トルビズオン、多久市・多久町の防災訓練にてDJI FlyCart30によるAED等の緊急物資搬送を実施

佐賀県多久市にて、緊急時の水とAEDを大型物流ドローンで搬送

トルビズオン

2024年8月16日 09時00分

大型物流ドローンの販売を手がける株式会社トルビズオン（本社：福岡市、代表取締役：増本衞）は、2024年8月3日に実施された佐賀県多久市多久町の防災訓練にて、DJI Flycart30を使用したAEDおよび物資搬送の訓練を実施しました。本訓練は、多久町区長会が主催し、地域の住民と防災機関、佐賀県や多久市の協力のもと行われ、DJI Flycart30が災害時における物資輸送にどのように活用できるかを実証しました。この取り組みを通じて、ドローン飛行に対する地域の理解と地域の防災力を高め、有事の際の迅速な対応力の強化を図ることができました。

会場の体育館

防災訓練内容

この訓練は、2024年8月3日午前9時より開始され、佐賀県広域消防局によるAEDの使用説明や住民による体験が行われました。また、多久市防災安全課によるハザードマップの説明、山口産業による被災時の簡易トイレやテントの紹介も実施されました。隣町の大町で活動している地域おこし協力隊のOB（パブリックゲート）も参加し、身近なもので作る防災食の訓練も行われました。訓練全体には、地域の防災担当者や消防関係者が参加し、緊急時における実践的な対応力の向上が図られました。

AED訓練とデモ機

DJI FlyCart 30を使った防災訓練について

本訓練では、多久市多久町の区長が考案したスケジュールにより、地域の防災機関や自治体との連携のもと、実際の災害発生時を想定したシナリオが組み込まれました。トルビズオンは、DJI Flycart30を用いて被災現場での物資およびAEDの搬送シミュレーションを行いました。Flycart30は、第一部で使用されたAEDデモ機の搬送はもちろんのこと、水や食料、その他物資など最大40kgの荷物を運ぶことができるため、その性能に住民の皆様も興味を示していました。また、地元では農薬散布機を扱う農家も多く、Flycart30が農業用ドローンのモデルからその機能を継承していることもお伝えし、関心を引きました。Flycart30のウィンチシステムを利用した安全な荷物吊り下げと高精度な荷物投下技術が再確認され、今後の防災活動における有効性が実証されました。

ドローン飛行の様子

ウィンチで搬送した水とAEDのデモ機

トルビズオン代表増本からのコメント

「今回の防災訓練を通じて、Flycart30が災害時の迅速な対応において極めて効果的であることを実証できたことを、大変嬉しく思います。2020年から地方創生協定を締結している多久市と、このような形で大型物流ドローンを活用した防災訓練を実現できたことは、私たちトルビズオンにとって大きな喜びです。地域社会の安全を守るため、そしてさらなる役立ちを果たすため、空路の整備と大型ドローンの普及に全力を尽くしてまいります。今後も地域の皆様と共に、技術を活かした地域創生に貢献していきたいと考えています。」

代表による講演

トルビズオンについて

トルビズオンは、DJI FlyCart30などの産業用ドローンの販売を手がける企業です。国家ライセンスを取得できるドローンスクールの運営や、ドローン空路整備サービス「S:ROAD」の開発・運用も行っています。「S:ROAD」は、定期航路となるドローンの飛行空域を可視化し、ドローン産業の社会実装を推進します。