「子どもたちの声をどう学校に活かすのか」校則から学校の目標まで生徒と決めてきた学校の事例から学ぶ、教員向け1dayイベントを11/21に大阪で開催
苫野一徳氏との哲学対話、泉大津市立小津中学校の実践共有など実施。参加者を9/30まで募集
認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都中野区、代表理事:今村久美、以下カタリバ)が運営する「みんなのルールメイキング」は、児童生徒を中心とした学校づくりに取り組む全国の教員が集う研修プログラム「Rulemaking Teacher's CAMP」を、2026年11月21日(土)に大阪府泉大津市立小津中学校で開催します。

2023年のこども基本法施行以降、児童生徒の声を聴く機会は各地の学校で増えています。一方で、その声を学校運営にどう反映させるのか、道筋を描けずにいる学校も少なくありません。本研修では、生徒とともに校則の見直しから学校のビジョン策定へと歩みを進めた小津中学校を会場に、熊本大学大学院教育学研究科准教授の苫野一徳氏を迎え、同校の教員・生徒も交えて「生徒の声からつくる学校」を紐解きます。参加申込は9月30日(水)まで受け付けています。
児童生徒の声を聴き、どう学校づくりに生かすかー広がる実践の先で、教員が直面する壁
生徒指導提要に記された校則やルールの見直しにとどまらず、学級活動、生徒会・児童会、行事、そして学校運営そのものに至るまで、「児童生徒が主体となる機会をどうつくるか」「その意見をどう反映させるか」が、学校現場の重要なテーマとなっています。次期学習指導要領改訂の議論においても、児童生徒が学校づくりに参画する意義が再認識されています。
カタリバは2019年から、児童生徒が中心となり、教員をはじめとする学校関係者と対話しながら校則やルールを見直す「みんなのルールメイキング」に取り組んできました。現在、全国690校を超える小・中・高等学校が実践を進めています。
こうした広がりの中、教員からは「生徒たちの声を聴き、それをどのように学校運営に反映し、生徒たちにフィードバックしていくのか…。そのプロセスの構築に悩む」「教員間で生徒たちの声をどう受け止めて、どのように対応していくかについて共通理解はどのように図っていけばいいのか…」といった声が寄せられています。児童生徒の声を聴くことの大切さは理解していても、何を指針に前へ進めばよいのか分からない。そうした戸惑いや焦りを抱える教員は少なくありません。
そこで本研修は、方法論を学ぶだけでなく、地域や校種を越えて集まった教員同士が実践と迷いを持ち寄り、それぞれの現場で踏み出す次の一歩を探る場として企画しました。
これまで「Rulemaking Teacher's CAMP」は、東京で開催してきました。今年8月には全国23都道府県から74名の教員・行政職員が集まり、地域を越えて実践を持ち寄る場になっています。
一方で、東京での開催だけでは、参加できる教員は限られます。同じ悩みを抱える人同士が出会い、エンパワーメントする機会をもっと増やしたいと考え、今回は小津中学校のご協力のもと、関西でも開催することとしました。
イベント概要
本研修では、生徒自身が興味関心からプロジェクトを立ち上げて学ぶ探究学習「共創プロジェクト」の成果発表会や、苫野一徳氏と参加者による哲学対話、ワークショップを実施します。
実践を目で見て、自身の学校での活動を振り返り、参加者同士の対話やディスカッションを通じて、どんな学校にしていきたいのか考える――この3つを一日のうちに重ねることで、「良い事例を知った」で終わらせず、それぞれの学校に持ち帰れる一歩を見つけていきます。全国から実践段階の異なる教員が集まる場だからこそ、地域や校種を越えて、悩みと工夫を持ち寄る時間にしていきます。
≪開催概要≫
名称:Rulemaking Teacher's CAMP
日時:2026年11月21日(土)9:00〜17:00
会場:泉大津市立小津中学校(大阪府泉大津市助松町2-13-1)
対象:全国の小・中・高等学校教員および教育委員会職員
定員:100名(先着順・参加費無料/旅費交通費および昼食代は自己負担)
ゲスト:苫野一徳氏(熊本大学大学院教育学研究科准教授)、泉大津市立小津中学校の教員・生徒
申込締切:2026年9月30日(水)
詳細・申込:https://rulemaking.jp/rulemaking-teachers-camp/5463/
≪小津中学校の取り組み≫
会場となる泉大津市立小津中学校は、2021年度よりルールメイキング活動に取り組んでいる学校です。校則やルールの見直しから出発した同校の取り組みは、その後、学校の最上位目標であるビジョンの策定にまで発展しました。生徒が当事者との対話を重ねてつくり上げたビジョン「学校のコンパス」は、授業、行事、日々の生活といった、すべての教育活動の指針となっています。
HP:https://izumiotsu.schoolweb.ne.jp/2720020/weblog
■取材のご案内
≪さまざまな取材をお受けしています≫
校則の見直しやルールメイキング、生徒会・児童会、行事や学級活動などに力を入れて取り組む教員へのインタビューや実践の様子、対話の場面など、実際の学校現場に密着したリアルな取材も調整が可能です。
【問い合わせ】
取材のご相談は以下のフォームよりご連絡くださいませ。 (担当:広報担当 児島)
https://www.katariba.or.jp/report/
■【事業紹介】みんなのルールメイキング
「みんなのルールメイキング」は、子どもたちにとって最も身近な社会である「学校」において、校則・ルールの見直し、学級活動や委員会、行事運営などを通じて、子どもたちが主体的に学校づくりに参画する経験(ルールメイキング)を支援。「自分たちの学校は、自分たちでつくることができる」という小さな成功体験を積むことで、自己効力感や社会参画への意欲を高めることを目指している。立場や意見の異なる他者(児童生徒・教員・保護者など)との対話を通じて、価値観をすり合わせながら、ともに合意形成・意思決定をする経験を重視。「結果」だけはなく「プロセスにおける学び」を大切にしている。
・公式HP:https://rulemaking.jp/
■【団体紹介】認定特定非営利活動法人カタリバ
どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。
設立 : 2001年11月1日
代表 : 代表理事 今村久美
本部所在地 : 東京都中野区中野5-15‐2 カタリバ中野事務所
事業内容 : 高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(岩手県大槌町・福島県広野町)/災害緊急支援(全国)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市)/家庭の事情で居場所を求めている子どもに対する支援(東京都足立区)/外国ルーツの高校生支援(東京都)/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国)/子どもの居場所立ち上げ支援(全国)
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