W２、アルペングループ公式ECサイトのリニューアルプロジェクトを支援

～全国約400店舗とECの統合によるOMO推進とメディアコマース化を実現～

Ｗ２株式会社

2025年12月23日 10時00分

事業形態に合わせたコマースプラットフォームを展開するW２株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役：山田大樹、以下W２）が提供する「W2 Unified」が、株式会社アルペン（本社：愛知県名古屋市、代表取締役社長：水野敦之、以下アルペン）が運営する公式オンラインストア「Alpen Online」に採用され、ECサイト構築およびカスタマイズを支援しました。

今回の「Ｗ2 Unified」導入により、アルペンが展開する総合スポーツショップ「スポーツデポ」「アルペン」、アウトドア専門店「アルペンアウトドアーズ」「アルペンマウンテンズ」、ゴルフ専門店「ゴルフ5」など全国約400店舗とECを横断するOMO基盤の確立、およびオウンドメディア「Alpen Group Magazine」の統合によるメディアコマース化を実現しました。

システム刷新の背景・目的

アルペンは、中期経営計画において「EC売上高の大幅増」を目標とする中、従来のECシステムの度重なる機能追加によるシステム全体構造の複雑化が課題となっていました。
また、ECモールとの差別化を図り、スポーツを楽しむ各分野のリアルプレイヤーに寄り添う独自の顧客体験を提供するためには、各ブランドの世界観を表現しつつ、柔軟かつスピーディーに売り場を変化させられるシステム基盤が必要でした。

こうした背景のもと、数百万点におよぶ商品データや膨大な受注処理に耐えうる拡張性と、将来的な事業成長を見据えた柔軟性を併せ持つ「W2 Unified」が採用されました。

株式会社アルペン導入事例記事：https://www.w2solution.co.jp/example/alpen/

今回の刷新で解決した3つの課題

今回のリプレイスプロジェクトでは、次の 3つの課題解決を図りました。

1.運用内製化による施策スピードの向上

パッケージ型システムをベースに必要な機能を追加するハイブリッド方式を採用したことで、システム改修やサイト更新のスピードが飛躍的に向上しました。その他にも内製化の促進により、物流やCSとの新機能開発が円滑となり、部門連携が強化されたことや、外注費やシステムコストの抑制といったコスト削減などの効果も表れています。

2.店舗×ECの融合によるOMO戦略の加速

全国約400店舗、会員1,500万人、商品SKU1,000万点以上という事業基盤を活かし、店舗やECメディア、イベント、モールといったあらゆるチャネルを横断させることで、顧客の知る・体験する・買うをシームレスにつなぐ体制を構築しました。具体的には、これまで店舗でしか扱えなかった中古ゴルフクラブのEC販売を開始したほか、店舗在庫をEC経由で引き当て自宅配送や店頭決済を可能にする「インストア注文」を導入。店舗ならではの接客とECの利便性を融合させた購買体験を提供できるようになりました。

3.オウンドメディア統合による「メディアコマース」の実現

従来は別ドメインで運用されていたオウンドメディア「Alpen Group Magazine」をECサイト内へ統合しました。約4,000本の記事コンテンツと商品購入導線を紐づけることで、記事で興味を持ったユーザーをスムーズに購入へ促す「メディアコマース」の仕組みを確立しました。SEO効果の最大化とともに、ブランド体験を深めるコンテンツマーケティングを実現しています。