生まれ変わる枚方団地　新しい生活様式や災害に対応した賃貸住宅を建設

～枚方団地建替事業提案競技の最優秀作品決定～

大阪府住宅供給公社

2021年4月30日 14時00分

大阪府内において公社賃貸住宅SMALIO（スマリオ）を提供する大阪府住宅供給公社（本社：大阪市中央区、理事長：山下久佳、「以下、公社」）は、枚方団地（枚方市、1956年築）の建替えにかかる事業提案競技を行い、この度、最優秀作品が決定しましたので、お知らせします。
今後は、2024年春頃の建物完成をめざし、工事に着手していきます。

建替後の枚方団地の外観イメージ

公社は「枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業」に参画し、特定建築者制度を活用して枚方団地の建替事業を実施します。建設から65年が経過した枚方団地をこれからの時代のニーズに応じた賃貸住宅へと生まれ変わらせるとともに、建替事業により市のまちづくりに貢献する取り組みを進めていきます。

これに伴い、公募による事業提案競技を行った結果、「コーナン・中道特定建設工事共同企業体」の提案を最優秀作品として選定しました。

■建替後住宅の特長
新しい生活様式に対応した設備や住戸プラン、集会所の新たな活用などにより、お住まいの方に安全・安心なくらしを提供します。

①充実した設備で安心のくらしを提供
タッチレスキー（エントランス・エレベーター）の採用や各戸にWi-Fi設備を標準装備するほか、スマートフォンとインターフォンの連動により、外出先からの見守りや来客の対応ができます。
さらに、災害に備えて、蓄電池による停電時のエレベーター低速運転設備や太陽光発電による集会所への電力供給システムを導入します。

②「オープン型住戸」で生活スタイルに合わせたくらしを提案
水回りを中央部に配置した利便性が良く回遊性のある住戸プランにより、子供の成長や働き方など自分の生活スタイルに合わせて、自分らしいくらしが実現できます。

③集会所の新たな活用で活気あふれるコミュニティを創出
集会所をカフェのような雰囲気のあるセカンドリビングや異業種間交流を促進させるコワーキングスペースなど様々な年代の人々が憩う新しいコミュニティの場として活用します。

■選定理由（抜粋）
本事業提案競技における最優秀作品は、坪庭に面したエントランスホールや壁面に曲面タイルを採用した美しいデザインのコミュニティ通路など魅力ある空間の計画や、住棟２階と立体駐車場をつなぐデッキの工夫がありました。特に、水回りを中央部に配置したオープン型住戸プランは、子供の成長や働き方など生活スタイルの可変性に配慮した魅力的な計画となっておりました。また、エレベーターの仕様等、作品全般にわたる積極的な提案が高く評価されました。

▽事業提案競技の選定結果の詳細はこちらからご覧ください。
https://www.osaka-kousha.or.jp/x-whatsnew/2020-12-18_hirakata/kekka.html

■今後の予定

エントランスホール（イメージ）