HPE Private Cloud AI、HPE VM Essentials提供開始およびUnleash AIパートナープログラムによりハイブリッドクラウド向けイノベーションを促進
概 要
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HPE Private Cloud AIにより、組織は独自データを使用して、生成AI(GenAI)アプリケーションやバーチャルアシスタントを数秒で立ち上げることが可能
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Unleash AIパートナープログラムによりHPE Private Cloud AIのお客様をソフトウェアベンダー、インテグレーター、サービスプロバイダーとつなげ、価値実現を加速
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統合されたVM管理エクスペリエンスを実現するHPE VM Essentialsにより、仮想化ワークロードの簡素化とコスト削減に寄与
ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)(日本ヒューレット・パッカード合同会社 本社:東京都江東区、代表執行役員社長:望月 弘一)は、HPE Private Cloud AIと新しいソリューションアクセラレータの受注を2月に開始し、4月に出荷開始、HPE VM Essentials ソフトウェアを2月末から提供開始することを発表します。また、HPE Private Cloud AIを導入したお客様をソフトウェアベンダー、インテグレーター、サービスプロバイダーとつなげ、AIユースケース(用途)の効果最大化と価値実現の加速への寄与を目的とするUnleash AIパートナープログラムを発表します。
日本ヒューレット・パッカード合同会社 代表執行役員社長 望月 弘一は次のように述べています。
「生成AIの実装に取り組んでいる企業は、迅速な導入と実価値を示す必要性に迫られています。NVIDIA様と共同開発したNVIDIA AI Computing by HPEポートフォリオの一部であるHPE Private Cloud AIは、ターンキー型であるためAIアプリケーションを瞬時に立ち上げることができます。様々な規模の企業のAI戦略に沿うプロジェクトを支えるにあたって、シンプルかつ迅速な展開にHPE Private Cloud AI、Unleash AIパートナープログラム、HPE VM Essentialsをお役立ていただけるよう取り組んでまいります」
NVIDIA AI Computing by HPEポートフォリオの一部であるHPE Private Cloud AIは、NVIDIA AIコンピューティング、ネットワーキング、ソフトウェアと、HPEのAIストレージ、コンピュート、HPE GreenLakeクラウドを他に類のないレベルで密接に統合したオファリングです。あらゆる規模の企業が優れたエネルギー効率で、高速かつ柔軟な方法で生成AIアプリケーションのサステナブルな開発と展開を行えるよう支援します。IT 運用のワークロードとIT効率の向上を支援する新しいOpsRamp AIコパイロットを搭載したHPE Private Cloud AIは、フルライフサイクル管理を提供するセルフサービスのクラウドエクスペリエンスにより、最適にサイジングされた4種類の構成で広範なAIワークロードとユースケースをサポートします。
新しいソリューションアクセラレータでAIアプリケーションを迅速に構築
AIの導入には通常、新たなスキルの習得や、複雑なワークロードの採用が必要になります。また、構成や統合の対象は、エージェント、複数のマイクロサービス、ベクトルデータベース、データウェアハウス、異種データソース、ユーザー管理システム、スケールアウト推論サーバー、データセット、AIモデル、そして様々なITリソースなど多岐にわたります。HPE Private Cloud AIではバーチャルアシスタントをワンクリックで実装し、数秒で利用できる、ソリューションアクセラレータを提供します。カスタマイズ可能で、モジュール化されたローコードまたはノーコードのソリューションアクセラレータは、NVIDIA NIM™推論マイクロサービスにより実現しており、エンドツーエンドで開発プロセスをシンプルにし、価値実現までの時間短縮に寄与します。繰り返し利用可能な実績ある本ソリューションは、AIアプリケーションの容易な導入を支援します。
エヌビディア 日本代表兼米国本社副社長 大崎 真孝氏は次のように述べています。
「生成AIは新たな産業革命の中心にあります。NVIDIA NIM、NVIDIA AI Enterprise ソフトウェア プラットフォーム、そしてNVIDIA ネットワーキングとアクセラレーテッド コンピューティングをHPE Private Cloud AIに組み合わせて提供することで、あらゆる企業のAI導入を支援し、お客様に大きな価値を提供できるようになります」
2月に受注を開始する最初のソリューションアクセラレータは生成AIバーチャルアシスタントで、自然言語で尋ねられた質問に答えるインタラクティブなチャットボットの迅速な開発を支援します。組織の独自データから情報とオープンソースの大規模言語モデル(LLM)を応用する本ソリューションアクセラレータは、技術サポート、見積もり生成、マーケティングコンテンツ作成など、様々な用途にAIアプリケーションをカスタマイズすることができます。
将来提供するソリューションアクセラレータは、金融サービス、ヘルスケア、小売、エネルギー、公共などの業種・業界向けのAI アプリケーションをサポートする予定です。いくつかのソリューションアクセラレータはエージェント型AIや生成AIユースケースのためのリファレンス ワークフローである NVIDIA AI Blueprints をベースにする予定です。企業は、NVIDIA AIおよびOmniverseライブラリ、ソフトウェア開発キット、マイクロサービスとともにBlueprintを使用して、データ ドリブンのAIフライウィールを作成しながらカスタムAIアプリケーションを構築し、運用することができます。
SCSK株式会社は2024年12月、AI活用に必要なデータ統合基盤・AI基盤「NebulaShift ai」
を発表しています。
SCSK株式会社 執行役員 常務 プロダクト・サービス事業グループ長 小峰 正樹氏は次のように述べています。
「SCSKは「HPE Private Cloud AI」と「HPE VM Essentials」の提供開始を心より歓迎いたします。生成AIの活用が本格化する中、セキュリティやコストを配慮し、オンプレミス環境でAI基盤を構築したいという要望が高まっております。HPE Private Cloud AIは、昨年12月に弊社がサービス開始したデータ統合・AI基盤「NebulaShift ai」の中核となる製品であり、お客様の生成AI活用に大きく貢献していくことを確信しております。
約30年来のパートナーシップで培った強みを活かし、生成AIによるお客様のDX推進と、新たなビジネス価値の創造を共にご支援いたします。」
HPE Partner ReadyにUnleash AIプログラムを追加
お客様がAIユースケースの価値実現をさらに加速し、より大きなメリットを享受できるようにすることを目的とするUnleash AIプログラムを発表します。パートナーエコシステムをサポートするように設計されたUnleash AIは、HPE Partner ReadyのTechnology Partner Programの一環であり、HPE Private Cloud AIを補完します。新プログラムは、テクノロジースタックのデータ、AIモデル、AIアプリケーションの各レイヤーにまたがるソフトウェアプロバイダーや、フルスタックのお客様AIソリューションのアドバイザリー、設計、実装、管理を行うシステムインテグレーター、サービスプロバイダーを対象にしています。グローバルでは、Codeium、Contextual.AI、Dataiku、IronYun、Securitiが本プログラムに参加しており、AIで強化されたソフトウェア開発、高度な検索強化型生成(RAG)、インテリジェントビデオ分析、安全でセキュアな生成AIシステム構築ソリューションなど、さまざまな高価値のユースケースを実現します。
HPE VM Essentialsのスタンドアロン版を2月末から提供
ハイブリッド環境全体にわたる仮想化ワークロードの管理において、選択肢と柔軟性を提供する統合管理エクスペリエンスであるHPE VM Essentials(VME)ソフトウェアのスタンドアロン版は、2月末の提供開始を予定しています。既存の仮想化ワークロードを新しいHPE VMEハイパーバイザーと統合することでVM管理をより簡素化するHPE VM Essentialsは、主要なストレージプロトコル、分散ワークロード配置、高可用性、ライブマイグレーション、統合データ保護をサポートします。 HPE GreenLakeクラウドとHPE VM Essentialsによるモダナイゼーションにより、TCOを最大5倍節約*1できるとHPEは試算しています。
Morpheus Dataを買収したことにより、HPE GreenLakeクラウドではお客様のIT運用をさらに統合し、効率化することが可能になりました。お客様は、既存の仮想ワークロードの管理、HPE VMEハイパーバイザーにリプラットフォームする柔軟性を持ちながら、両方のスタックでVMをシンプルかつ手軽に利用できます。
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HPEの組み込みKVMベースのハイパーバイザーでコストを削減: HPE VM Essentialsは、費用対効果に優れたCPUソケットごとの価格設定と、既存の仮想ワークロード検出およびVM-as-a-serviceプロビジョニングにより、お客様のコスト削減を実現します。
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既存のワークロードを統合することで管理を簡素化:1つのシンプルなインターフ ェースからお客様の既存のハイパーバイザークラスタとKVM(Kernel-based Virtual Machine)を統合管理・プロビジョニングできるほか、既存のVMイメージをHPE VM Essentialsに変換することもできます。
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柔軟なデリバリーとアップグレードパスにより、将来にわたっても価値を実現し続けるIT基盤を実現:HPE VM Essentialsは、スタンドアロンソフトウェアとして提供されるほか、HPE Private Cloudソリューションに統合されます。さらに、Morpheus PlatformOpsにアップグレードすることで、ハイブリッドクラウド環境の包括的な管理、ガバナンス、コスト管理機能を利用することもできます。
HPE VM Essentialsは、HPEのグローバルサポートネットワークと独立系ソフトウェアベンダーのエコシステムによって支えられています。AIを活用したデータセキュリティのリーダーであるCohesityと、ハイブリッドクラウド向けにサイバーレジリエンスとデータ保護ソリューションのリーダーであるCommvaultはHPE VM Essentialsをサポートし、VMバックアップとリカバリサービスを提供する予定です。
参考資料
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事例:RWE to harness AI-driven weather modelling with HPE Private Cloud AI(RWE社、AI主導の気象モデリング実現に向けてHPE Private Cloud AIを選択)
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プレスリリース: HPEとNVIDIA、生成AIによる産業革命の加速に向けたNVIDIA AI Computing by HPEを発表
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ブログ記事:HPE teams with NVIDIA to scale NVIDIA NIM™ Agent Blueprints for generative AI
注 記
*1 HPE による内部テストおよび分析に基づく。公表された情報の詳細については、HPE Substantiation Documentをご確認ください。
■ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
Hewlett Packard Enterprise (NYSE: HPE) は、グローバルEdge-to-Cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをas a Serviceで提供しています。クラウドサービス、コンピュート、HPC & AI、インテリジェントエッジ、ソフトウェア、ストレージを全てのクラウドとエッジにわたって一貫したエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はhttps://www.hpe.com でご確認ください。
■プレスルーム
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TEL:0120-268-186 または03-5749-8279
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