『セイコー時間白書2025』 2025年問題到来。人生100年ともいわれる長寿化時代の時間の捉え方を調査、多様な実態が明らかに。

タイパ浸透度の高い10代。10代の半数がAIに「愚痴を聞いてもらう」「人生相談」「恋愛相談」などAIソロトーク(AIとの個人での会話)を経験

セイコーグループ株式会社

将来に前向きな10代
今を楽しみたい20代
忙殺の30代
自分らしいペース40代
ゴールが見えない50代
老後が楽しみな60代

セイコーグループ株式会社(代表取締役会長 兼 グループCEO 兼 グループCCO 服部真二、本社:東京都中央区、以下「セイコー」)は、6月10日の「時の記念日」にちなみ、生活者に時間についての意識や実態を探る調査を2017年から実施し、毎年『セイコー時間白書』として発表しています。「人それぞれの豊かな時、自分らしい時間の過ごし方を願う」セイコーの理念に基づき、2025年問題が到来した今年は「長寿化による人生100年時代における時間の多様性」、浸透著しい「タイムパフォーマンス(タイパ)とAI活用」について探ります。

固定観念で語られがちだった老後観や人生の節目への価値観は、年代とともに変化。10代と60代が前向き

  • 老後に向けて40代から「考え」(41.0%)、50代から「準備」(19.5%)をするが、60代で「完了」するのは10.0%。年代で向き合い方も変化。 

  • 10代は「将来について楽観的」に捉えているが、30代から50代までは悲観的、しかし60代で復調。老後の不安もなんとかなるかも?

将来の予測が困難な不確実性が高まる中、「自分軸で生きられている」は約6割。若年層は他人の人生も気になる

  • 「自分軸で人生を生きられている」と全体の59.0%が自覚。10代が高く、20代、30代と低下し60代で復調。将来の楽観視と同じ傾向に。 

  • 自分軸を自覚しながらも「他人の人生」も気になるもの。他人を気にせず自分軸で生きられるのは、やっと60代になってから。 

  • 人生のライフイベント、73.7%が「社会規範に縛られる必要はない」。ライフイベントもより自分らしく。

10代はこれからの人生の時間を楽しみに捉え、世の中に追いつき成長し続けたい、前向きな世代

  • 10代にとってこれからの人生は「楽しみ」(全体47.3%<10代57.5%)で、時間の使い方にも「悩みそう」(全体61.3%<10代75.5%)。 

  • 10代は「世の中の動きに追いつきたい」(49.0%)、「成長し続けたい」(70.5%)、「年齢に関係なく自由に生きていい」(88.0%)。

タイパ意識が進みAIが拡張する時代 うまく共存することで時間の「幸福度」「満足感」も高まる

  • タイパ意識はさらに拡大。「タイパを意識して行動」60.4%(前年58.0%)、「タイパ重視は社会に定着」 62.1%(前年60.5%)。10代はタイパ行動(69.5%)や「定着」(70.5%)も最多のほか、「何事もタイパを高め、時間効率を優先して生活したい」(64.5%)も全年代で最多。

  • AIがより一層身近に。「AI機能を使って時間効率を高める」30.3%(前年22.2%)、「ChatGPTを使用」31.1%(前年22.4%)。 

  • 10代の71.0%が「日常生活にAIが浸透」、78.5%が「AI機能で生産性が上がった」と実感、60.0%が「プライベートでAI機能を利用」。 

  • 10代の半数(49.0%)がコミュニケーション領域でAIを利用し、2割がAI相手に「愚痴」や「恋愛相談」(同率22.5%)もしている。 

  • AIによって自分の時間の幸福度が「上がった」58.5%(10代62.5%)、タイパで「幸せ・満足感を感じる」61.1%(10代70.0%)。

2025年現在の時間感覚(定点観測)

  • 64.0%が「時間に追われ」、56.9%が「1日24時間では足りない」。

  • 1時間の価値、オンタイム4,780円、オフタイム12,727円。

  • 現在の生活を表す言葉、3年連続「ばたばた」が第1位。

  • 心情を表す言葉は2年連続「イライラ」がトップ、「ぼうっと」も同率1位。

調査結果詳細および時間学の一川誠先生による解説は下記ページにてご参照ください。

一川 誠(いちかわ・まこと)先生 千葉大学大学院 人文科学研究院教授

専門は実験心理学。実験的手法により、人間が体験する時間や空間の特性、知覚、認知、感性の研究に従事。

現在は、視覚や聴覚に対して与えられた時空間情報の知覚認知処理の特性の検討を行っている。「大人の時間はなぜ短いのか」(集英社新書)、「時計の時間、心の時間-退屈な時間はナゼ長くなるのか?」(教育評論社)など著書多数。

(撮影:落合直哉)

調査概要

■実施時期:2025年4月8日(火)~4月16日(水)

■調査手法:インターネット調査

■調査委託先:マクロミル

■調査対象:全国の15歳〜69歳の男女1,200人(男女各600人 各年代別に男女各100人ずつ)

※構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%にならない場合があります。金額は小数第1位以下を四捨五入しています。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

セイコーグループ株式会社

9フォロワー

RSS
URL
https://www.seiko.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都中央区銀座1丁目26-1  
電話番号
03-3563-2111
代表者名
服部 真二
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
-