#30 富永啓生選手 入団会見実施のご報告

6月9日、札幌東急REIホテルにて、#30 富永啓生選手の入団会見を実施いたしましたので、富永選手、桜井GMのコメントをご紹介いたします。

富永啓生選手 コメント

レバンガ北海道に入団することになりました、富永啓生です。

たくさんの方にお越しいただきありがとうございます。

小川嶺新オーナー、折茂武彦社長、そのほか関係者の皆さまの熱烈なオファーが僕の中で入団を決定づける大きなきっかけとなりましたし、感謝の気持ちでいっぱいです。

昨年6月に北海きたえーる行われた日本代表の強化試合でプレーした際、北海道の皆さんの熱い応援の中で楽しくプレーすることができました。

レバンガ北海道の選手として、また北海きたえーるでファンの皆さんの前でプレーできることがすごく楽しみですし、皆さんの期待に応えられるよう、そして、北からバスケットを盛り上げることができるように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

富永選手、ようこそ北海道へ！今日の北海道の気候はいかがですか

会見の前日に北海道に入ったのですが、今日もそうですが気温もちょうどよく過ごしやすいイメージです。

今回で北海道は2回目なのですが、その中でもこの時期は過ごしやすそうと感じています。

富永選手が北海道に入団する情報にすごく驚きました。たくさん選択肢があった中、なぜ、Bリーグ、レバンガ北海道なのでしょうか

一番の決め手となったのは、自分のバスケットボールキャリアを考えた時に、最終目標はNBA選手になることであるというのは変わっておらず、どの道を選ぶことが自分にとって良いのか考えた結果、いま日本のBリーグが盛り上がっていて、リーグのレベルも上がってきていると思いますし、そういった環境の中で自分が活躍することが自分のキャリアのレベルアップにつながると思ったことがひとつ挙げられます。

そして、北海道は新シーズン、トーステン・ロイブルHCが就任されましたが、U16、U18、3×3でも、日本代表のときに指導していただいた恩師でもあり、信頼関係が持てている中でやれる環境というのもひとつのきっかけですし、北海道のバスケットボールを盛り上げたいという気持ちにつながりました。

ロイブルHCの教えは、富永選手のプレーやマインドにどのような影響を与えてくれましたか

自分がアメリカの大学に行くきっかけの一つにロイブルHC存在があり、進学を後押ししてくれた一番のコーチでもあります。

彼が自分の強さを引き出してくれたコーチでもあり、そのようなコーチのもとでまたプレーできることが楽しみですし、また彼のもとでバスケをプレーすることで北海道のバスケのレベルアップにつなげていけたらなと思っています。

北海道の土地の印象はいかがですか

街が栄えている部分もありながら、自然もあり両方が楽しめる良い街だなと思います。

食べ物もとても美味しいと聞きますし、これからが楽しみです。

北海道で食べて美味しかったものは

お寿司が好きなのですが、早速食べることができました。

本当に新鮮で北海道のお寿司を食べたら他のお寿司が食べられないくらい美味しかったです。

10月からはじまる新シーズン、どのような姿を北海道のファン・ブースターに見せたいですか

自分の武器である3ポイントシュートで、スコアラーとしてチームの勝利に貢献したいですし、北海道のファン・ブースターたくさんの声援を受けて、それに応えられるように個人としてもチームとしても飛躍できるシーズンにしたいと思います。

レバンガ北海道で具体的にプレーヤーとして伸ばしたい部分があれば教えてください

オフェンスの部分での成長もそうですが、ディフェンスも含めてチームを勝利に導ける選手になることがレベルアップにつながると思っています。

マークも厳しくなると思いますが、その中でも点を取り、周りを活かせる選手になりたいと思います。

レバンガ北海道は若い選手が多いチームですがいかがでしょうか

若い選手が多いのはおっしゃる通りだと思いますし、若い選手だからこそできる強さがあると思っています。

ハッスルしたり、声を出すことなど若いからこそできることはあると思いますし、自分自身がアメリカや日本代表を経験していることをチームで伝えてていきたいと思っています。

チームで切磋琢磨してレベルアップしていきたいと思います。

大学、Gリーグ、日本代表活動などのキャリアを通して、通用した部分、しない部分などあったと思いますが、Bリーグでまずは自身のどういったプレーを証明したいと思いますか

オフェンスに関してはある程度評価していただいている部分もあると思っていますが、オフェンス以外の部分でもっと評価を上げていきたいと思っていますし、その中でもディフェンス、フィジカルもそうですし、プレーメイキングの部分など、まだまだ成長できる部分が沢山あると思うので、個人としてもチームとしても成長していけたらいいと思っています。

ロイブルHCのもとでプレーすることによってディフェンスで成長できるという考えもありましたか

そういう考えも間違いなくありました。ロイブルHCは自分の強みと弱みをわかっているコーチなので、指導のもとで自分を成長させてくれるのは間違いないとずっと思っていたので、すごく楽しみにしています。

島谷怜選手は同学年になると思うのですが、全中での対戦経験がありますが、島谷選手との覚えているエピソードはありますか

彼のチームが当時6人くらいだったと思うのですが、チームの得点のほとんどを彼が取っていた記憶があります。

これから同じチームでチームメイトとして一緒にプレーできることが楽しみですし、同世代同士頑張っていきたいと思います。

これからチームでは軸になる選手になっていくと思いますが、アメリカでの経験も踏まえてどのようにチームを引っ張っていきたいですか

自分はオフェンシブな選手だと思いますし、オフェンス面でチームを引っ張っていくことは大前提で、チームが得点が必要な時にいつでも点を取れるような、得点力でチームを支えていきたいというのが一番にあります。

それ以外のところでも、ディフェンスでの貢献も必要ですし、その中でクラッチタイムなどの大事な場面で得点を取ってチームの勝利に貢献できるよう頑張りたいと思います。

富永選手をきっかけにレバンガ北海道の試合を観に来る方も増えると思います。バスケをあまり観たことのない方にバスケの魅力をお伝えするならどんなところですか

自分が思うバスケの魅力は、他のスポーツと異なり得点がたくさん入るところで、観ていてすごく迫力もありますし、攻守の切り替えも速いスポーツなので、観ていて楽しいスポーツだと思っています。

細かいルールはありますが、得点が入った時の会場の一体感、盛り上がりはバスケの魅力の一つでもあるので、注目して楽しんでもらえたらと思います。

北海道のファンの皆さんへメッセージ

SNSでの反響や今日の会見でもたくさんのメディアの方にお越しいただき、注目されていると感じています。

その期待に応えられるように頑張っていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします。

熱烈なオファーがあったとのことですが、響いた言葉があれば教えてください

桜井GMが、嘘をつかないと言いますか、今のチームの状況を隠すことなく素直に話してくれたことが好印象でしたし、自分の短期的なキャリアではなく、この先の将来のこともすごく考えてくれたことも入団を決める大きな理由となりました。

この先の将来を考えて、レバンガに入ることがNBAに行くための一番の近道になると考えたのでしょうか

自分の最終目標であるNBAに行くためには、たくさん努力しなければいけないと思いますが、レバンガ北海道でプレーすることが一番の近道だと思いましたし、ここで成長することで目標が達成できるのではないかと思っています。

レバンガ北海道は上を目指して上がっていこうとしているチームであり、自分のこれまでのバスケットキャリアはアンダードッグのポジションにいることが多かったので、自分が加入して活躍し、さらにCS出場や優勝を果たせば個人としてもチームとしても価値が上がっていくのではないかと思っています。

ロイブルHCのことを指導者としてどのように見ていますか

オンコート、オフコートがはっきりしているコーチです。

オンコートでは厳しく、間違っていることを間違っていると率直に指摘してくれますし、オフコートでは真摯に話を受け止めてくれるコーチでもあるので、すごく信頼していますしリスペクトしています。

自分のシュート力を一番認めてくれたコーチでもありましたし、最大限に活かしてくれたコーチです。

若いチームとなりますが、意識の面でどのように引っ張っていきたいと思いますか

アメリカや日本代表と色々なカテゴリーでバスケを経験してきたことをチームでも共有していきたいですし、若いチームですが、頑張る選手がきっと多いと思うので、その中で刺激を受けながら一緒に頑張っていきたいと思います。

これまで様々な環境や舞台でチャレンジされてきたと思いますが、富永選手にとって挑戦への原動力とは

色々なカテゴリー、レベルでバスケットをする際にいつも思っていることは、素直にバスケットを楽しむということが原点として戻って来るところだと思っています。

そこはいつも忘れずにいますし、今回も新しいリーグ、舞台でやっていくうえで、楽しむということを一番にやっていきたいと思っています。

2025-26シーズンは現行のBリーグの最終年になりますが、具体的な目標は

まずはチャンピオンシップを狙っていきたいのは間違いないですし、CS以上、優勝を目指して頑張っていくのはもちろんですが、1試合1試合を全緑で戦っていければと思っていますし、その中でCSを目標に頑張っていきたいです。

レバンガ北海道 GM 桜井良太 コメント

このたびレバンガ北海道は、日本を代表をする選手でもあります富永啓生選手と契約を結ぶ運びとなりました。

富永選手にとって今回の決断は決して簡単なものではなかったと思います。

彼の夢でもあり、そして目標でもある、NBAでプレーするということへ向けての第一歩として、数あるオファーの中からレバンガ北海道を選んでくれたことを大変嬉しく思います。

この北海道の地で活躍して、自身のパフォーマンスと評価を上げていってもらいたいと考えております。

昨年の6月に北海きたえーるで日本対オーストラリアのパリ五輪前の強化試合がありましたが、その試合で彼がバシバシと3ポイントを決める姿に大変興奮したの覚えています。

新シーズンからトーステン・ロイブルHCが指揮を執るチームのもと、彼が大活躍をする姿、シュートをバシバシ決める姿を観て、北海道、そして日本中が大興奮することを確信しています。

本会見の前に2025–26シーズン以降のクラブ運営体制に関する会見を行い、小川嶺新オーナーとなる体制の中で、レバンガ北海道がBリーグの中でも強豪と言われるチームになるべく、また、長く歴史のあるチームとなっていけるよう、頑張っていきたいと思います。

そして、レバンガに関わるすべての人が、本気でこのチームで日本一になるんだと思って活動していきたいと思いますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

富永選手のNBA挑戦へのサポートというところで、オフシーズンのサマーリーグなど送り出す場面が出てくると思いますが、チームとしての方針があれば教えてください

富永選手の海外挑戦については、全力でサポートしたいと思っています。

彼がいない期間のチーム作りなど大変な部分は出てくるとは思いますが、チームがCSや優勝を本気で目指すチームになっていくためには、彼だけの力では勝てませんし、他の選手のステップアップ、レベルアップは確実に必要になってきます。

富永選手もそうですが、レバンガ北海道をこれまで支えてきてくれた選手たち、新しく来てくれる選手たちの両面でのレベルアップを考えていくと、彼がいない期間もチームとしてレベルアップできる部分はあるので、そういった思いを持ってサポートしていきたいと考えています。