【活動レポート】「文系のセキュリティギルド」第9回交流会を開催。セキュリティ実務者が会社の枠を越えて課題を共有
ISMS・ISMAP・SOC 2・SCS評価制度をテーマに、セキュリティチェックシート対応、委託先監査、自動化、人材不足など実務課題を議論
SecureNavi株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:井崎 友博)は、2026年6月17日(水)、情報セキュリティ実務者向けコミュニティ「文系のセキュリティギルド」の活動の一環として、「第9回 セキュリティを語り尽くさNight」を開催しました。
今回のテーマは「認証・評価・保証を、現場目線で語るNight」です。ISMS、ISMAP、SOC 2、SCS評価制度など、企業のセキュリティ体制や信頼性を示すための制度が広がる中で、実務担当者が現場で直面する課題や、制度対応と日々の業務との接続について、参加者同士で対話しました。
本イベントでは、参加者が安心して実務上の課題を共有できるよう、イベント内での営業活動を行わず、登壇内容・会話内容の外部共有を制限する運営方針を設けています。制度対応の建前だけでなく、現場で実際に生じている悩みや工夫を率直に語れる場づくりを重視しています。

開催背景・概要
近年、企業間取引や委託先管理、クラウドサービスの利用拡大を背景に、セキュリティに関する認証・評価・保証への関心が高まっています。
一方で、現場では認証取得や評価制度への対応に加え、セキュリティチェックシートへの回答、委託先監査への対応、親会社・取引先からの要請、社内教育や運用定着など、実務上の課題が複雑化しています。
特に、認証・評価制度を取得しても、取引先からの確認事項が必ずしも減るわけではなく、各社ごとに異なるチェックシートへの回答や、制度間の違いを踏まえた説明が求められるケースもあります。
こうした背景を踏まえ、今回のイベントでは、制度そのものの解説にとどまらず、情報セキュリティ実務者が現場で感じている課題や、実務における活用可能性について議論する場を設けました。
開催概要
イベント名:第9回 セキュリティを語り尽くさNight
テーマ:認証・評価・保証を、現場目線で語るNight
開催日:2026年6月17日(水)
開催時間:18:30〜20:30
開催場所:SecureNavi株式会社 オフィス
対象:情報セキュリティ担当者
主催:SecureNavi株式会社
運営:文系のセキュリティギルド
当日のテーマ
当日は、SecureNaviメンバーより以下のテーマについて話題提供を行った後、参加者同士による対話セッションを実施しました。
・ISMS
・ISMAP
・SOC 2
・SCS評価制度
各テーマでは、制度の概要だけでなく、取得・対応後の運用、取引先への説明、セキュリティチェックシートとの関係、委託先管理や社内統制との接続など、現場実務に近い観点から話題提供を行いました。

議論された主な論点
参加者対話セッションでは、認証・評価・保証に関する現場課題として、以下のような論点について意見交換が行われました。
1.認証を取得しても、セキュリティチェックシート対応はなくならない
ISMS、ISMAP、SOC 2、SCS評価制度などの制度対応が広がる一方で、認証や評価を取得していても、取引先ごとのセキュリティチェックシート回答が大きく削減されないという課題が論点となりました。
また、業界や企業ごとに確認項目や表現が異なるため、回答負荷が高くなりやすい点や、業界ごとの標準的な確認項目・雛形整備への期待についても議論されました。
2. SCS評価制度は期待される一方、委託先監査との関係整理が課題に
SCS評価制度については、発注を受ける側としての信頼性向上や、親会社・取引先からの要請を見越した対応など、今後の活用可能性について意見交換が行われました。
一方で、費用対効果、既存の委託先監査との関係、どこまで監査・確認業務を代替できるのかといった実務上の論点も挙がりました。
特に、委託先監査では、アプリケーション、IT基盤、組織ガバナンスなど複数の観点を確認する必要があり、評価制度をどのように実務へ接続するかが重要なテーマとなりました。
3. 業界・商流によって求められる制度が異なり、優先順位の整理が必要
ISMS、ISMAP、SOC 2、SCS評価制度に加え、TISAXやPCI DSSなど、業界や商流によって求められる制度が異なる点についても議論されました。
対話セッションでは、所属する業界や取引先の要請によって優先すべき制度が異なるため、自社の事業特性に応じて、どの制度にどの順番で対応するべきかを整理する必要があるという課題感が共有されました。
4. 制度対応の先にある、運用自動化・人材不足・社内教育の課題
制度対応に限らず、情報セキュリティ実務全般の課題として、手作業の削減、自動化、セキュリティ人材の不足、社内教育や意識づけ、人的要因によるインシデント対策などについても対話が行われました。
情報セキュリティの現場では、制度対応と日々の運用が切り離せないため、認証取得や評価対応だけでなく、その後の運用をいかに継続・効率化するかが重要な論点として共有されました。


今後の活動について
文系のセキュリティギルドは、今後も情報セキュリティ実務者が会社や業界を越えてつながり、実務に根ざした知見を共有できる場を継続的に提供してまいります。
今後は、Slackでの日常的な交流に加え、テーマごとの分科会やワーキンググループを本格的に始動させます。現場で生じる具体的な課題や「正解のない問い」を、社外の仲間と共に議論・解決し、実務で使える知見として昇華させるプロセスを強化していく予定です。
ISMS、SOC 2、SCS評価制度など、信頼性を支える実務領域において、担当者が一人で抱え込まず、先駆的な知恵を共有し合うことで、日本のセキュリティ実務の現場をより軽やかで、本質的なものへと変えていく。文系のセキュリティギルドは、その「新しい当たり前」を社会に定着させるためのプロジェクト(実践共同体)として、これからも歩みを進めてまいります。
「文系のセキュリティギルド」について
「文系のセキュリティギルド」は、情報セキュリティに関わる実務者が、会社や業界を越えてつながり、日々の業務で直面する課題や工夫を共有するためのコミュニティです。
■「文系のセキュリティギルド」について:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000089471.html
■参加申込:https://forms.gle/Fup4DFJCpyNvcWSw7

SecureNavi株式会社について
Vision:文系のセキュリティの悲報を、テクノロジーでいち早く解決する。
会社名:SecureNavi株式会社
代表者:代表取締役CEO 井崎友博
設立:2020年1月
所在地:〒105-0003
東京都港区西新橋3-23-6 白川ショールームビル4F
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