松戸市制施行75周年記念「松戸ゆかりの美術展ーその潜在力ー」を開催
デザイン教育の歩みがわかる所蔵品と写真家及川修次の作品をご紹介
千葉県松戸市では市制施行75周年を記念し、8月4日(土曜)より松戸市立博物館で「松戸ゆかりの美術展-その潜在力-」を開催いたします。ぜひご鑑賞ください。
松戸市教育委員会はこれまでに、松戸ゆかりの美術の調査を行い、その結果として様々な芸術資源を掘り起こし、優れた作品を収集して展覧会でご紹介してきました。
今回、松戸ゆかりの美術展では、構成を二つに分け、松戸市が刻んできた芸術の歴史を展観します。二つの展示を通し、松戸という街が秘めている美術の潜在力を感じていただければ幸いです。
Ⅰ相模台の記憶 松戸にあった千葉大学工学部のデザインと美術
―前身の東京高等工芸学校時代から―
松戸駅から程近い相模台は様々な変貌を遂げた場所です。明治期には、船橋市の中山競馬場の起源である松戸競馬場が設置され、大正期から戦前までは陸軍工兵学校がこの地を利用していました。
1945(昭和20)年、終戦とともに閉校した陸軍工兵学校の校舎に東京工業専門学校が移転します。この学校は大正期に設立された本格的なデザイン教育機関である東京高等工芸学校を前身に持ち、1949(昭和24)年の新制大学発足に際して千葉大学工芸学部(後に工学部に改組)となります。千葉大学工学部はデザインも学べるユニークな学部として、戦後日本のデザインを支えるデザイナーや芸術家を輩出しました。
本展では東京高等工芸学校時代を中心に、教授陣や卒業生の作品をご紹介します。松戸市教育委員会のコレクションから、千葉大学工学部へと繋がるデザイン教育の歩みを辿ります。
Ⅱ利根川に魅せられて―松戸の写真家、及川修次の仕事―
松戸市大橋在住の写真家、及川修次氏(1922年生まれ)は、1970年代より利根川の源流から河口にいたる風景と人々の暮らしの撮影を続けてきました。1981(昭和56)年、新宿のニコンサロンで開催された個展「利根川山河」に出品された作品をはじめ、利根川の厳しくも豊かな自然とその流域でたくましく生きる人々の姿が捉えられたライフワークを展観します。
また、戦前にカメラマンとして活動し、戦時中の国策宣伝写真誌『写真週報』に参加した及川氏の兄、及川清太郎(1906-1946)の作品を初めてご紹介します。
【松戸ゆかりの美術展―その潜在力―】
・会場:松戸市立博物館(企画展示室)
〒270-2252 千葉県松戸市千駄堀671番地 ☎047(384)8181
・会期:平成30年8月4日(土曜)~9月2日(日曜)
・開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
・休館日:毎週月曜日
・主催:松戸市教育委員会
・後援:JOBANアートライン協議会
・助成:自治総合センター、芸術文化振興基金、公益財団法人朝日新聞文化財団
・協力:新京成電鉄株式会社、北総鉄道株式会社、流鉄株式会社
・観覧:一般300(240)円、高大生150(100)円。
( )内は20名以上の団体料金。常設展示は別料金。常設展示との共通観覧料は一般500円、高大生250円。
次の方は無料です。身体障害者手帳、療育手帳または精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている人とその介護者(手帳の交付を受けている方1人につき1人)、松戸市在住の70歳以上の方、中学生以下。
・交通アクセス:新京成線「八柱駅」・JR武蔵野線「新八柱駅」下車、徒歩15分。または、松戸新京成バス3番乗り場小金原団地循環・新松戸駅行「公園中央口」下車すぐ。
②JR常磐線・武蔵野線「新松戸駅」下車、松戸新京成バス3番乗り場八柱駅行「公園中央口」下車すぐ。
※博物館には障害者専用以外の来館者専用駐車場はありません。「21世紀の森と広場」の有料駐車場をご利用ください。
・会期中のイベント
①フロアレクチャー「相模台の記憶」
講師:敷田弘子氏(武蔵野美術大学 美術館・図書館)
日時:8月12日(日曜) 午後2時より約40分間
会場:松戸市立博物館企画展示室
②フロアレクチャー「及川修次の写真」
講師:金子隆一氏(写真史家)
日時:8月18日(土曜) 午後2時より約40分間
会場:松戸市立博物館企画展示室
※①、②ともに事前申込不要。参加には観覧券が必要です。
●詳しい展覧会の情報はこちら!
http://www.city.matsudo.chiba.jp/miryoku/kankoumiryokubunka/rekisi-bunka/dezitarubizyutu_top/event/matudosiyukariten.html
【本件に関するお問い合わせ先】
■松戸市教育委員会 社会教育課 美術館準備室
所在地:松戸市根本356番地 京葉ガスF松戸ビル6階
TEL:047-366-7463 FAX:047-366-7055
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