NetApp、NVIDIAとの連携によりAIリーダーシップを加速
~複雑なデータ課題に対応する「NetApp AI Data Engine」を提供開始~
ネットアップ合同会社(本社:東京都中央区、代表執行役員社長:斉藤千春)- インテリジェントなデータ基盤を提供する企業 NetApp®(NASDAQ:NTAP)は、企業向けデータプラットフォームの機能強化を発表し、顧客がAIイノベーションの推進における障壁を解消できるよう支援します。また、3月16日に開催されたGTCにおいてNVIDIAが発表した最新技術への対応に加え、NVIDIAとの共同設計により構築された、安全かつ統合型のAIデータプラットフォームスタック「NetApp AI Data Engine(AIDE)」を、NVIDIA AI Data Platformリファレンスデザインとの統合により提供開始します。
AIにおける基盤的な課題の一つは、企業が自社のグローバルに分散したデータ資産を把握し、理解し、適切にガバナンスすることです。データがAIの“燃料”であるとすれば、最適なデータを見つけて活用することこそが、真に変革的なAIの実現に不可欠です。NetApp AIDEは、自動生成され、継続的に更新されるグローバルなメタデータカタログと強力な検索機能により、この課題の解決を支援します。特に、NetApp AIDEのメタデータカタログは、従来のファイルシステムのメタデータにとどまらず、ファイルの内容を積極的に解析することで、その場でメタデータをセマンティックに拡張します。これにより、データを複数回移動させることによるセキュリティリスクやコスト増加を伴うことなく、データの価値を最大化します。このように強化されたメタデータにより、企業はデータの選定・変換から検索、さらにAIアプリケーションやエージェントへの提供に至るまでのAIデータパイプライン全体において、正確かつ最新のデータを発見し、整理・活用・ガバナンスすることが可能になります。
NetAppのチーフプロダクトオフィサーであるSyam Nairは次のように述べています。
「生産性の向上やビジネス意思決定の高度化に向けてAI活用への投資と市場からの期待が高まる一方で、多くのAIプロジェクトはデータに関する課題によって、本番環境に到達する前の段階でボトルネックに直面しています。データの主導権を取り戻すためには、当初から分散型かつインテリジェントに設計された、成熟したエンタープライズ向けデータプラットフォームが不可欠です。これにより、ストレージ、サービス、コントロールをロックインすることなく、それぞれ独立してスケールさせることが可能になります。NetApp AIDEやNVIDIAの先進的なAI機能への対応を含むNetAppのデータプラットフォームを通じて、当社は高性能な統合ストレージ基盤に支えられたエンタープライズグレードのAIファクトリーの構築を、お客様とともに推進しています。」
NetApp AIDEは今月、初期の主要顧客およびパートナー向けに提供を開始し、今夏初旬には広く一般提供を開始する予定です。NetAppはオープンな技術エコシステムを推進する企業として、オンプレミスおよびクラウドの双方において、さまざまなISVパートナーとの統合を継続的に提供していきます。これにより、顧客が本番環境でAIワークロードを実行するために不可欠な、深くシームレスな連携を実現します。
今後提供予定の主なISVパートナーとの統合には、Google CloudのVertex AIやLangChainといった主要なAIアプリケーション開発プラットフォームが含まれます。これにより企業はAI対応済みの非構造化データを安全に活用し、迅速にAIアプリケーションを構築できるようになります。
今後数カ月にわたり、NetApp AIDEは対応する導入オプションを順次拡大し、顧客に幅広いインフラストラクチャの柔軟性を提供していきます。AIDEは統合型のソフトウェアソリューション群であり、今後、さまざまなサーバー環境上での稼働に対応することで、各企業のユースケースやニーズに最適化された導入を可能にします。例えば、NetApp AIDEは、NVIDIA GTCで発表されたNVIDIA RTX PRO™ 4500 Blackwell Server Edition GPUおよびNVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition GPUを活用し、データ基盤全体にわたって利用できるようになります。さらに、NetApp AIDEは、AFF Aシリーズ、AFF Cシリーズ、FASをはじめとする既存および新規のNetAppストレージ環境への展開にも迅速に対応していきます。
さらに今夏、NetApp AIDEには複数の新機能が追加される予定です。拡張されたハイブリッドクラウド対応により、NetApp AIDEの機能をオンプレミスおよびクラウドストレージにまたがる企業データ全体に対して、場所を問わずシームレスに適用できるようになります。また、NetApp AIDEはマルチモーダルデータへの対応も進化し、画像などのビジュアルデータを含む幅広い非構造化データを対象とした新たなユースケースの創出を可能にします。さらに、エージェント型AIへの強力な対応により、業界標準プロトコルに準拠しながら、グローバルなNetAppデータ基盤全体にわたって、セキュアかつガバナンスの効いたエージェント型ワークフローを実現します。
CiscoのSVP兼ゼネラルマネージャーであるJeremy Foster氏は次のように述べています。
「NetAppとCiscoのパートナーシップを通じて、AI導入を加速するエンタープライズグレードのインフラを提供しています。Cisco AI PODポートフォリオの一部であるFlexPod AIは、コンピュート、ストレージ、ネットワーク、セキュリティ、可観測性に至るまで、AIファクトリーの基盤となるフルスタックを統合したソリューションです。このソリューションにNetApp AIDEを組み合わせることで、AIをデータの存在場所へと直接展開でき、データパイプラインの高速化と、価値創出までの時間短縮を実現します。」
NetAppは、AIイノベーションを支えるデータプラットフォームの機能をさらに強化するため、エージェント型AI向けのモジュール型ラックスケールストレージのリファレンスアーキテクチャであるNVIDIA STXをサポートします。NVIDIA Vera RubinおよびNVIDIA BlueField-4 DPUを基盤とするSTXは、KVキャッシュ向けの専用メモリ階層を備えた高性能データエンジンを提供し、電力効率、スループット、セキュリティの向上を実現します。この新たなリファレンスアーキテクチャにNetAppのデータ管理機能を組み合わせることで、顧客はインテリジェントなデータ処理を一元化し、大規模なAIコンピューティングと非構造化データストレージの間に存在するギャップを解消することが可能になります。
NVIDIAのStorage Technologies担当バイスプレジデントであるJason Hardy氏は、次のように述べています。
「AIファクトリーに対する根本的な需要の高まりを背景に、企業は広大なデータエステートを適切にガバナンスし、ビジネス価値の創出に活用する新たな方法を模索しています。NVIDIAのAI Data Platformリファレンスアーキテクチャとの統合により、NetAppは大規模なAI導入に向けた効率的なデータ管理のフレームワークを提供します。」
関連情報
NetAppについて
NetAppは30年以上にわたり、エンタープライズ ストレージの普及から、データとAIが定義するインテリジェント時代まで、世界のリーディング企業が変化を乗り越えるための支援を行ってきました。現在NetAppは、データをイノベーション、レジリエンス、成長の原動力へと変えるインテリジェント データ インフラストラクチャ企業です。
その中核にあるのが NetAppデータ プラットフォームです。これは、あらゆるクラウド、ワークロード、環境にわたりデータを接続・保護・活性化する、ユニファイドかつエンタープライズ グレードのインテリジェント基盤です。業界をリードするデータ管理ソフトウェア/OSである NetApp ONTAPの実績に基づき、AI Data EngineやAFXによる自動化機能を備え、スケールに応じた可観測性、レジリエンス、インテリジェンスを提供します。
NetAppデータ プラットフォームは、ストレージ、サービス、制御を分離設計することで、企業がより迅速にモダナイズし、効率的にスケールし、ロックインに縛られずイノベーションを加速できるようにします。さらに、世界最大のクラウドにネイティブ統合された唯一のエンタープライズ ストレージ プラットフォームとして、あらゆるワークロードを一貫したパフォーマンス、ガバナンス、保護のもとでどこでも実行できる自由を提供します。
NetAppは、常にデータを「準備万端」に整え、脅威から守る準備、AIを駆動する準備、次のブレークスルーを生み出す準備をしています。だからこそ、世界で最も先進的な企業が、インテリジェンスをアドバンテージへと変えるパートナーとしてNetAppを信頼しています。
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