アドビ、Microsoft TeamsとAdobe Document Cloudの新たな統合「Adobe Sign for Microsoft Teams」を発表
アドビは、4月27日に開催されたAdobe Summitにおいて、Microsoft TeamsとAdobe Document Cloudの新たな統合(https://acrobat.adobe.com/jp/ja/documentcloud/integrations/microsoft-teams.html)を発表しました。この統合は、ニューノーマル時代における生産性向上を目的に、マイクロソフトとのパートナーシップに基づく取り組みのひとつです。Adobe Signは、マイクロソフトが全社的に推奨している電子サインソリューションであり、日立、アットホーム、ソニー銀行、エイチ・アイ・エス、パーソルホールディングスをはじめとする世界で1億8千万以上のユーザーが利用しています。今回の新機能により、Adobe Signユーザーは、最も優れた電子サインとPDFツールを、Microsoft Teams から直接利用できるようになります。
「Adobe Sign's Live Sign in Microsoft Teams」の動画は以下からご覧いただけます。
2019年に実施されたForresterの「Total Economic Impact Study(総合的な経済的影響調査)」(https://www.adobe.com/content/dam/dx-dc/pdf/jp/tei-document-cloud-msft-spotlight-jp.pdf)によれば、 Adobe Document Cloud(https://acrobat.adobe.com/jp/ja/business/integrations/microsoft.html)とMicrosoftを使用している企業や組織は、作業効率向上とスピードアップによって、最大910万ドル、社員1人当たり年間65時間の削減効果が得られることが明らかになっています。
「Adobe Sign for Microsoft Teams」により、電子サインと承認作業のセキュリティとパーソナライゼーション機能を向上
この1年、個人や企業にとって電子サインがいかに重要であるかが注目を集めました。2020年2月から2021年2月間におけるAdobe Signの成長は前年比で200%を超えるものでした。Adobe Signはマイクロソフトのポートフォリオ全体で推奨されている電子サインソリューションですが、このたび新たにMicrosoft Teams 承認アプリにも追加されました。Adobe SignはMicrosoft Teams内で提供されている唯一、かつ承認アプリで初めて提供される電子サインソリューションです。ユーザーはMicrosoft Teams内の承認アプリから直接、承認が必要な文書にAdobe Signの電子サインを追加できます。これにより、安全で認証済み、かつ監査可能な方法で、すべての電子サインや他の承認依頼に簡単にアクセス、管理することが可能になります。
従来、このような文書作業は、対面式のやり取りが重要とされており、それに代わるものはありませんでした。しかし世界的なパンデミックにより、対面式の署名方法は完全に変化しました。新しい「Live Sign in Microsoft Teams」(https://acrobat.adobe.com/us/en/documentcloud/integrations/microsoft-teams.html)は、Microsoft Teams上で、まるで対面で署名をしているかのような体験と、高い信頼性とセキュリティを備えたAdobe Signの電子サインサービスを提供します。たとえば医師は、Microsoft Teamsを使ったビデオ通話で、手術手順を患者に説明し、Microsoft Teams内で各種の同意書に電子サインをしてもらうことが可能です。
「Adobe Acrobat for Microsoft Teams」で文書の共同作業をシームレスに
どのような作業においても、同じ認識を共有することは重要です。クリエイターとお客様は時折、クリエイティブな文書の校閲内容とコメントを正しく一致させるのが難しいことがあります。たとえば大規模な入札に参加しているエージェンシーでは潜在的なお客様に提案依頼書を返送する前に、様々な関係者の間で回答内容を整理する必要があります。
そのためには正しい情報を一元化することが必要です。世界中のあらゆる企業がAdobe Acrobatを使ってPDFをMicrosoft 365フォーマットに転換しています。複数のAcrobatユーザーは、Microsoft Teams内でSharePoint、OneDrive、Microsoft Teamsに保存されたPDFにコメントを付けることができ、コメントはPDFに取り込んで保存することもできます。
例えば、新たなチームスタッフを採用する場合では、Microsoft Teams内で同僚と一緒に履歴書を確認し、Adobe Acrobatのコメントツールを使って同僚に見てほしい履歴書部分を強調することが可能です。コメントに対して同僚から回答があれば、すぐにMicrosoft Teamsから通知が届き、自分と同僚のコメントを含む履歴をSharePointやOneDriveに保存することもできます。
今後もさらなる連携を予定
マイクロソフトとの提携において今回の提携は重要なマイルストーンですが、最終目標ではありません。Adobe Document Cloudだけでなく、他のアドビソリューションにおいてもアドビとマイクロソフトの連携を強化する予定です。かつてないほど重要性が高まっている最新のデジタル文書エクスペリエンスを提供することが、両社共通の目標です。
*本記事(https://blog.adobe.com/jp/publish/2021/05/19/dc-introducing-modern-ways-work-adobe-acrobat-adobe-sign-microsoft-teams.html#gs.15ch79)は、2021/4/27(米国時間)にCraig Peasleyによって公開されたブログ(https://blog.adobe.com/en/publish/2021/04/27/introducing-modern-ways-work-adobe-acrobat-adobe-sign-microsoft-teams.html#gs.0580f8)の抄訳です。
■「アドビ」について
アドビは、 世界を変えるデジタル体験を提供します。 このアドビのビジョンは3つのクラウドサービスで支えられています。 Creative Cloud( https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html )は、 写真、 デザイン、 ビデオ、 web、 UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、 サービスを提供しています。 Document Cloud( https://acrobat.adobe.com/jp/ja/ )では、 デジタル文書の作成、 編集、 共有、 スキャン、 署名が簡単にでき、 デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。 Experience Cloud( https://www.adobe.com/jp/what-is-adobe-experience-cloud.html )は、 コンテンツ管理、 パーソナライゼーション、 データ分析、 コマースに対し、 顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。 これら製品、 サービスの多くで、 アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Sensei( https://www.adobe.com/jp/sensei.html )を活用しています。
アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。
アドビに関する詳細な情報は、 webサイト ( https://www.adobe.com/jp/ ) に掲載されています。
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