アイルランドのエネルギーAI企業GridBeyondとの系統用蓄電所の運用における業務提携に関するお知らせ

ポート株式会社

当社は、世界900以上の施設で合計2,000MW以上のエネルギー設備を管理するグローバル企業であるアイルランドのエネルギーITソリューションプロバイダーであるGridBeyond合同会社(グリッドビヨンド、以下、「GridBeyond」)と系統用蓄電所事業の運用において業務提携いたしましたので、お知らせいたします。なお、本件はGridBeyondが日本市場において系統用蓄電所のアグリゲーションを行う、初の取り組みとなります。

Ⅰ.概要

当社は「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、企業の経営課題である成約活動に対して、高い成約力とマルチチャネルマーケティング力で、当社が集客〜成約までのKPIを背負うことで、掛け捨てリスクをゼロにし、成約時に報酬が発生する成果報酬型モデルとなる成約支援事業を展開しております。

エネルギー領域では、電力・ガス事業者の成約支援や業務支援サービスを提供しており、電力事業者向けの支援においては、電気の新規契約獲得(成約支援)だけでなく、電気開通までの業務支援(開通支援)も行っており一気通貫型での成約支援サービスを提供しております。現在、総成約件数は年間90万件以上で国内最大規模(※1)の成約支援事業者となっております。

2025年3月31日付で公表した「系統用蓄電所事業への新規参入に向けた検証開始に関するお知らせ」に記載の通り、日本国内では、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて再生可能エネルギーの導入拡大が進んでいることにより、天候や時間帯によって変動する発電量に対応する調整力の確保や、電力需要が少ない時間帯で発生する余剰電力を有効活用することが課題となっております。これらの課題を解決するために、電力系統に直接接続することで市場を通じた調整力や供給力の提供が可能となる系統用蓄電池活用への期待が高まり、日本国内の系統用蓄電池市場規模は2022 年実績4,170百万円が2030年には75,800百万円に拡大されると予測されています。(※2)

当社としましては、先述のような社会課題性や市場成長性に加えて、当社取引先の電力事業者の電力調達支援(業務支援)を目的として、系統用蓄電所事業への参入検証を開始することといたしました。

系統用蓄電所事業への検証開始に向けては、前期2025年3月期において3ヶ所の蓄電所開発を進めておりましたが、ポート群馬伊勢崎蓄電所①(稼働開始日:2025年6月10日)及びポート群馬太田蓄電所(稼働開始日:2025年6月18日)については商業運転を開始しており、残り1箇所についても順調に準備が進んでおります。

そしてこの度、系統用蓄電所事業の収益最大化に向けてグローバルの最新技術を活用することを目的に高度なアグリゲーション技術を有するGridBeyondとの業務提携のもと、当社の系統用蓄電所の運用を開始いたしました。

※1:「国内最大規模」当社調べによるものになります。

※2:富士経済「エネルギー・大型二次電池・材料の将来展望 2023 -ESS・定置用蓄電池分野編-」

Ⅱ.GridBeyondとの業務提携の目的

GridBeyondは、デマンドレスポンスなどのエネルギー最適化サービスや分散型エネルギーリソースの管理など、エネルギーの柔軟性を有する資源や設備のマネージメントを完全成功報酬型で提供する、グローバル・エネルギーソリューション・カンパニーです。人工知能(AI)とデータサイエンスを駆使し、産業・商業拠点を中心に電力市場への参入や、脱炭素化経営、新たな収益源の開拓、運営管理の向上など、さまざまなエネルギーサービスを提供しています。GridBeyondのクラウドベースのプラットフォームは、アイルランド、イギリス、アメリカ、オーストラリア、そして日本を含む世界900以上の施設で合計2,000MW以上のエネルギー設備を管理しています。

 なかでもAIを活用した高度なエネルギーマネジメントのプラットフォームは、複雑化する電力市場において、系統用蓄電所運用の効率性と収益性を高める上で不可欠であると認識しております。

 この度のGridBeyondとの業務提携は、同社が持つ高度なアグリゲーション技術と、当社が手掛ける系統用蓄電所事業を組み合わせることで、系統用蓄電所の最適な運用を図り、カーボンニュートラル達成に向けた再生可能エネルギーが推進される中で生じる社会課題を解決し、当社取引先の電力事業者の電力調達支援(業務支援)及び系統用蓄電所事業の収益最大化することを目指しております。信頼できる各アグリゲーターパートナーとともに、本取り組みをより一層加速してまいります。

(写真)2025年6月24日に駐日アイルランド大使館で開催された「アイルランド イノベーション・セミナー」にて、来日中のアイルランド企業観光雇用大臣ピーター・バーク氏出席のもと、GridBeyondとともに日本市場での系統用蓄電所事業の運用における業務提携を正式に公表。

Ⅲ.今後の見通し

系統用蓄電所事業の収益最大化に向けて、先進的な技術を積極的に取り入れるべく、今後も様々な企業との業務提携を模索してまいります。系統用蓄電所事業が2026年3月期業績に与える影響については、2025年5月14日で公表した2026年3月期通期業績予想に保守的に織り込み済みになります。2026年3月期の系統用蓄電所事業における収益を計画値としては保守的な想定で見込んでおり、初年度は赤字前提で業績予想に織り込んでおります。なお、本提携が業績に与える影響は現時点では軽微と考えておりますが、進捗状況を含めて今後開示が必要になりましたら、速やかに公表いたします。

また、系統用蓄電所事業の検証状況については、投資家の皆様からも高い関心をお寄せいただいておりますので、今後も進捗状況に合わせて適宜開示させていただきます。

Ⅳ.会社概要

■GridBeyond Limited(Ireland)(日本法人:GridBeyond合同会社)

所在地 :Dublin, Ireland(日本法人:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 8F)

代表者 :CEO, Michael Phelan

設 立 :2010年(2022年日本法人設立)

URL:https://gridbeyond.com/

■ポート株式会社

所在地:東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー5階

代表者:代表取締役社長CEO 春日博文

設 立:2011年4月

資本金:2,421百万円(2025年3月末時点)

URL:https://www.theport.jp/

■主な運営サービス

≪人材領域≫

就活会議

https://syukatsu-kaigi.jp/

キャリアパーク

https://careerpark.jp/

キャリアパーク就職エージェント

https://careerpark-agent.jp/

みん就

https://www.nikki.ne.jp/

就活の未来

https://shukatsu-mirai.com/

イベカツ

https://evekatsu.com/

≪エネルギー領域≫

エネチョイス

https://enechoice.jp/

≪新規領域≫

マネットカードローン

https://ma-net.jp/card-loan

■本件に関する報道関係のお問い合わせ先

ポート株式会社:広報担当 竹田

コーポレートサイト:https://www.theport.jp/

E-mail:pr@theport.jp

TEL:03-5937-4701

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会社概要

ポート株式会社

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URL
-
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー5階
電話番号
03-5937-6731
代表者名
春日博文
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2011年04月