「世界一受けたい授業」でも話題!『スマホ脳』40万部突破の快進撃!
池上彰さん、赤江珠緒さん、佐藤可士和さんも推薦!
世界的ベストセラー『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著/久山葉子訳、新潮新書)が日本でも40万部に到達、快進撃が続いています。
同書は教育大国スウェーデンで社会現象とも言えるほどの反響を呼び、13カ国で発売が決定。使い方を誤ればうつや睡眠障害、依存や学力低下を招きかねない、とスマホに代表されるデジタル機器に警鐘を鳴らした同書は、日本では昨年11月に刊行されると多くのメディアに取り上げられました。各書店のランキングで次々に1位を獲得、3月13日には日本テレビ系バラエティ番組「世界一受けたい授業」に著者のハンセン氏が出演するなど話題が尽きません。
同番組の中で医学者でもある著者は、「脳を知ることが重要だ」と言っています。現生人類が登場して以来、脳は人類の生存のために「新しい情報や知識」を得る方向で進化してきました。そうした「新しい刺激」がドーパミンという脳内物質を脳にもたらすのですが、まさにスマホなどデジタル機器が運んでくる「新しい情報や知識」に、どうしてもわれわれの脳は魅力を感じてしまうのです。それは引いては依存につながりかねず、「スマホ脳」になりかねないわけです。
ハンセン氏は同番組の中でこう言います。スマホを常に持っていることは「ポケットの中にカジノが入っているようなもの」だと。脳は「~~かもしれない」という不確実な状況を確認せずにはいられないのです。
同番組内では、スマホ依存度チェックなども行われていましたが、ではどうすればスマホ脳にならずにすむのか? ハンセン氏はある工夫を提案しています。
・スマホの画面をカラーから白黒に変えること
・スマホの使用時間を計ること
・寝室にスマホを持ち込まないこと
・目覚まし時計を買うこと
・適度な運動をすること
……etc.
『スマホ脳』内ではそんな23に及ぶ具体的な処方箋が紹介されていますが、ハンセン氏が繰り返し説くのは、「スマホが悪なのではなく、賢く使うことが重要だ」ということです。
刃物も自動車も人類が生み出した文明の利器ですが、使い方を誤れば危険でもあります。それと同じように、われわれの前に登場してまだまだ日が浅いスマホとの付き合い方も、私たち自身がよく考えなければならないのではないでしょうか。
【『スマホ脳』に寄せられた推薦の言葉】
『スマホ脳』は各方面で反響を呼び、書店用POPには、こんな推薦コメントも寄せられています。
「やっぱり、と納得。スマホ断ちの時間は絶対に必要なのだ」――ジャーナリスト・池上彰さん
(「波」2021年3月号より)
「新しいものがすべて優れているとは限らんぞって思わされました」――フリーアナウンサー・赤江珠緒さん
(2月1日TBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」より)
「支配されると恐ろしい。人と人の関わりの中で、脳も心も育てていきたい」――クリエイティブディレクター・
佐藤可士和さん
(2月13日産経新聞より)
【著者について】
アンデシュ・ハンセン(Anders Hansen) 精神科医。ノーベル賞選定で知られる名門カロリンスカ医科大学を卒業後、ストックホルム商科大学にて経営学修士(MBA)を取得。現在は王家が名誉院長を務めるストックホルムのソフィアヘメット病院に勤務しながら執筆活動を行い、その傍ら有名テレビ番組でナビゲーターを務めるなど精力的にメディア活動を続ける。前作『一流の頭脳』は人口1000万人のスウェーデンで60万部が売れ、その後世界的ベストセラーに。
【訳者について】
久山葉子(くやま・ようこ) 1975年兵庫県生まれ。翻訳家。エッセイスト。神戸女学院大学文学部英文学科卒。スウェーデン大使館商務部勤務を経て、現在はスウェーデン在住。
【タイトル】『スマホ脳』(新潮新書)
【発売日】2020年11月18日
【造本】新書判
【本体定価】980円(税別)
【ISBN】978-410-610882-2
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/610882/
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