高血圧症向け治療アプリ 鳥取県で初導入
全国47都道府県で「医師によるアプリの処方」高血圧治療が始まる 〜鳥取県「かげしま心臓血管・内科クリニック」で導入開始〜
株式会社CureApp(キュア・アップ / 本社:東京都中央区 代表取締役社長兼医師:佐竹 晃太)は、ソフトウェアを活用した新しい治療(デジタル療法)により医療を取り巻く社会課題を解決し、全ての人が安心して質の高い治療を受けられる理想の社会を実現するべく日々研究・開発を行っております。
2022年9月1日より、高血圧領域にて世界で初めて*1保険収載され医師による処方が可能となった「高血圧症向け治療アプリ」(以下、治療アプリ)について、この度、鳥取県に於いて初めて、かげしま心臓血管・内科クリニックにて導入され、処方・提供が始まることをお知らせいたします。また、これにより日本全国47都道府県の医療機関で*2、保険適用により医師による処方が可能となりました。
高血圧症向け治療アプリは、治験によるエビデンスにより有効性を確認し、2022年4月に薬事承認を取得、2022年9月1日より保険収載による医療機関での処方が開始されました。治療アプリの保険収載はニコチン依存症に続く国内2例目の事例となり、高血圧領域に限っては世界初*1となります。
高血圧症は潜在患者も含めると国内に4,300万人*3と多く、関連死亡者数は年間10万人*4にのぼると言われ、これに伴う関連医療費も膨大となっています。一方で初期段階で自覚できる症状が少ないことから危機感を感じにくく、患者数に対して治療を受ける方が極端に少ないのが現状です。そのような中、今回のかげしま心臓血管・内科クリニック様の導入を皮切りに、鳥取県においても治療アプリの導入を促進し、高血圧症の治療に取り組んでいただきやすい環境を整えてまいります。
(*1):自社調べ ・調査年月:2022年9月 ・調査範囲: 薬事承認および保険適用を受けた高血圧症向け治療アプリ
(*2):全国47都道府県で1施設以上の医療機関に導入されております
(*3):高血圧治療ガイドライン2019[JSH2019] 日本高血圧学会(2019)
(*4):「人口動態統計の概況」令和元年度調査(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei19/dl/15_all.pdf
スマート降圧療法について
CureAppが開発する高血圧症向け治療アプリと医師の指導を組み合わせて行うプログラム。病院受診時以外の日常生活において、高血圧症の正しい知識獲得のサポート、食生活や運動面でのサポートを提供しており、現在は全国1,000を超える医療機関で導入されています。
患者ごとに個別化された治療ガイダンス(患者が入力した情報に応じた食事、運動、睡眠等に関する知識や行動改善を働きかける情報)を身近なスマートフォンを介して直接かつ継続的に提供します。行動変容を促し患者さんの正しい生活習慣の獲得をサポートすることで、継続的な生活習慣の修正と定着が可能となり、減塩や減量を通じた血圧の低下という治療効果をもたらすことを意図しています。
また、医師側においても患者さんの診療時以外の日々の生活習慣の修正状況が医師アプリにより確認できるため、限られた時間内での診療の質の向上に寄与することを意図しています。
※本製品は高血圧診療の医師の診断のもと処方され、患者が使用する医療機器です。
高血圧症向け治療アプリの医療機関向けサイト
クリニック概要
名称:かげしま心臓・血管内科クリニック
住所:鳥取県鳥取市安長257番1
URL:https://tottori-cardiology.jp/
院長:影嶋 正先生
*医療機関への取材をご希望の方はCureAppまでご連絡ください。
株式会社CureAppについて
2014年に2名の医師により創業した医療系スタートアップで、治療効果が治験にて証明され医療現場で医師が患者に処方する「治療アプリ」を研究開発・製造販売する医療機器メーカー。
2020年、スマートフォンで動作する疾患治療用のソフトウェア医療機器として、禁煙治療領域において世界初*の薬事承認取得および保険適用となった。その後、高血圧症領域においても2022年4月に世界初**の薬事承認取得、同年9月に保険適用。その他、NASH / アルコール依存症 / がん / 慢性心不全 / 慢性腰痛症など複数の疾患に対する治療アプリの開発を進めている。
また、民間法人向けの健康増進サービスであるascureモバイルヘルスプログラムも運営し、「ascure卒煙プログラム(禁煙)」、「ascureDr.受診勧奨(高血圧)」、「ascure 重症化予防(血圧コース)」において、現在350法人(うち健康保険組合が267組合契約)で導入されている。
*・自社調べ ・調査年月:2020年12月・調査範囲: 薬事承認および保険適用を受けたニコチン依存症向け治療アプリ
**・自社調べ ・調査年月:2022年9月 ・調査範囲: 薬事承認および保険適用を受けた高血圧症向け治療アプリ
CureAppが取り組む事業
ニコチン依存症
2020年8月薬事承認取得、同年12月保険適用・処方開始
高血圧症
2022年4月薬事承認取得、同年9月保険適用・処方開始
NASH(非アルコール性脂肪肝炎)
サワイグループホールディングス株式会社と共同開発中 /東京大学医学部附属病院と治験準備中
アルコール依存症
独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターと共同研究
岡山市立総合医療センター 岡山市立市民病院での治験開始
がん
乳がん患者向け治療アプリを第一三共株式会社と共同開発中
慢性心不全
医療法人社団ゆみのをパートナーに開発中
慢性腰痛症
福島県立医科大学と共同研究開始
さらには、日本で生み出したモデルをベースに「日本発のデジタルヘルスソリューション」として、米国を中心にグローバルにおいても展開予定。
※本製品は高血圧診療の医師の診断のもと処方され、患者が使用する医療機器です。
株式会社CureApp 会社概要
代表取締役社長:佐竹 晃太
本社所在地:東京都中央区日本橋小伝馬町12-5 小伝馬町YSビル4階
事業内容:プログラム医療機器開発、モバイルヘルス関連サービス事業
<参考>
鳥取県内における高血圧への取り組み
-令和4年県民健康栄養調査及び国民健康・栄養調査結果
http://db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf/webview/633561AD3E24F968492589E800156462?OpenDocument
-健康対策課 生活習慣病対策
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