相続経験者の5人に1人がトラブルに発展!遺産相続トラブルに関するアンケート調査を実施

20代以上5,000人を対象に調査!最も多い相続トラブルとは

株式会社アシロ

株式会社アシロ(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:中山博登、東証グロース市場 証券コード:7378)は、遺産相続トラブルの解決を得意とする弁護士・法律事務所を検索できるポータルサイト「ベンナビ相続」にて、20代以上の5,000人を対象に、遺産相続に関するアンケート調査を実施しました。

アンケート詳細はこちら

https://souzoku-pro.info/columns/survey/638/

 年末年始は、日頃離れて暮らしている親や兄弟、親戚などが集まる時期でもあり、親が高齢になるにつれて、遺産をどうするかを家族で話し合う機会ともいえます。


 2012年における家庭裁判所における遺産分割事件の取り扱い件数は11,737件であったのに対し、2022年は12,981件の取り扱い(※)となり、相続トラブルが増加傾向にあることがわかりました。


 そうした情勢において、一人でも多くの相続トラブルを抱えたユーザーを解決に導くべく情報収集を目的として、「ベンナビ相続」が主体となり本調査を実施いたしました。


 今後もアシロは、相続という重大なライフイベントにおける意思決定をサポートし、一人でも多くの方が適切な選択肢をとれる社会を目指してまいります。


※令和4年及び平成24年の司法統計参照

https://www.courts.go.jp/toukei_siryou/shihotokei_nenpo/index.html


<当調査の利用に関して>

1.当調査のデータを引用・転載する場合には、「出典:ベンナビ相続」の表記をお願いいたします。

2.出典元として下記ページへのリンクをお願いいたします。

https://souzoku-pro.info/columns/survey/638/


<調査の実施概要>

調査対象: 20代以上の男女5,000人を対象とした遺産相続に関するアンケート調査

     (20代458名、30代888名、40代1,330名、50代1,313名、60代以上1,011名)

調査方法: Freeasyを用いたインターネットリサーチ

調査日 : 2023年11月24日(金)~2023年11月28日(火)


<調査サマリー>

・遺産相続を経験したことがある方は5,000人中1,558人となり、3人に1人となる31.2%が相続を経験していることがわかった。

・遺産相続を経験した1,558人中356人は相続トラブルを経験しており、5人に1人となる22.9%が相続トラブルを経験していることがわかった。

・相続トラブルを経験した356人に「経験した相続トラブルの内容は?」と質問したところ、55.6%が「遺産分割に関するトラブル」と回答していた。

・相続トラブルの相手は50.5%が「自分の兄弟」と回答した。

・相続トラブルを経験した356人中170人が相続トラブルを弁護士に相談しており、約半数となる47.8%が弁護士に相談したことがわかった。


  • 相続経験者は31.2%|3人に1人が相続を経験

 5,000人を対象にした調査結果によると、相続を経験したことがあると答えた人は、1,558人であり、全体の31.2%。およそ3人に1人は、相続を経験したことがあるという結果になりました。


  • 相続トラブルが発生したことがある人は全体の22.9%

 次に、相続を経験したことがある1,558人を対象として、遺産相続を通じてトラブルが発生したことがあるかどうかを調査したところ、22.9%の356人が「ある」と回答。


 相続を経験したことがある人のうち、およそ5人に1人は相続トラブルの発生を経験していることがわかりました。


  • 相続トラブルのうち半数以上が「遺産分割に関するトラブル」と回答

 また、相続トラブルを経験した356人を対象に、経験したことがある相続トラブルの内容を、10個の選択肢から回答していただきました。


  最も多かった回答は「遺産分割に関するトラブル」であり、356人中198人となる55.6%が遺産の分け方についてトラブルに発生したことがわかりました。


  • 相続トラブルの相手は「自分の兄弟」と「被相続人の兄弟」が多い

 次に、遺産分割に関するトラブルを経験した198人を対象に、「誰と相続トラブルになりましたか?」と質問したところ、およそ半数となる50.6%が「自分の兄弟」と回答しました。


 次いで「被相続人の兄弟(または甥姪)」「被相続人の親」となり、「被相続人の配偶者」を除くと、相続順位に準じた順位となりました。


  • 経験者の実際のトラブル内容を紹介

相続トラブルを経験した356人を対象に、具体的なトラブルの内容を伺いましたので、一部を紹介いたします。


▼遺産分割に関して実際に起きたトラブル  

・弟との相続トラブルで自分が今住んでいる家を個人で相続しようとしたら共有財産にしたいと言われた。また、預貯金が家以上の額があるのでその分で相殺する旨を伝えたが納得してもらえなかった。(50代男性)


・叔父が亡くなった際に、内縁の妻と自分達姉妹に相続の権利があったが、叔父の兄弟も遺産分与を主張してきて裁判になった。(30代女性)


・父が亡くなった際に、妹と遺産分割について揉めた。妹は認知症であった父の面倒も見ていなかったのに、遺産だけを欲しがり、結局遺産を受け取った。(40代男性)


・引きこもりで働いたことがない弟が、親が亡くなった際にお金は全部自分のものだと言い張って、結局諦めた。(40代女性)


・祖母が貸していた家屋を、借りていた親戚が自分たちのものだと主張して裁判になった。(40代男性)


・叔父が亡くなった際に、内縁の妻と自分たち姉妹に相続権があったが、叔父の兄弟も相続権があることを主張してきて裁判になった。(30代女性)


▼遺留分に関して実際にあったトラブル

・遺言書によって私には相続権がないと代理人弁護士を通じて宣告された。遺留分の請求をおこない、生前贈与などの立証にも努めたが、労力や費用がかかることから妥協せざるを得なかった。(60代男性)


▼寄与分に関して実際に会ったトラブル

・遺産は均等に分けたつもりだったが、亡くなった親の援助や面倒をしたことを理由に遺産の割合を増やしてほしいと言われた。(70代男性)


・親の介護をしていなかった兄が、自分だけ相続分が少ないと主張したことで揉めた。(60代男性)


▼遺言書に関して実際にあったトラブル

・遺言書の内容では、末っ子である私の取り分が一番多かったため、長女・長男から不満を言われた。(20代男性)


・遺言書の内容を認めない相続人がいて、相続手続きが進まない。(40代女性)


▼相続放棄に関して実際にあったトラブル

・相続放棄の手続きを親の代理で進めたが、市役所とのやり取りや家庭裁判所との手続きなどで手間がかかった。(50代男性)


▼相続手続きに関して実際にあったトラブル

・相続人である妹と自分で、相続の進め方について意見の相違がありトラブルになった。(60代男性)


・実母が亡くなったが、預金通帳を同居していた姉が隠していて相続手続きができずにいる。(50代男性)


▼不動産の相続に関して実際にあったトラブル

・親の遺産である家を売却したが、兄弟のうちの一人に売却したお金を独占されてしまっている。(40代女性)


・土地の相続人が妻である自分になっているが、旦那の姉からそれはおかしいと言われて今でも争っている。(40代女性)


▼相続人に関して実際にあったトラブル

・父親の遺産相続の際に、あとから父親の隠し子である異母兄弟の存在が判明し、トラブルになった。(20代女性)


・祖父の相続で3人だと思っていた相続人が実は5人いた。新たな相続人は、前妻との子どもであったため、見ず知らずの人が実は従兄弟だとわかって揉めた。(60代男性)


  • 納得できない決着になってしまうケースも多い

 次に、相続トラブルを経験した356人のうち150人を対象に、相続トラブルがどのような形で決着したのか質問したところ、「自分の納得のいかない形で決着した」と回答した人が38.7%と最も多かったものの、同程度の37.3%が「自分の納得のいく形で決着した」と回答しています。


 他方、12.0%の方が「うやむやなまま相続をしてしまった」、「まだ解決できていない」と回答しており、相続トラブルの決着の難しさが伺えました。


  • 相続トラブルを経験した人の約半数は弁護士への相談経験がある

 次に、相続トラブルを経験した356人を対象に、「トラブルを誰に相談しましたか?」と質問したところ、47.8%が「弁護士」と回答しました。次いで「司法書士」が24.7%、「税理士」が21.6%となり、いずれも弁護士に相談した人の半数以下となりました。


 相続トラブルにおいて、司法書士や税理士が対応できることは限られている一方、弁護士は対応できる範囲が広いことから選ばれていると考えられます。


  • 相続の対策をしている人は非常に少ない

 次に、相続を経験したことがない3,442人に対して、「相続の対策をしていますか?」と質問したところ、「している」と回答した方は5.6%に留まりました。


■調査結果のまとめ

 5人に1人がトラブルに見舞われる遺産相続において、仲の良い家族であったとしても、相続トラブルが発生しえる可能性があります。このことから、生前に専門家へ相談することや、家族で遺産に関する話し合いの機会を設けることの大切さが伺えます。


 当調査を最大限に活用し、これからも一人でも多くのユーザーにとって、相続トラブルの解決又は相続トラブルの予防につながるコンテンツを発信してまいります。


■当調査の掲載記事

【経験者344人に聞いた!】相続トラブル第1位は「遺産分割に関するトラブル」

サイトURL:https://souzoku-pro.info/columns/survey/638/


■「ベンナビ相続」について

相続問題の解決を得意とする弁護士とユーザーの架け橋となる、国内最大級の法律相談サイトです。遺産相続や遺言書、相続放棄など、さまざまな相続問題に対応する弁護士を探して電話・メールで相談が可能。東京/大阪/福岡など全国に対応し、土日/祝日/夜間対応の弁護士も掲載しています。

サイトURL:https://souzoku-pro.info/


■株式会社アシロ 概要

・代表者 : 代表取締役 中山 博登

・所在地 : 東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング4F

・資本金 : 608百万円(2023年7月末現在)

・設立     : 2016年4月

・従業員数: 81名(2023年7月末時点)

・事業内容:

―インターネット上で法律情報や弁護士情報等を提供する「リーガルメディア関連事業」

―弁護士等の士業や管理部門に特化した人材紹介サービスを提供する「HR 事業」

・サイトURL:https://asiro.co.jp

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会社概要

株式会社アシロ

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URL
https://asiro.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング4F
電話番号
03-6279-0825
代表者名
中山 博登
上場
東証グロース
資本金
6億845万円
設立
2009年12月