総代理店としてローカライズを行い、展開しているサプライチェーンリスク評価サービス「Panorays」を、MOTEXのセキュリティ診断・ソリューション“LANSCOPE プロフェッショナルサービス”が提供するセキュリティ製品のラインナップの1つに加えて提供します。これにより、企業・組織が抱えるさまざまなサイバーセキュリティの課題のうち、サプライチェーンセキュリティの領域においてもお客様の課題解決を支援してまいります。

■「Panorays」について

「Panorays」はSaaS型のセキュリティリスク評価システムです。自社のサプライチェーンを構成する各サプライヤーの外部に公開されたIT資産情報を自動収集。システムや担当者などへの負荷が少ない形で、サプライチェーン全体のセキュリティ対策状況を効率的かつ継続的にモニタリングし、サプライチェーン全体の弱点を可視化・一元管理することで攻撃の潜在的リスクを把握できます。

Panorays社では、現在までに全世界で10万社以上のサイバーリスクを評価した実績があり、国内においても大手製造業や重要インフラ企業、金融機関などでの導入実績があります。また、The Forrester New Wave™によるサイバーセキュリティリスク評価プラットフォームに関する2021年第1四半期レポートにおいて、ストロングパフォーマーにも認定されています。

＜主な機能＞

・外部評価

登録したドメインから企業が外部公開しているIT資産を検出。外部から確認できる弱点（脆弱性）を洗い出します。稼働中のIT資産に影響を与えずに評価を行うため、脆弱性診断（セキュリティ診断）を受けるときのような事前調整が不要です。

・内部評価

取引先やグループ企業へ自社のセキュリティ対策状況をヒアリングするアンケート（オンライン調査票）を送付します。また、お客様企業独自のアンケートをPanoraysに取り込み、運用することも可能です。アンケートの配布から収集まで同一システムで管理可能なため、管理者の工数削減につながります。

▶ 詳細はこちら

https://www.lanscope.jp/professional-service/service/product/panorays/

■ MOTEXが提供する付加価値サービス・サポート

上記の機能に加え、MOTEXでは、“LANSCOPE プロフェッショナルサービス”を提供するセキュリティエンジニアやコンサルティングメンバー（情報処理安全確保支援士などの難関国家資格の有資格者）が各種サポートを行います。初期設定などの導入支援から、Panoraysで検出された指摘事項に対する技術的なサポート、導入後の運用を支えるアセット（IT資産）精査やチューニングといった豊富なサポートサービスを提供します。お客様のご要望に応じて、セキュリティ診断サービス（グループセキュリティレポーティングサービス／サイバーリスク健康診断）のご提案も可能です。

■ 提供方法

MOTEXでは、一般的なセキュリティ診断サービス（業務委託形式）に比べて診断開始までの手続きが容易で明瞭な価格をご提示でき、期末の予算消化や診断作業時期のコントロールが可能な物販（パッケージ製品）形式で本サービスを提供することで、診断依頼にかかる担当者様の負荷も軽減します。

＜パッケージ製品一覧（3種）＞

・サプライチェーンリスク評価パッケージ powered by Panorays 通常ライセンス

外部評価および内部評価の機能をすべてご利用いただくことができ、サプライヤーの総合的なサイバーリスクを把握できます。

・サプライチェーンリスク評価パッケージ powered by Panorays 内部評価ライセンス

内部評価の機能のみをご利用いただくことができ、内在するリスクを可視化します。

・サプライチェーンリスク評価パッケージ powered by Panorays 通常ライセンステクニカルサポート付

外部評価および内部評価の機能をすべてご利用いただける通常ライセンスに加え、検出した指摘事項に関するお問い合わせに対して、セキュリティプロフェッショナルが技術的な観点でご説明や対処のアドバイスを行うテクニカルサポートを実施します。

■エンドースメント

Panorays社 VP Global Channels ギラード・フリードマン氏は、「このたび、MOTEX社が取り扱い開始を発表できることを嬉しく思います。Panoraysによってサードパーティへの対応とやり取りのプロセス全体を合理化することで、サプライチェーンのリスクを可視化・管理することができるようになります。MOTEX社が持つ技術力と豊富なチャネル販売網に期待しており、重要な日本市場にＳＯＭＰＯリスクマネジメント社とMOTEX社の両社が協力して提案できることは心強いです」と述べています。

ＳＯＭＰＯリスクマネジメント株式会社サイバーセキュリティ事業本部事業本部長経堂恭氏は、「このたび、サプライチェーンリスク評価『Panorays』がMOTEX社 “LANSCOPEプロフェッショナルサービス”の製品ラインナップへ追加されたことを心より歓迎いたします。セキュリティ対策が手薄な企業を狙うサプライチェーン攻撃は、近年国内外において甚大な被害を与えています。サプライチェーンを構成する個々の企業・組織のリスクを可視化・一元管理することができる『Panorays』が、多くのお客さまにとって取引先・委託先等の管理負荷の軽減ならびにサプライチェーン全体のセキュリティレベルの向上に寄与することを大いに期待しています。」と述べています。

■ MOTEXについて

MOTEXは「Secure Productivity」をミッションに掲げ、プロダクト・サービスの提供を通じて、お客様が抱えるサイバーセキュリティの課題解決を支援します。安全と生産性の両方を実現し、お客様がエンドポイントやネットワーク、ITサービスを安心してご利用いただけるよう、これまで培ってきた技術と豊富な知見で、世界水準のプロダクト・サービスをご提供します。

▶ MOTEXコーポレートサイト https://www.motex.co.jp/

社名	エムオーテックス株式会社
所在地	〒532-0011 大阪市淀川区西中島5-12-12 エムオーテックス新大阪ビル
代表	代表取締役社長宮崎吉朗
事業内容	サイバーセキュリティに関するプロダクト開発・サービス事業
資本金	2,000万円
株主	京セラコミュニケーションシステム株式会社（資本比率：100％）
URL	https://www.motex.co.jp/