OKI、全国の特別支援学校7校8教室をつなぎ北海道から生中継「鮭の一生と増殖の取組み」合同遠隔社会見学をIoT技術でサポート
「遠隔授業ソリューション」で肢体不自由の児童生徒たちの社会見学を支援
OKIグループの特例子会社(注1)であるOKIワークウェル(社長:津田貴、本社:東京都港区)は、社会貢献活動として、11月9日に全国の特別支援学校7校8教室の合同遠隔社会見学にIoT技術による「遠隔授業ソリューション」を提供し、60名の肢体不自由のある児童生徒を対象とした授業の実施を支援しました。
OKIワークウェルの「遠隔授業ソリューション」は音声と映像に加えホワイトボード機能も備えており、離島や僻地の遠隔授業に適しています。当日、北海道八雲養護学校(校長:鎌田典子、所在地:北海道二海郡八雲町)の教員が、それぞれの教室で学習している子どもたちに向け、国立研究開発法人水産研究・教育機構の北海道区水産研究所八雲さけます事業所から授業を行いました。教員はネットワーク経由で施設内のふ化槽や養魚地の様子や、遊楽部川(ゆうらっぷがわ)の鮭の遡上の様子を生中継し、子どもたちは学校にいながらにして「鮭の一生と増殖の取組み」について学習することができました。
授業を終えた子どもたちは「まるで実際に北海道の川の鮭の遡上現場を訪れたような気分になった。他の学校の友達の声を聞くことができ新鮮な感じがした。また参加したい」と楽しそうに感想を話していました。教員からも「今回の取り組みによって、子どもたちの興味や世界が広がった。働いている人の声を聞くことで、子どもたちが自分の将来を考えるきっかけになってほしい」との所感が聞かれました。
OKIワークウェルでは、障がい者の在宅雇用の経験を学校教育に活かす取り組みとして、このほかに特別支援学校(肢体不自由)の児童生徒を対象とした出前授業と遠隔職場実習も実施しています。今後も、子どもたちの勤労観・職業観を育成するキャリア教育への支援活動を続けていきます。
合同社会見学参加校
全国7校8教室
北海道八雲養護学校、東京都立北特別支援学校および同校の東大こだま分教室、東京都立水元小合学園、東京都立光明学園、筑波大学附属桐が丘特別支援学校、香川県立高松養護学校、山口県立周南総合支援学校
「遠隔授業ソリューション」の特長と構成
1、特長
・教員と児童生徒が離れていても、臨場感のある授業が可能です。
・下記の構成要素毎に優れた個別のツールを統合し、一つのシステムとして運用します。
・各構成要素は1台のモバイルルーターの下で動作可能なので、インターネット設備がない場所でも授業の実施や受講ができます。
2、構成要素
(1)多地点音声通話機能
離れた場所を音声で結んで生きた授業ができます。
OKIワークウェルが開発した、在宅勤務に適する音声コミュニケーションシステム「ワークウェルコミュニケータ」を活用します。
(2)ホワイトボード機能
タブレット端末のアプリで、教材を共有したり、黒板さながらに手で文字を書き込みながら授業を進めることができます。
(3)映像配信機能
ネットワークカメラの映像配信により授業の雰囲気を生中継できます。
離れた場所の教員の顔を見ながら授業を受けられます。
3、構成図
用語解説
注1:特例子会社
「障害者の雇用の促進等に関する法律」に定める、障がい者の雇用に特別の配慮をした子会社。
リリース関連リンク
「OKIワークウェル」紹介サイト
http://www.okiworkwel.co.jp/
「OKIワークウェルの出前授業」紹介サイト
http://www.okiworkwel.co.jp/lectures/career.html
「OKIワークウェルの遠隔職場実習」紹介サイト
http://www.okiworkwel.co.jp/lectures/jobt.html
- 沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
- 株式会社沖ワークウェルは、通称をOKIワークウェルとします。
- 本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
OKI 広報部
電話:03-3501-3835
e-mail:press@oki.com
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
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電話:03-5445-6805
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