東日本大震災から10年、災害の備えに関する調査 6割以上が災害時の備えをあまりしていない 有事の際、持ち出す貴重品1位「携帯電話(スマートフォン)」

~最も不安な災害1位「地震」。防災グッズの意外な活用法や、ここ1年で危機意識が変化したエピソードも~

auじぶん銀行

 auじぶん銀行株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:臼井 朋貴、以下 auじぶん銀行)は、全国のビジネスパーソン男女500名を対象に「有事(災害時)の備え」に関するウェブアンケートを実施しました。その調査結果を発表します。
■調査概要
・調査テーマ:有事(災害時)の備えに関するアンケート
・調査方法 :ウェブアンケート調査
・調査対象者:ビジネスパーソン男女 計500名(20代~50代)
・調査実施日:2021年2月4日~2月9日
・調査主体  :auじぶん銀行株式会社

 本調査では、ビジネスパーソンの男女に対し、「災害への備えをしているか」「具体的に備えている防災グッズ」「貴重品の中で優先的に持ち出すもの」「有事のための貯蓄」についてなど、有事(災害時)の備えに関する様々な調査を行いました。また、「新型コロナウイルスの影響で危機意識に変化があったか」についても調査を行いました。
 その結果、9割以上の人が災害への備えは必要だと思っているものの、約65%の人が十分に備えられていないという事実、防災グッズの意外な活用法、貴重品の中で優先的に持ち出すものは「携帯電話(スマートフォン)」であることなどが分かりました。また、8割以上が有事のための貯蓄が必要だと考えていることや、新型コロナウイルスの影響によりここ1年でさらに危機意識が変化したエピソードなど、有事の備えに関わる意識がうかがえる調査結果となりました。

  
1.災害時の備えの実態➀
9割以上が災害への備え「必要だと思う」一方で、約65%が十分な備えをしていない
理由「どのくらいの備えがあればいいのかわからない」

 東日本大震災から10年が経ちます。ビジネスパーソンに対し、災害への備えは必要だと思うか調査した結果、「とても必要だと思う(40.2%)」、「まあ必要だと思う(52.0%)」を合わせて92.2%と、9割以上の人が必要だと思っていることが明らかとなりました。続いて、災害への備えをしているか聞きました。結果は「あまり備えていない(46.0%)」、「備えていない(19.2%)」を合わせて65.2%の人が、十分な備えが“できていない”ことが判明しました。備えが必要だと思う一方で、実際には備えができていないというのが現実のようです。

「あまり備えていない」、「備えていない」人にその理由を聞いたところ、「どのくらいの備えがあればいいのかわからない(55.5%)」に最も多く票が集まりました。次いで、「面倒で後回しにしてしまう(41.7%)」、「何から用意すればいいのかわからない(40.2%)」という回答が続きました。どの程度備えをすれば良いか想像がつきにくく、備えられていないということが考えられます。

 

2.災害時の備えの実態➁
グッズなどの備えはしている一方、「ハザードマップ」「安否確認方法」などの備えはまだまだ
具体的に備えているグッズ1位「飲料水」2位「保存食」3位「懐中電灯」
ためになる知恵!防災グッズの意外な活用法10選

 どのような備えをしているか質問したところ、最も多く回答が集まったのは「食料を準備している(58.2%)」となりました。「飲料を準備している(54.0%)」も2位にランクイン。非常事態に備え、非常食を用意している人が半数以上いることが明らかとなりました。次いで、ヘルメットなどの「装備グッズを準備している(35.9%)」、マスクなどの「衛生面グッズを準備している(34.9%)」、携帯ラジオなどの「情報を得るためのグッズを準備している(33.4%)」に3割以上の人の回答が集まりました。一方、「自宅近くのハザードマップを確認している(21.3%)」や「安否確認方法を決めている(13.4%)」は1~2割程度に留まりました。グッズ以外の“備え”にも着目し、準備をする必要がありそうです。

 続いて、具体的に備えているグッズについて調査しました。その結果1位は「飲料水(66.8%)」、2位は「保存食(50.0%)」、3位は「懐中電灯(48.8%)」となりました。一方、「物品は何も用意していない(8.4%)」人もわずかではありますが、いることが判明しました。

  具体的に備えている防災グッズが分かりましたが、実際に役に立ったグッズはどんなものがあるのでしょうか。防災グッズの意外な使い道について伺いました。

ためになる知恵!防災グッズの意外な活用法10選
―新聞紙―
・ガラスが割れたりした時など、直接踏まないように事前にひいておくことで、怪我を防止できる(愛知県36歳男性)
・簡易トイレを作る(東京都・42歳女性)
・布団替わりにする(高知県・41歳女性)
・暖かい防寒代わり(三重県・34歳女性)
―サランラップー
・最強。体に巻けば防寒。スプーンやお皿に巻いたりすれば、洗わなくてもよい。怪我でも使える。カッパがわりにもなる。(東京都・58歳女性)
―アルミシートー
・保温素材として、汎用性に優れている(岡山県・58歳男性)
―ゴミ袋・段ボールー
・防寒着・寒さ対策になる(大分県・38歳男性)
―ツナ缶―
・明かりが無くなった時にツナ缶に穴を空けて紐をさすことによって、簡易的なろうそくを作る事ができ
る。ツナ缶自体も缶詰なので保存食になる上、ろうそくとして使いきった後に食べることもできる(長崎
県・31歳男性)
―ビニール袋―
・水を入れるのに必要(北海道・51歳女性)
・服の代わり(北海道・49歳男性)

3.有事の際持ち出す貴重品の優先順位は!?
優先的に持ち出す貴重品1位は「携帯電話・スマートフォン(80.0%)」
理由は、「今は携帯があればなんでもできるから」「連絡手段」「情報収集手段」

 続いて、有事の際、貴重品の中で優先的に持ち出すものについて調査しました。1位には「携帯電話(スマートフォン)(80.0%)」がランクイン。わずかな差で2位となったのは「財布・クレジットカード(77.4%)」でした。次いで「通帳・印鑑(50.6%)」が3位。1位になった携帯電話(スマートフォン)を充電するのに必要な、「携帯充電器(モバイルバッテリーなど)」は4位にランクインしました。

【優先的に持ち出す理由】

―携帯電話(スマートフォン)
・今は携帯があればなんでもできるから(東京都・31歳女性)
・連絡手段とキャッシュレス決済ができるから(千葉県・30歳男性)
・連絡手段と情報取得手段(東京都・40歳女性)
・命を優先するうえで、なにかと便利なものが揃っているから(山口県・30歳男性)
・全ての情報が詰まっているから(東京都・35歳男性)

―財布・クレジットカード
・お金は必要不可欠だから(福岡県・31歳男性)
・クレジットカードがあれば、なんとかなりそう(埼玉県・51歳女性)
・財布の中にいろんなカードを入れているから(京都府・36歳女性)

―通帳・印鑑
・必要最小限のお金は持っておきたい(大阪府・59歳男性)
・これがないと現金が使えないから(埼玉県・25歳女性)
・他人に盗まれると大変だから(千葉県・59歳男性)

4.災害とお金・貯蓄について
有事用のお金を家に置いている人のうち5割以上の人が「10万円未満」8割以上が「有事のための貯蓄は必要」だと考えている。
 続いて災害とお金について調査しました。まず、前述の質問で、災害に備えて「有事用のお金を家の中に置いている」と答えた108人に、具体的にいくら置いているか質問。その結果「1万円以上10万円未満(38.9%)」が最も多いことが明らかになりました。次いで「10万円以上20万円未満(21.3%)」、同率で「1万円未満」「20万円以上30万円未満」(12.0%)という結果でした。「100万円以上(5.6%)」置いている人も一定数いることが判明しました。

 次に、災害などの有事のために貯蓄をしているか聞いたところ、現在「貯蓄している(39.0%)」人は約4割という結果に。「貯蓄していないが、今後貯蓄したい(44.2%)」と合わせて、83.2%の人が貯蓄を必要だと感じていることが分かりました。

 また、現在貯蓄をしていない理由については、「災害時と区別していない(55.1%)」に最も多く回答が集まりました。貯蓄はしているものの、その用途は“災害時”とは限らない人が多いようです。「災害時の貯蓄に割くお金がない(34.8%)」、「どのくらいの備えがあればいいのかわからない(26.9%)」にも一定数の票が集まりました。

 

5.災害などの有事に対する意識について
最も不安に思う災害1位「地震(67.0%)」
この1年で予防対策や防災、貯蓄への意識が変わったエピソードも

東日本大震災から10年が経とうとしていますが、今最も不安に思う災害について質問しました。結果は2位と圧倒的な差をつけて「地震(67.0%)」に多くの回答が集まりました。

 災害だけでなく、新型コロナウイルスによって世間が一変してから約1年が経った今日。新型コロナウイルスの影響で、予防対策や備えなどの危機意識は変わったか質問しました。「非常に変わった(15.6%)」、「変わった(39.4%)」を合わせて55.0%と、半数以上の人が危機意識に変化があったと回答しました。

 予防対策や防災、貯蓄への意識変化に関するエピソードを回答してもらいました。新型コロナウイルスにより、自然災害そのものに対する備えに加えて、マスクなどの衛生用品も必要だと考えるようになったという人が多くいました。また、いつ何が起こるか分からないという気持ちから、“貯蓄”の重要性を再確認したというエピソードも寄せられました。


【この1年で予防対策や防災、貯蓄への意識が変わったエピソード5選】
・いつ何が起こるかわからないと思うようになった(埼玉県・57歳女性)
・将来のための貯蓄が大切と再認識した(高知県・34歳男性)
・マスクの終日着用や手指の消毒などの衛生について。三密を避けてできるだけスマホを用いた生活になる。免疫力を高められるよう健康な生活をする(神奈川県・28歳女性)
・今まで防災に関しては食料品の備えなど、いわゆる自然災害に対するモノが多かったが、今回のコロナウイルスのような感染症に関しては殆ど対策をしていなかった。昔とは違いマスクなどの衛生用品の備えもするようになった(長崎県・31歳男性)
・災害時に病気が蔓延したらどうしようもないので、マスクや常備薬、消毒用品は災害時用の備品の中でも優先順位が高くなると感じた(東京都・42歳女性)

■備えについて考える
 今回の調査で、災害への備えは必要とは思っているものの、十分な備えができていない人が多いことや、コロナ禍を経て予防や備えなどの危機意識が高まった人が半数以上いること、などが明らかとなりました。とはいえ、調査結果でもあるように、「どの程度の備えが必要か」「何から備えたらいいか」わからず後回しになっている人が多いこともわかりました。
 「物」の準備はもちろんですが、「ハザードマップの確認」や「避難場所の確認」「安否確認の方法を決める」など、すぐに取り組めることから初めてみるのも良いかもしれません。また、災害時に優先的に持ち出すものとして挙がった「携帯電話」。こちらも、キャッシュレス決済をまだ導入されていない方は導入することで、連絡・情報収集手段としてだけではなく、「お財布」がわりとして利用することも可能です。既に導入されている方も、オートチャージ設定をしたり、銀行口座・クレジットカードとの連携をしたりすることで、現金が手元になくても都度チャージをすることなく、キャッシュレス決済を利用することができるようになります。
 東日本大震災から10年、新型コロナウイルス感染症の世界的流行から1年。改めて、備えについて検討してみるいい機会かもしれません。
 
■auじぶん銀行 について 

auフィナンシャルグループのauじぶん銀行は、『じぶんのいる場所が、行く場所が、ぜんぶ銀行になる。そういうスマホの自由さ、便利さを銀行にも。』という思いを込めて「銀行を連れて、生きていこう。」というブランドメッセージを掲げるとともに、生活の中心となったスマートフォンを通じてお客さまの日常生活における決済・金融サービスをより身近にする「スマートマネー構想」を推進しています。今後もスマートフォンを中心とした金融サービスを提供し、“お客さまに一番身近に感じてもらえる銀行”として、お客さまやパートナー企業さまとともに新しい体験価値を創造していきます。

特徴
■預金や外貨、ローンまで、すべてのサービスがスマホで完結。いつでもどこでもスムーズに。
■KDDIと三菱UFJ銀行がつくった銀行だから安心。
■店舗を持たないネット銀行だから実現できる魅力的な金利とおトクな手数料。■じぶんにピッタリの情報がタイミングよく届く。使えば使うほど、どんどん役立つ存在に。

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銀行・信用金庫・信用組合
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会社概要

auじぶん銀行株式会社

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URL
https://www.jibunbank.co.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都中央区日本橋1丁目19番1号 日本橋ダイヤビルディング14階
電話番号
-
代表者名
田中 健二
上場
未上場
資本金
-
設立
2008年06月