AIと衛星データ研究で「マレーシア科学大学」とMOUを締結

株式会社天地人

株式会社天地人(東京都中央区、代表取締役 櫻庭康人)は、2025年2月25日(火)にマレーシアの国立科学大学である「マレーシア科学大学(Universiti Sains Malaysia)」とAI技術および衛星データを活用したインフラ評価と再生可能エネルギーサイトの選定に関する共同研究を目的に、Memorandum of Understanding(以下: MOU)を締結することをお知らせいたします。

なお、天地人は、株式会社リバネスが運営する、日アセアン経済産業協力委員会(AMEICC)委託事業「日本のスタートアップによるASEAN企業との協業を通じた海外展開促進事業」にて選抜され、現在マレーシアを中心とした海外展開を促進しております。

MOUの概要

・期間:2025年2月25日(火)から発効し、双方の協力に関する具体的な協定が締結されるまで、基本的な合意事項を確認するための枠組みとして機能します。

・目的:AI技術および衛星データを活用した漏水リスク評価や再生可能の適地選定に関する共同研究の推進。また、双方が研究、教育、研修プログラムを共同で開発・支援・充実させるための協力関係の構築。

・内容:本MOUに基づき、以下の内容において協力が行われます:

  1. AIと衛星データを活用した水道管の漏水リスク評価および再生可能エネルギーの適地選定に関する研究の実施。

  2. マレーシアにおける「天地人コンパス 宇宙水道局(Tenchijin COMPASS KnoWaterleak)」および「TenchijinCompass Renewable Energy」アプリケーションに関するホワイトペーパーの作成。

  3. その他、双方が随時合意する産業連携や協力活動の推進。


マレーシア科学大学(Universiti Sains Malaysia)について

マレーシア科学大学(Universiti Sains Malaysia、USM)は、マレーシア初の「Accelerated Programme for Excellence(APEX)」指定大学として、持続可能性、研究革新、そして社会インパクトの分野で高い評価を受けています。「持続可能な未来のための高等教育の変革」をテーマに掲げ、最先端の研究と社会貢献を通じて、グローバルな進展を牽引しています。

USMは、健康科学、再生可能エネルギー、文化遺産、デジタル変革などの分野で卓越した実績を持ち、学際的な研究と地域社会との協力を推進しています。また、分子医学、医療、工学、海洋生態系、考古学といった先端領域においても重要な役割を果たし、教育・学習の革新に取り組んでいます。

特に、持続可能な開発目標(SDGs)への貢献において国際的に高く評価されており、影響力のある研究、高い論文引用数、国際協力を通じて、その影響を拡大しています。さらに、公衆衛生、教育、環境レジリエンスに関する政策立案にも積極的に携わり、世界的なリーダーシップを発揮しています。

USMのAPEX指定は、学術的な発展にとどまらず、社会の課題を解決する実践的な知識の創出を意味します。これにより、学生や地域社会に持続可能な未来を築く力を育むことを使命としています。

「天地人コンパス 宇宙水道局(Tenchijin COMPASS KnoWaterleak)」について

画像は「天地人コンパス 宇宙水道局」のサンプルとなります。色のついている場所は水道管の漏水リスクが相対的に高い場所を指しています。漏水リスクの高低を5段階に分けており、赤色は漏水リスクの最も高い場所を指しています。

宇宙水道局は、衛星データとAI技術を駆使し、水道事業体や指定業者の効率的な漏水調査の実現を支援するクラウド型のマッピングサービスです。複数の人工衛星から取得するデータやオープンデータを活用し、100m四方の範囲で漏水リスクが高いエリアを特定します。電子化された給水台帳や配水管図と連携し、5段階評価の漏水リスクを一元管理。直感的で操作が簡単なインターフェースで、リアルタイムでデータを確認し、迅速な漏水検出と修理計画の立案を支援します。

本システムで日常的に漏水地点を登録・管理することで、蓄積した漏水データを基にAIが漏水リスクを再評価(精度向上が期待)することも可能です。2022年度に行った内閣府との実証実験や他自治体へのヒアリングを通して、点検費用は最大65%、調査期間が最大85%削減が期待できるとされています。

技術力の高さと導入ハードルの低さが評価され、厚生労働省、国土交通省、総務省などの各省庁が実施する「第7回インフラメンテナンス大賞」では厚生労働大臣賞を受賞。2023年のサービス提供開始から、20を超える自治体様に採用いただきました。(2025年2月現在)

これらの課題は、東南アジア各国でも共通するものも少なくありません。効率的な水道経営による水資源保護を世界へと広げるため、グローバル版として「Tenchijin COMPASS KnoWaterleak」を開発し、アジア、ヨーロッパ等への展開を進めています。

天地人コンパス 宇宙水道局 特設サイト

https://suido.tenchijin.co.jp/

Tenchijin COMPASS KnoWaterleak 特設サイト

https://knowaterleak.space/

「Tenchijin COMPASS KnoWaterleak」のアジア展開に関しては、以下の連絡先までお気軽にお問い合わせください。

アジア事業開発担当:淺羽

お問合せ窓口:asia-t@tenchijin.co.jp

■会社概要

会社名:株式会社 天地人

所在地:東京都中央区日本橋1丁目4−1日本橋一丁目三井ビルディング5階

代表者:代表取締役 櫻庭 康人

事業内容:衛星データを使った土地評価コンサル

公式サイトURL:https://tenchijin.co.jp/

X:https://x.com/tenchijin_pr

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/tenchijin/


すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社天地人

48フォロワー

RSS
URL
https://tenchijin.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋1丁目4−1 日本橋一丁目三井ビルディング5階
電話番号
-
代表者名
櫻庭康人
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年05月