東急不動産ホールディングスが出資するCVCファンド「TSVF1投資事業有限責任組合」、「アイカサ」の Nature Innovation Group に出資
~「使い捨て傘の削減」と「資産価値向上」を目指し、所有アセットへの傘立て設置など進める~
東急不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都渋⾕区、代表取締役社⻑:西川 弘典、以下、「東急不動産HD」)が出資しているCVCファンドTSVF1投資事業有限責任組合は、傘のシェアリングサービス「アイカサ」を展開する株式会社Nature Innovation Group(本社:東京都渋⾕区、代表取締役社⻑:丸川 照司、以下、「アイカサ社」)に出資いたしましたのでお知らせいたします。
東急不動産ホールディングスが持つオフィスビルなどの不動産アセットと、アイカサ社が持つ傘の無人レンタル機のネットワークという両社が持つ強みを活かし、使い捨て傘の削減を通じた環境負荷低減、並びに渋谷エリア全体の雨の日のおもてなしを通じた資産価値向上に取り組み、新しい価値を創出して参ります。
第一弾として渋谷エリアのオフィスビルと商業施設にアイカサを設置し、その機械に置く東急不動産HDのオリジナルデザインの傘を作成します。「雨の日も楽しく遊べる渋谷エリア」を実現しながら、使い捨て傘の削減を通じ、CO2の削減など環境保全に寄与して参ります。
1.今回の連携の目的
東急不動産HDグループでは、環境経営を全社方針としており、「脱炭素社会」「循環型社会」 「生物多様性」の重点課題への取り組みを通じ、環境を起点とした事業機会の拡大を目指しています。
今回のサービスに関連する「脱炭素社会」「循環型社会」についても様々な取り組みを積極的に実施しております。
一方、アイカサ社は「雨の日を快適にハッピーに」をミッションとして掲げ、日本初の傘シェアリングサービスを展開しております。使い捨て傘を削減することによる「脱炭素社会の実現」並びに、修理可能なリペアブルな構造と、想定運用年数5年以上の丈夫な傘をシェアリングすることにより「循環型社会の実現を目指しております。
今回の連携で東急不動産HDの所有するオフィスビルやマンション商業施設にアイカサを設置し、雨の日の傘シェアリングインフラの実現を加速させ、より、傘を持ち歩く必要がない社会の実現に寄与してまいります。こうした社会的側面だけではなく、オフィスビルの入居者様や商業施設のお客様が、雨の日に使い捨て傘を毎回買うことがなくなると同時に、必要がないタイミングで傘を持ち歩くことがなくなり、手ぶらで快適に移動することが可能になります。お客様満足度を高め、東急不動産ホールディングスの所有アセットの資産価値向上にも繋げてまいります。
2.今後の連携について(第一弾の取り組み)
a.「傘のいらない街渋谷プロジェクト」
東急不動産HDとして注力エリアである広域渋谷圏において2024年に「雨の日も楽しく遊べる渋谷」を目指します。渋谷エリアでは東急不動産HDの所有する物件に設置いたします。
今回のプロジェクトを通じて、東急不動産HDの物件に加えて、渋谷駅半径600mに約100箇所、アイカサを設置することでコンビニの数以上のインフラを通じて使い捨て傘をゼロにしていくことを目標に掲げております。
b.東急不動産HDオリジナルデザインのリサイクル傘作成。
アイカサ社と共同で東急不動産HDオリジナルデザインの傘を1,000本作成いたします。この傘では、東急不動産HDのオフィスビルに入居する法人から回収した使用済みクリアファイルを用いて、傘の取手として再利用する取り組みもいたします。なお、1つの取手を製造する為に必要な使用済みクリアファイルは5枚(100g相当)であり、リサイクル素材(再生ペレット)の使用率100%です。完成したリサイクル傘は、渋谷エリアの展開の際に、各アイカサスポットに設置され、一般のお客様にシェアリングサービス「アイカサ」として、活用頂く予定です。
3.今回の共同での傘デザインについて
今回は2種類のオリジナルデザインを作成予定です。
■雨傘
中央から、葉や生き物が飛び交い広がっていくイメージをシルエットイラストで表現。東急不動産の二階堂ふみさんが登場する企業CM(「環境先進で未来を拓く」CM特設サイト|東急不動産 (tokyu-land.co.jp)を彷彿させるようなグリーンを活用したさわやかな傘に仕上げました。
■晴雨兼用傘
ビジネスシーンでも使いやすいように、ベーシックな色(ダークグレー)に、東急不動産HDのスローガンである“WE ARE GREEN”と社名、グリーン色をアクセントにしております。老若男女、年齢問わず様々なシーンで活用できるシンプルなデザインに仕上げました。
■傘のシェアリングサービス『アイカサ』について
『アイカサ』は、“⾬の⽇を快適にハッピーに“と”使い捨て傘をゼロに“をミッションに2018年12⽉にサービスを開始した⽇本初の本格的な傘のシェアリングサービスです。突発的な⾬にもビニール傘をその都度購⼊せずに、駅や街中で丈夫でサステナブルな『アイカサ』を借り、⾬が⽌めば最寄りの傘スポットに傘を返却することでエコに貢献しながら※2⼿ぶらで便利に移動ができるのが特徴です。現在は、アプリ登録者数55万⼈を超え、東京駅や新宿駅をはじめとした都内全域と関東、関⻄、愛知、岡山、福岡、佐賀など12都道府県で展開し、スポット数1400箇所以上に設置しています。
傘がないことによって移動ができないことや、濡れて不快になることを無くし、⼀⼈⼀⼈が過ごしたい今を過ごせるよう「⾬の⽇のプラットフォーム」としてのインフラを構築、傘をシェアし⼈にも地球にも愛ある社会づくりを構築します。※2『アイカサ』を1回レンタルすることにより、CO2約692gの削減に貢献します。
参照:環境省3R 原単位の算出方法より https://www.env.go.jp/press/files/jp/19747.pdf)
『アイカサ』アプリの登録はこちらから:https://www.i-kasa.com/
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