三菱総合研究所、GGGIと協力覚書を締結

GCCとASEAN諸国の気候変動対策で連携

株式会社三菱総合研究所

株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:籔田健二、以下 MRI)は、世界48カ国が加盟し、低炭素で持続可能な経済成長を促進するための政策アドバイスや技術支援を通じて、グリーン成長計画、政策や規制の策定、グリーン投資の促進、能力開発および知識共有に取り組む国際機関Global Green Growth Institute (Director General: Frank Rijsberman、以下GGGI)と、GCC(湾岸協力会議)およびASEAN(東南アジア諸国連合)各国の持続可能な開発に関する2030アジェンダならびにパリ協定の達成に向けた支援で連携することに合意し、カタール国での連携に着手しました。

1. 背景

気候変動対策に関するパリ協定では「世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2°Cより十分低く保つとともに、1.5°Cに抑える努力を追求すること」が掲げられています。この達成には日本や欧米などの先進国だけでなく、グローバルサウスの国々における政策や経済のグリーントランスフォーメーションを後押しする必要があります。中でも、経済成長の著しいASEANや化石燃料の主要な産出者であるGCCの国々が着実にグリーンな経済に移行することは世界全体の目標達成のために不可欠です。

MRIは2021年にUAE・ドバイ、ベトナム・ハノイに拠点を開設し、GCCおよびASEANにおける気候変動対策にかかる政策立案支援や関連プロジェクト組成を進めてきました※1。

※1:事例
三菱総合研究所、カタール政府とのカーボンクレジット検討に係る協力を発表 岸田首相中東3か国歴訪における経済ミッションに参加(ニュースリリース 2023.7.28)
三菱総合研究所との共同研究成果をASEAN Centre for Energyが公表 カーボンプライシングの影響分析と提言で脱炭素と経済成長の両立に貢献(ニュースリリース 2024.10.2)

2. 連携の概要

シンクタンクであるMRI、国際機関であるGGGIの双方の経験と知見を共有し、対象地域における気候変動政策の立案、民間企業の気候ファイナンスへのアクセス、技術導入や関連する人材育成、能力開発の取り組みを実施することに合意しました。

3. 今後の予定

今般の覚書に基づき、MRIとGGGIはカタール政府の気候変動対策を支援するプロジェクトを開始しました。今後はカタール国における連携を基盤として、他のGCCやASEAN各国に広げます。

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区永田町2-10-3
電話番号
03-5157-2111
代表者名
籔田 健二
上場
東証プライム
資本金
63億3624万円
設立
1970年05月