【イスラム圏で初!】カタールにおいて宮崎牛レセプションを開催しました!
宮崎県から牛肉のカタール向け輸出が解禁されたことを契機に、3月3日(現地時間)にドーハ市内のレストランにおいて、現地のバイヤーや飲食店関係者約70名を招へいした宮崎牛レセプションを開催しました。
※イスラム圏での宮崎牛レセプションの開催は、今回が初めてです。
宮崎県産牛肉のイスラム圏における輸出拡大に向けて、宮崎県内で初めてハラール認証を取得した株式会社SEミート宮崎(以下、「SEミート」)からカタール向けの輸出が解禁されたことを契機に、宮崎県は3月3日(現地時間)にドーハ市内のレストランにおいて、現地のバイヤーや飲食店関係者約70名を招へいした宮崎牛レセプションを開催しました。
レセプションでは、最初に宮崎牛の特長やSEミートの最新鋭施設を紹介するセミナーを実施した後、(公社)全国食肉学校の佐俣講師による宮崎牛を使ったカッティングデモンストレーションを行い、カタールで普及していない肩ロースなどのカット方法や調理の仕方を現地のシェフなどにレクチャーしました。




<現地のシェフのコメント>
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和牛を余すことなく利用できるカット方法が素晴らしく、和牛をより活用できると感じた。
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ウデやモモなどの部位の活用方法を知ることで、自らの料理の幅が広がり、新たな顧客の獲得が期待できると感じた。
その後、現地シェフとの意見交換や宮崎牛に関心を持ったバイヤーとの商談を実施しました。


併せて、宮崎牛のヒレ、サーロイン、リブロースといった現地で需要の高い高級部位を使ったフィレカツやステーキ丼といった料理を5品提供し、世界に誇る宮崎牛のほのかな甘みと豊潤な香りを堪能していただきました。




<佐俣講師のコメント>
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現地では主にロイン系が流通しているが、認知度と合わせて、ロイン系以外の利用方法を知ってもらうことが大切。
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継続的に今回のようなイベントを開催し、他のブランド和牛との違いをPRすることで、宮崎牛のブランド力向上を図ってほしい。
<現地のバイヤーや飲食店関係者①のコメント>
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サシの入った牛肉は、しゃぶしゃぶとすごくマッチしていた。
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宮崎牛は非常に上質な味わいで、ステーキなど肉そのものの味を楽しめるような調理方法が良いと感じた。
<現地のバイヤーや飲食店関係者②のコメント>
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ハラール認証を受けた牛肉はあまり流通していないため、今回のイベントは宮崎牛を知る上で非常に貴重な経験となった。
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自分の店ではサーロインやリブロースをステーキとして提供したい。
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現在、アメリカからバラ肉などを仕入れているが、今回のイベントに参加して、今後は宮崎牛のサーロインやテンダーロインなども仕入れてみたい。
また、当日は在カタール日本国大使館の久島大使にも御出席いただき、「本日参加された皆さんが、このレセプションを通して宮崎牛の素晴らしさを知り、カタールでの宮崎牛の普及に御協力いただき、日本とカタールでのビジネス関係がさらに深まることを望んでおります」とご挨拶いただきました。
今回のレセプションは、宮崎牛のイスラム圏における商流構築の足掛かりとなる非常に意義のあるイベントとなりました。
引き続き、関係機関と一体となって宮崎牛のプロモーションを実施し、カタールをはじめとしたイスラム圏での宮崎牛の認知度向上や販路開拓を促進してまいります。
宮崎県参加者のコメント
<宮崎県農業協同組合 代表理事組合長 栗原俊朗>
今回のレセプションがきっかけとなり、SEミートによるイスラム圏への宮崎牛輸出が始まることを嬉しく思います。イスラム圏への出荷は、肥育農家だけではなく生産も含めた宮崎牛全体への効果が期待されており、繁殖農家も喜んでくれると思います。
<株式会社SEミート宮崎 代表取締役 有田米増>
宮崎で生まれ、育ち、加工された牛がカタールまで届いたことを大変嬉しく思います。SEミート創業から1年でイスラム圏への輸出をスタートできたのは、関係機関の協力・ 生産者の熱い気持ちによるものです。イスラム圏への更なる輸出拡大を図り、その効果が宮崎牛の生産にかかわる皆さんに波及してほしいです。
<株式会社ミヤチク 常務取締役 安藤誠基>
今回のレセプションにより、いよいよイスラム圏への宮崎牛の輸出が始まっていきますが、ミヤチクとしても、生産者が真心込めて作り上げた宮崎牛をしっかりと世界へ販売してまいります。
<株式会社NIKUJILLE 代表取締役 有田ジェームス>
このたび、宮崎からイスラム圏への初輸出を担うことができ、大変嬉しく思います。生産者が愛情を込めて育てた宮崎牛の美味しさを、中東や東南アジアの方々にお届けすることが私たちの使命です。この第一歩を機に、より多くの方々に宮崎牛の魅力を知っていただけるよう、尽力してまいります。

宮崎牛とは
「宮崎牛」とは、宮崎県内で出生し、最長飼養地が宮崎県の黒毛和牛で、日本食肉格付協会が定める格付基準において肉質等級4等級以上かつ、県内種雄牛、もしくは家畜改良のため指定された種雄牛を一代祖(父牛)に持つ牛肉を指すなど、厳格に定義されております。


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より良き宮崎牛づくり対策協議会(https://www.miyazakigyu.jp/)
宮崎牛は、5年に一度開催され、別名「和牛のオリンピック」ともいわれる全国和牛能力共進会において、4大会連続で最高位賞の内閣総理大臣賞を獲得しており、令和4年10月に鹿児島県で開催された第12回全国和牛能力共進会においては、新設された「おいしさ」に関連するとされている脂肪の質を評価する出品区で同賞を受賞するなど、「おいしさ日本一」の評価をいただいております。


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宮崎県:『宮崎牛』日本一!史上初・4大会連続で内閣総理大臣賞を受賞!
(https://www.pref.miyazaki.lg.jp/shinsei-chikusan/shigoto/chikusangyo/zenkyo2022-2.html)
宮崎県産牛肉の輸出量
宮崎県産牛肉の輸出量は年々増加しており、令和5年度の輸出量は過去最高の1,247.7tとなりました。
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令和5年度 宮崎県産農畜水産物の輸出実績
(https://hinatamafin.pref.miyazaki.lg.jp/soshiki/nogyoryutubrandka/2433.html)
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