中期経営計画(2025~2027年度)「terrAWell30 2nd stage」について
当社は、このたび、2025年度から2027年度までの3ヵ年を実行期間とする中期経営計画「terrAWell30 2nd stage」を策定しましたので、お知らせいたします。
1.前中期経営計画の振り返り
当社は、2030年度に目指す姿として「terrAWell30」を定め、当社グループが有する多様な事業領域と、気候変動や超高齢化といった社会課題を踏まえた2つの成長軸である「地球環境」と「ウェルネス」に沿って、事業活動を通じた社会課題の解決に貢献し、持続的な成長と企業価値の向上を図ってまいりました。
前中期経営計画「terrAWell30 1st stage」では2010年からグループ全社を挙げて取り組んできた「売上収益1兆円」を2022年度に達成し、新たな企業ステージに立ちました。
グループ経営資源の最適化によってシナジーを創出し、成長領域である海外およびデジタル・半導体関連事業の拡大とともに国内事業の収益力強化を図り、社会課題解決に貢献する新事業の創出を推し進めた結果、1st stageにおける売上収益、営業利益の年平均成長率(CAGR)はそれぞれ6.6%、4.9%と着実に伸長しました。
2.「terrAWell30 2nd stage」の位置づけ
「terrAWell30 2nd stage」においては、1st stageまでの売上収益1兆円に向けた「規模の拡大」から「収益性の追求」へとフェーズを進めていきます。既存事業を徹底的に見直し、生み出した経営資源を効率的に成長事業へ投資するとともに、低成長・低収益事業を中心に改善・合理化を実践し、事業ポートフォリオを変革していきます。
3rd stage(2028~2030年度)での「持続的成長への進化」につな げ、2030年に向けて時価総額1兆円規模(現状の2倍水準)を目指してまいります。

3.数値目標

4.経営方針
以下、5つの経営方針のもと、さらなる成長を目指してまいります。

●事業ポートフォリオ戦略
・国内ガス事業をはじめとした「キャッシュカウ」から創出した資金を高成長事業に投資
・低成長・低収益事業は、撤退含め見極めフェーズに

●キャピタルアロケーション

※飛躍的成長に向けた大型投資は、必要に応じた負債調達により積極的に実行
●株主還元方針
・配当性向は35%を目標水準とし(2023年度までは30%)、段階的に引き上げていく
・持続的成長と株主還元の充実の両立を目指し、累進配当を導入
・成長投資とのバランスを踏まえ資本効率や株価水準を勘案し、機動的な自社株買いを検討
5.(ご参考)ESGの取り組み(非財務KPI)
・気候変動への対応(カーボンニュートラルの実現)
2030年度GHG(温室効果ガス)排出量30%削減(2020年度比)→2024年度実績3.4%削減
※速報値
・環境影響物質の抑制(廃棄物排出実質ゼロ)
2030年度廃棄物リサイクル率80%(2021年度65%)→2024年度実績77%
・資源循環の実現(水資源の保全)
2030年度水使用量原単位10%削減(2021年度比)→2024年度実績9.5%削減
・働く人々のWell-beingの実現
(DE&Iの推進)
女性管理職比率 ※当社単体
2030年度15%(2027年度10%)→2024年度実績5.7%(2021年度4.0%)
(労働災害の撲滅)
休業災害度数率 ※100万延労働時間あたりの事故遭遇率人数
2030年度0.8以下(2027年度0.9以下)→2024年度実績1.34(2021年度1.15)
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