カニ水揚げ量日本一！「蟹取県」にシーズン到来　11月7日「松葉がに」初競り式最高落札価格は100万円

漁期間：2025年11月6日(木)～2026年３月20日(金)まで

鳥取県

2025年11月7日 15時01分

　カニの水揚げ量日本一を誇る「蟹取県」こと鳥取県では、11月6日(木)に松葉がに漁が解禁され、翌7日(金)には鳥取県内３か所の港で初競りが行われました。

　松葉がには成長した雄のズワイガニの山陰地方における名称で､鳥取県を代表する冬の味覚の王様です｡毎年11月6日から3月20日までの約5か月間だけ漁が解禁されます。毎年注目が集まる「特選とっとり松葉がに　五輝星（いつきぼし）」は、大きさ・重さ・形・色合い・身入りともに5つの厳しい基準が設けられ、目利き人によって選定されており、2019年度の初競りでは史上最高値の１枚500万円の価格がつけられ、その後「競りで落札された最も高額なカニ」としてギネス世界記録を更新したことで大きな話題となりました。

　今年の初競りでは「特選とっとり松葉がに　五輝星」が、鳥取（とっとり）港で１枚、境（さかい）漁港で６枚の合計７枚が水揚げされました。また「特選とっとり松葉がに　五輝星」の最高落札額は、鳥取港にて100万円で競り落とされました。

鳥取県漁業協同組合賀露地方卸売市場で行われた初競り式では、鳥取県の中原副知事が「いよいよとっとり松葉がに初競りの日がやってきました。とっとり松葉がには、何と言っても冬の鳥取の味覚の代表選手でございます。全国の人にとっとり松葉がにを楽しんでいただけるよう我々県もＰＲを行っていきます。」とあいさつしました。

　鳥取県はカニがとれる秋季・冬季には毎年県名を「蟹取県」に命名し、「蟹取県ウェルカニキャンペーン」などを実施しています。東京都・新橋にあるアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」では、松葉がにが景品となる「松葉がにクレーンゲーム　つ“カニ”とれ！金の蟹ペン！」を11月19日（水）より設置します。これから旬を迎える鳥取の冬を代表する味覚「松葉がに」がお得に手に入るチャンス、この機会に是非チャレンジしてみてください。

蟹取県（かにとりけん）とは

　カニの水揚げ量が日本一であることや、カニの消費量が日本一であることを受けて、県名を「蟹取県」と命名しました。令和5年の総務省統計局家計調査において､鳥取市はカニの消費量が全国平均消費量の5.7倍で、岩美町の中学校では､給食に一人一枚の若松葉がにが登場するほどです。鳥取県では、ズワイガニである松葉がに、若松葉がに、親がにのほか、日本一の水揚げ量を誇るベニズワイガニも境港で水揚げされています。