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KPMGコンサルティング株式会社
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KPMG コンサルティング、 「KPMG グローバルテクノロジーレポート 2023」(日本語版)を発表

― 不確実な時代を自信を持って乗り越え、価値を実現する ―

KPMGコンサルティング株式会社

KPMGコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:宮原 正弘、以下、KPMGコンサルティング)は、世界経済の不確実性が高まるなか、テクノロジーに関する組織の優先課題とその実行計画、企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略の次の段階の展望についてまとめた「KPMGグローバルテクノロジーレポート2023」(日本語版)を本日発表しました。

本レポートは、KPMGが20年以上にわたりCIO(最高情報責任者)とテクノロジーリーダーを対象に実施してきた「CIO調査」の調査内容を発展させ、世界16ヵ国、9つの業界の大手企業の上級管理職者2,100名を対象に実施した調査と、7名の上級レベルのテクノロジーリーダーと専門家へのインタビュー内容をまとめたものです。


<注目すべき調査結果>


・ テクノロジー投資は成果を生んでいる:

 回答者の多くが、テクノロジー投資によって10%を超える収益や業績の向上が得られたと考えており、

 昨年の約2.5%を大幅に上回る。


・ 先端テクノロジー導入への経営層からの賛同は飛躍的に増加:

 最新ツールや先端テクノロジーの導入に対して経営層の支持は10%から38%と、昨年からほぼ
 4倍に増加。

 

・ ESGはテクノロジーイノベーションの最優先課題:

 今後2年間でESG課題への取組みがテクノロジー部門の主要なイノベーション目標となる。

 

・ AIは引き続き注力領域に:

   人工知能(AI)が企業の短期的なビジネス目標を達成するために最も重要なテクノロジーである。


・ 連携を欠くテクノロジー部門こそが、DXの進捗を妨げる最大の要因:

 DXの成功を危うくするボトルネックは「文化」「コラボレーション」「コミュニケーション」である。


【テクノロジー投資は成果を生んでいる】

回答者の多くが、テクノロジー投資によって10%を超える収益性や業績の向上が得られたと考えており、昨年の調査における約2.5%を大幅に上回っています。さらに、収益性や業績の向上に加え、DXの取組みにより生産性の向上、効率向上とコスト抑制、カスタマーエンゲージメントの向上、従業員満足度の向上、新規ビジネス開発の後押し、イノベーションの可能性の増大などが挙げられています。

 

【図表1:過去2年間で、これらのテクノロジーを利用したDXの取組みは、収益性または業績にプラスの影響を

もたらしましたか?(収益性や業績を向上させたと回答した組織の割合)】

【先端テクノロジー導入への経営層からの賛同は飛躍的に増加】

近年のDXの成功を背景に、多くの組織が確かな手応えを実感しており、73%が今後も既存のテクノロジースタックを利用して成長できると回答しています。さらに、38%の回答者が最新のツールや先端テクノロジーの導入に対して経営層の賛同が得られるようになったと回答しており、わずか10%だった昨年の調査結果から大きく増加しています。業種別では、製造業では50%となり、次いでエネルギー産業と政府機関(いずれも44%)、ヘルスケア産業(43%)が続いています。

テクノロジーリーダーは、DX戦略に費やす多大な労力を無駄にしないために、明確な意図を持ってサイバーセキュリティに取り組んでいます。DXと最新テクノロジーの導入がサイバーセキュリティのリスクを増大させ、トランスフォーメーションプロセスのなかでセキュリティを重視しない企業は、顧客からサプライヤーに至るステークホルダーとの信頼関係を損なうことになります。今回の調査からは、63%がサイバーセキュリティとプライバシーの改善がロイヤルティを高める優れた顧客体験を提供することに役立つと回答しています。また、71%の回答者が、テクノロジーの導入時に信頼、セキュリティ、プライバシー、レジリエンスを積極的に組み入れたいと考えています。


【図表2:セキュリティをビジネスの中核に組み込む3つの方法】

【ESGはテクノロジーイノベーションの最優先課題】

デジタル投資の重点領域については、カスタマーエンゲージメントとサイバーセキュリティの向上が昨年に続き上位に挙げられましたが、今年の調査では多くの企業が最優先課題としてESG関連の目標を挙げています。ESGへの取組みの強化について、昨年はDXの取組み分野として最下位に位置付けられていましたが、今年の調査結果では回答者のほぼ半数(48%)が、今後2年間でESG課題への取組みがテクノロジー部門の主要なイノベーション目標になると回答しています。


【図表3:以下のイノベーション目標のうち、テクノロジー部門が今後2年間で優先する取組みは何ですか?】

回答者のほぼ4分の3(72%)が、業績のモニタリングやレポート管理、改善点を特定するためのデータアナリティクスツールの利用など、既存のテクノロジースタックを活用して短期的なESG目標を推進できると確信しています。一方、企業がそれぞれの目標を達成するためにどのようにテクノロジースタックを強化させる計画があるかを調べてみると、多くの組織が新しいテクノロジーへの投資に対して不安感を抱いています。67%の回答者が、昨年よりも少ない予算でより多くの成果を上げることが期待されていると回答しており、日本を含むアジア太平洋地域ではこの数字が72%に上っています。


【AIは引き続き注力領域に】

半数以上(57%)の回答者が、生成AIを含むAIと機械学習を短期的なビジネス目標を達成するために最も重要なテクノロジーであると見ており、2番目に挙げられたエッジコンピューティング(42%)を大きく上回っています。さらに、テクノロジー先進企業に至っては、全体平均を上回る68%がAIと機械学習は短期的な目標を達成するために非常に重要と回答しています。


【図表4:以下のテクノロジーのうち、自社の短期的なビジネス目標(今後3年間)を達成する手段として

最も重要であると思うのはどれですか?】

【連携を欠くテクノロジー部門こそが、DXの進捗を妨げる最大の要因】

今回の調査で回答者の多くが、DXの成功を危うくするボトルネックとして「文化」「コラボレーション」「コミュニケーション」を上げています。連携の欠けたテクノロジー部門こそが、DXの進捗を妨げる最大の要因だと多くの回答者が考えていることが伺えます。回答者のほぼ半数の46%が、自社のテクノロジー部門は、トランスフォーメーションの取組みを効果的にサポートするために必要となるガバナンスと連携が不十分だと回答し、36%の回答者が自社の文化をリスク回避型であると評価するとともに、組織内のスキル不足を懸念しています。


コミュニケーションは、社内の部門間だけでなく上層部との間でも活発に行われる必要があり、特に、テクノロジーリーダーの多くは、DXの取組みを成功させるために経営層の積極的な支持が必要と考えています。回答者の69%は、新しいテクノロジーの可能性をより効果的に経営層に説明できるようになる必要があると回答しており、日本を含むアジア太平洋地域ではこの数字が80%に上っています。


さらに、コミュニケーションの問題は外部のパートナーにまでおよんでおり、57%の回答者が、ベンダーとの長期契約が新しいテクノロジーへの投資を妨げていると回答し、回答者の42%が、拡大の一途をたどるパートナーとベンダーのエコシステムを管理する必要性がテクノロジースタックの課題となり、イノベーションを脅かしていると回答しています。


【図表5:以下の課題のうち、自社のトランスフォーメーションを遅らせる可能性が最も高いのはどれですか?】

本レポートの全文はこちらからダウンロードできます:「KPMGグローバルテクノロジーレポート2023」

https://assets.kpmg.com/content/dam/kpmg/jp/pdf/2023/jp-global-tech-report2023.pdf



KPMGコンサルティングについて

KPMGコンサルティングは、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、ビジネストランスフォーメーション(事業変革)、テクノロジートランスフォーメーション、リスク&コンプライアンスの3分野から企業を支援するコンサルティングファームです。戦略策定、組織・人事マネジメント、デジタルトランスフォーメーション、ガバナンス、リスクマネジメントなどの専門知識と豊富な経験を持つコンサルタントが在籍し、金融、保険、製造、自動車、製薬・ヘルスケア、エネルギー、情報通信・メディア、サービス、パブリックセクターなどのインダストリーに対し、幅広いコンサルティングサービスを提供しています。

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ビジネスカテゴリ
経営・コンサルティング
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URL
https://home.kpmg/jp/ja/home/about/kc.html
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区大手町1-9-7 大手町フィナンシャルシティサウスタワー
電話番号
-
代表者名
宮原 正弘
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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