ASKUL LOGIST 福岡物流センターと障がい者スタッフ2名が「(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構 理事長努力賞」を受賞!
~地域社会と連携した「戦力」としての障がい者雇用の取り組みをさらに推進~
また、同時に、同センターに勤務する障がい者スタッフ2名も、「優秀勤労障害者」として同賞を受賞しました。
アスクルロジストは、アスクルが展開するEC事業に欠かせない商品の出荷・配送業務を担い、主要拠点となる全国11カ所の物流センターの運営を行っています。今回は、九州全県と中国地方への出荷・配送を担う「福岡物流センター」が、障がい者を積極的に多数雇用している事業所として、また、スタッフ2名が、模範的職業人として長期勤続している優秀勤労障害者として、受賞しました。
令和2年度 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞
◆障害者雇用優良事業所
ASKUL LOGIST株式会社 福岡物流センター
◆優秀勤労障害者
河津 右京(所属:ASKUL LOGIST株式会社)
久田 恵祐(所属:ASKUL LOGIST株式会社)
(発表)独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 福岡支部URL
https://www.jeed.or.jp/location/shibu/fukuoka/R2fukuoka-hyousyou.html
■福岡物流センターが取り組む「戦力としての障がい者雇用」とは
国内のEC市場規模が急速に拡大し今後の成長も見込まれる状況に反し、物流業界においては慢性的な労働力不足が深刻化しています。このような中アスクルロジストでは、アスクルとともに物流センターへの最先端のテクノロジーの導入を進め高度自動化を図ると同時に、ダイバーシティの取り組みの一環として、障がい者雇用に注力しています。
アスクルロジストが障がい者雇用に向き合ったきっかけは2011年、法定雇用率を満たすために障がい者雇用を開始したものの、短期間で退職してしまった経験からでした。再び雇用のため特別支援学校を訪問した際に「働く場所を提供するだけでは続かない、向き合う体制がなければ雇用はうまくいかない」という気づきを得て、学校や支援機関、家族、医療といった地域全体で連携した仕組みづくりの確立へ本腰を入れて取り組みました。
2012年に特別支援学校から新卒者を採用して以降、毎年採用を行い、2020年8月時点では、福岡物流センターの社員298名のうち48名を障がい者社員が占めています。福岡物流センターにおける障がい者の雇用率は16.1%、法定雇用率は24.0%に達し、センター内でのピッキング、商品補充、梱包、検品、事務など幅広い業務に従事しています。応募者に対しての採用率は8年間で100%を実現、定着率は75%に達し、年次の長い障がい者社員はリーダー職に就き、主力のスタッフとして活躍しています。
(※)2020年8月20日時点
このような雇用を可能にしたのは“障がい者雇用は慈善活動ではなく、事業活動”“障がい者支援ではなく、戦力として育成する”という採用側の強い想いです。入社前の「インターンシップ」による事前準備から、入社後少なくとも3年間に渡る「支援会議」などのフォローアップを地道に実践することで、個人のみならず、組織全体の生産性向上という結果を生み出しています。
代表的なプログラムのひとつは、入社前の「2か月間事前実習」。特別支援学校と家族を巻き込み、障害の度合いや個人の特性を実習期間中から一人一人把握し、本人に適した訓練メニューを考えたうえ反復して理解を促進するものです。これにより、障がい者は入社後には即戦力として働くことができるようになります。
このほか、入社後に毎日、採用者・本人・家庭との間でやり取りする「コミュニケーションノート」を始めとしたフォローアッププログラムや、一人一人に合わせた成長プラグラム実施の結果、そのプロセスで他の社員も成長ができる土壌が育まれ、生産性の向上に繋がっています。
アスクルロジストはこれからも、福岡物流センターにおける雇用事例を全国で展開し、重要な戦力としての障がい者雇用を進めてまいります。また障がい者だけでなく、海外留学生の受け入れや時短勤務などのダイバーシティのニーズも吸収し、あらゆる社員に対して安心して働ける環境づくりを進めてまいります。
【関連プレスリリース】
●2020年1月30日
アスクルグループのASKUL LOGIST福岡物流センター、「KAIKA Awards 2019」で「KAIKA 大賞」を受賞!
https://pdf.irpocket.com/C0032/xFFN/v6t3/FHGJ.pdf
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