LONGLIFE総合研究所「収納の満足度調査」を実施

新生活スタートの春は片づけ・収納見直しのチャンス ~収納に対する満足度が高い人が持つ4つの要素とは~

旭化成ホームズ株式会社

旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川畑 文俊)LONGLIFE総合研究所(所長:河合 慎一郎)は、新生活が始まる春を前に、片づけや収納を見直すヒントを得る目的で「収納の満足度調査」を実施しましたのでお知らせします。

Ⅰ.LONGLIFE総合研究所「収納の満足度調査」主なトピクス

  1. モノを手放すタイミングは一年中いつでもOK

  2. 収納の満足度が高い人はくらしの総合満足度も高い

  3. 収納満足度には、4つの視点(ゴール設定・整理・収納・インテリア)が大事で、その中で最も影響するのは「整理」の「モノを手放すことが得意か否か」

  4. モノを手放すことが「得意」な人は、モノを「手放す基準」を持っている

  5. モノを手放すことが「得意」な人は、リサイクル・リユースを活用するなど社会全体でのモノの循環を意識

  6. モノを手放すことが「得意」な人の5割近くは子供を巻き込んでいる

Ⅱ.調査の概要

  1. 調査の目的:モノを手放すこと・残すこと、片づけ・収納・インテリアなどに関する実態・意識を明らかにする

  2. 調査時期:2024年12月

  3. 調査方法:Webアンケート調査

  4. 調査対象:25歳~74歳の既婚男女、戸建住宅居住者

  5. 調査対象数:1,000人

Ⅲ.調査結果概要

1.モノを手放すタイミングは一年中いつでもOK

モノを「手放す」ことを考えるタイミングのTOPは「片づけをしたくなった時」でした。一方でこれを末子の学齢別にみると、小学生や中高生で「3月・4月」が上位という結果に。小学生・中高生では3割強が新学年や新学期が始まる3月・4月を手放すタイミングとしていることが分かりました。

2.収納の満足度が高い人はくらしの総合満足度も高い

「収納に満足している」人は、95%が「くらし」にも満足しているという結果になりました。一方で「収納に満足していない」人で、「くらし」に満足しているのは2割であることから、収納の充実がくらしの満足度に影響を与えていることがうかがえます。

3.収納満足度には、4つの視点(ゴール設定・整理・収納・インテリア)が大事で、その中で最も影響するのは「整理」の「モノを手放すことが得意か否か」

収納の満足度を向上させるために、「ゴール設定=理想とするくらしやインテリアをイメージ」「整理=モノの取捨選択」「収納」「インテリア」という4つの視点が影響していると考えられます。これら4つの視点を、7つの指標(ゴール設定:1、整理:2、収納:3、インテリア:1)で分析したところ、「整理」の指標のひとつである「モノを手放すことが得意・苦手」で最もポイント差(27pt)があったことから、モノを手放すことの得手不得手が収納の満足度に強く影響を与えていることがうかがえます。

4.モノを手放すことが「得意」な人は、モノを「手放す基準」を持っている

モノを手放すことが「得意」な人の77.8%が「モノを手放す際の基準」を持っており、苦手な人の29.4%を大きく上回りました。モノを手放す基準があることで自動的にモノの量が調節できている人と、基準がないことで何となくモノが増えていってしまう人の存在が明らかになりました。

また、モノを「手放す」ことが「得意」な人が「大人の衣類」を手放す基準は物理的な限界ではなく使用頻度(着る・着ない)であることが分かりました。「得意」な人にとって「大人の衣類」を手放す使用頻度として「1年以上使っていない」とする人が40%いらっしゃいました。逆に「手放す」ことが「苦手」な人の54.4%は「大人の衣類」を手放す基準として「傷んでいる」としており、物理的な限界が来るまで手放さない方が多い実態が明らかになりました。

5.モノを手放すことが「得意」な人は、リサイクル・リユースを活用するなど社会全体でのモノの循環を意識

モノを手放すことが「得意」な人はフリマアプリやネットオークション、店頭の不用品回収BOXの利用など、環境に配慮し、モノの循環につながる方法を「苦手」な人より多い割合で選んでいることが分かりました。一方で自治体のゴミ・資源ゴミとして出すのは、「得意」な人・「苦手」な人共に共通の行動と言えそうです。

6.モノを手放すことが「得意」な人の5割近くは子供を巻き込んでいる

モノを手放すことが「得意」な人は、手放すモノを子どもに選ばせるなど「子どもの意見や価値観を尊重」したり、「子どもが片づけやすいように収納の工夫」をしたりする割合が「苦手」な人より2割近く多く、自分の子供を上手に巻き込んでいる実態が明らかになりました。

Ⅳ.調査報告の背景

当社は、都市部を中心とする新しい住まい方の研究と提案のために1980年に「二世帯住宅研究所」、1989年に「共働き家族研究所」、1998年に「ロングライフ住宅研究所」を開設し、現在のLONGLIFE総合研究所にいたるまで、住生活全般の調査・研究などを通して、人々の「いのち・くらし・人生」全般を支え続けるLONGLIFEな商品・サービスの提供に努めてまいりました。
そのような中で当社は1987年から長年に渡り、収納についても研究を続けております。1990年代、環境問題が注目されるようになった際には、ゴミの分別対応など資源循環を考えたキッチンとして、食器棚のゴミ置きスペースをいち早く提案しました。2000年代より、リビング・ダイニングとキッチンがワンルームとなりオープンな空間が浸透すると同時に、モノが散乱せずにすっきりと暮らすニーズが高まりました。そこで当社は「かべ面積(収納の見付面積、奥行30cm)」指標を考案し、奥行の浅い収納によって「見つけやすく・取り出しやすく・しまいやすい収納」で、すっきりとしたLDK空間の実現に寄与しました。
長年の研究を通して、当社はくらしの満足が長続きするためには収納は大事な要素だと考えています。現代社会では「何を持ち、何を手放すのか」が、世代を問わずに重要と考えられるようになっています。例えば小学校の家庭科では住生活をスムーズに行うための整理整頓が学習内容として取り上げられています。一方でシニア世代は自身の資産やモノと向き合う「終活」や「生前整理」に関心が集まっています。 このように、「どのようにモノと付き合いながら、豊かな人生を送るか」を考えることは、今後ますます必要となると当社は考えます。
LONGLIFE総合研究所は、これからも収納における「人・行為・モノ・空間の関係性」について、“お客様の声” を聴きながら、新たな商品やサービスの提案を目指してまいります。

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会社概要

旭化成ホームズ株式会社

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URL
https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/index.html/
業種
建設業
本社所在地
東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
電話番号
03-6899-3000
代表者名
川畑 文俊
上場
未上場
資本金
-
設立
1972年11月