【日本初】Green Carbon株式会社は、水田の中干し期間延長による生物多様性の影響を調査するプロジェクトを開始

21県の水田圃場での実証を目指す

グリーンカーボン

ネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下:Green Carbon(グリーンカーボン))は、大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原正隆、以下:大阪ガス)と連携し、水田の中干し期間延長(水を圃場から抜くこと)における、生物多様性への影響を調査するプロジェクト(以下、本プロジェクト)を開始した事をお知らせします。

今後、Green Carbonが手掛ける稲作コンソーシアムのネットワークを活用し、21県の水田圃場での調査を実施し、水田の中干し期間延長による生物多様性への影響(プラスの効果・マイナスの効果)の両面を分析します。

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本プロジェクト開始と大阪ガスとの連携の背景

Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど幅広い分野でのプロジェクトを展開しています。中でも国内の水田プロジェクトは、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約80,000t)に拡大、2025年度は約10万ha(約20万t)への拡大を予定しています。

一方、農家や企業からは水田の中干し期間延長による生態系を破壊するリスクや、生物多様性への影響をどのように対応するかの声が多く挙げられています。水田のメタンガス削減によるプラスの効果だけではなく、生物多様性への影響リスクを解決することが求められています。

そこでGreen Carbonは、水田での生物多様性評価に関するノウハウを保有する大阪ガスと連携し、水田の中干し期間延長による生物多様性への影響調査を開始しました。本プロジェクトは、対象水田圃場の中干し実施前と、中干し実施後の湛水(水田の水)データを採取し調査します。中干し実施前と実施後の生物多様性リストを比較することで、生態系情報や生物多様性への影響が分析でき、保全活動の優先順位づけや環境施策の効果検証に繋げます。まずは、21県の水田圃場での実証を2025年度中に進めてまいります。

本プロジェクトの結果、生態系への影響がないことが示せれば、Green Carbonが提供する水田J-クレジットの付加価値に繋がり、生物多様性を推進する企業の水田J-クレジット活用促進にも寄与します。

〇サンプルイメージ:生物多様性リスト

今後の展望

Green Carbonは、本プロジェクトを通じて国内の水田圃場での生物多様性への影響調査だけでなく、海外(特に東南アジア)で大規模に展開している水田圃場での調査を進めてまいります。

特に東南アジアを中心に水田のAWD*¹導入によるメタンガス削減とカーボンクレジットの創出プロジェクトに力を入れており、フィリピン・ベトナム・タイを中心に多数のプロジェクトを組成しています。

ベトナムでは、2025年4月に、水田プロジェクトとしては世界初となる、ボランタリークレジット(Verra・Gold Standard)の両方に申請が受理されリスト化され、フィリピンでは、JCM(2国間クレジット制度)*²を活用した水田プロジェクトを多数展開しています。生物多様性への影響は、カーボンクレジットの付加価値にも寄与するので、東南アジアでの実績を基にグローバルへの展開を目指してまいります。

*1:間断灌漑

間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法になります。間断灌漑(AWD)の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与します。

*2:二国間クレジット制度(JCM:Joint Crediting Mechanism)

JCMとは、日本が有する優れた脱炭素技術等の普及を通じて、パートナー国の温室効果ガス排出削減に貢献し、その削減分を両国の削減目標の達成に活用する制度です。タイは2015年11月に日本とJCMを開始しており、両国間でプロジェクトの実施が可能となっています。


 ◆Green Carbon 株式会社 

代表者   :代表取締役 大北 潤 

所在地   :東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA607   

設立    :2019年12月 

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業

URL    : https://green-carbon.co.jp/

◆Green Carbon事業紹介

Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。

事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約80,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。 


◆Green Carbon株式会社SNSはこちら
Carbon Credits Journal:https://biz-journal.jp/carboncredits/
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note   :https://note.com/green_carbon/

◆大阪ガス株式会社 

代表者   :代表取締役社長 藤原 正隆

所在地   :大阪市中央区平野町四丁目1番2号

設立    :1897年4月10日

事業内容  :ガスの製造・販売、電力の発電・販売 等

URL    : https://www.daigasgroup.com/

◆大阪ガス事業紹介

Daigasグループは、2025年2月に発表した「エネルギートランジション2050」のもと、脱炭素社会に貢献する技術・サービスの開発に取り組み、気候変動をはじめとする社会課題の解決に努め、今後も暮らしとビジネスの"さらなる進化"のお役に立つ企業グループを目指してまいります。

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会社概要

Green Carbon株式会社

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URL
http://green-carbon.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂5-2-33 IsaI AKASAKA 607
電話番号
080-7307-8597
代表者名
大北潤
上場
未上場
資本金
3億29万円
設立
2019年12月