学生や求職者向けの児童養護施設の合同説明会をメタバース空間で開催しました

児童養護施設の職員確保・定着をサポートするNPO法人チャイボラが開催したイベントに、就職やアルバイト・ボランティアなどを検討している学生や求職者が多数参加しました

Vma plus株式会社

2024年2月29日 14時00分

メタバースWeb3のコンテンツ企画・ディレクションを行うVma plus（ブイマプラス）株式会社（本社：東京都品川区、代表：津田徹）は、運営するメタバースプラットフォーム「Vma plus Station」にて2024年2月4日~2月10日でNPO法人チャイボラ（以下：チャイボラ）の合同説明会イベントを開催しました。学生を含む数多くの求職者が参加し、アバターを通じて施設職員やチャイボラの職員と直接会話する事で、就職に関する不安や質問を解消する機会となりました。

チャイボラ主催・児童養護施設を知ろう！in メタバースの開催概要

チャイボラは、児童養護施設含む全国の社会的養護施設の職員確保と定着をサポートする国内唯一の団体です。

チャイボラはこれまでリアル会場やZoomを用いた合同説明会を行ってきましたが、今回は新たな試みとして、初めてメタバース空間での児童養護施設の合同説明会を、Vma plus株式会社（以下：Vma plus）が運営するメタバースプラットフォーム「Vma plus Station」にて開催いたしました。

匿名性のあるメタバース空間での説明会では、学生が気軽に質問できる環境を提供し、就職への不安を軽減することを目指しました。また、就職活動中の学生だけではなく、大学（専門）1年生の時から業界に関心を持つきっかけを提供する為の機会創出も考慮しました。

今回のイベントは事前申し込み制とし、就職やアルバイト、ボランティアなどを検討している方や、施設に興味を持つ方々に、事前に申し込みをして参加していただく形式を取りました。就活のピーク時では無い時期にも関わらず、数多くの方に参加いただき、チャイボラ特設ブースでの個別の進路や就職に関する相談所を含め、ブースの前に待機列が出来る時間帯もありました。

また、会期中にはセミナーも開催され、チャイボラ代表からの講義や児童養護施設職員が実体験に基づいた求職者へのアドバイスなどがあり、参加者はアバターを通して登壇者に質問をする等、リアルタイムでのやり取りが実現されました。

参加者の声

今回メタバースを活用する合同説明会にした事で、アバターを使って施設説明を聞いたり、施設職員さんへ質問ができたり、個別ブースに移動して施設職員さんにプライベートな質問もできるようにいたしました。また、会期中はいつでも自由に動画や資料の閲覧ができるなど、時間をより有効活用し参加者が欲しい情報を収集できる様なメタバースならではの工夫が施されました。

参加者からは以下のような声が寄せられましたので、一部ご紹介いたします。

■ 学生からのコメント（一部抜粋）

・メタバースという形だったことで、採用・不採用に関わらないという点が安心だった。緊張しながらも聞きたいことを沢山聞けた。

・服装や顔を気にすることなく参加できたのが良かった。
・マイクを使ってもチャットも使ってもいい自由度の高く参加しやすいのが良かった。

・施設ブースで質問のご回答を待っている間に、メインステージを見る事が出来たり、Zoomよりなんとなく話しやすい雰囲気があって良かった。

・複数の施設について一気に知れる説明会は大変助かった。

今後の展望

Vma plusでは、地方創生を中心とした様々な社会課題への解決の選択肢に繋がるメタバースWeb3活用を進めてまいりました。チャイボラの取り組む社会的養護の施設はもちろん、福祉業界全体の課題解決に向けた新たな選択肢となるメタバース・Web3を展開する取り組みも、今後幅広く行って参ります。

チャイボラでは2024年 5月に、全国規模での説明会を予定しています。それに併せて、メタバース上での就活者向けの進路相談イベントを開催する予定です。今後の続報にぜひご期待ください。

※状況により開催方法は変更する可能性があります。

NPO法人チャイボラ

法人名：特定非営利活動法人チャイボラ

所　在：東京都豊島区
代表理事：大山遥
公式HP：https://chaibora.org
児童養護施設含む全国の社会的養護施設の職員確保と定着をサポートする国内唯一の団体。主な活動内容は、社会的養護総合情報サイト「チャボナビ」の運営、施設見学会の企画運営、大学・短大・専門学校への出張授業、内定者・新人の早期離職を防ぐ研修「チャボゼミ」の運営など。