【本州初】地域住民の願いを実現!都市公園の中に大型スーパーマーケット誘致
~パークPFI×立体都市公園制度の画期的な組み合わせ~

入間市は、都市公園の整備予定地を活用して年間約120万人が訪れるスーパーマーケット等を誘致し、屋上を活用した立体的な公園を一体整備します。このたび、このプロジェクトの公募型プロポーザルを実施し、設置等予定者を選定いたしました。
「パークPFI」と「立体都市公園制度」を戦略的に組み合わせ、公園用地にスーパーマーケットを建設した公園整備手法は全国で2事例目、本州初となります。
事業背景
本用地(約2ha)は当初、狭山台土地区画整理事業(完了年度:平成30年)の公園用地として確保されたものの、財政上の理由等から事業化には至らず課題となっていました。一方、狭山台地区では令和4年に近隣の大型スーパーマーケットが撤退したことから半径2km圏内にスーパーマーケットがなくなり、「買い物できる施設がほしい」という強い要望がありましたが、立地に適した用地がありませんでした。
そこで、市では、「公園もスーパーマーケットも、どちらも実現させたい!」——そう考える中で、通常公園内にはスーパーマーケットは建設できないところ、「パークPFI」と「立体都市公園制度」を組み合わせて民間活力による公園一体型スーパーマーケットを実現するに至りました。
プロジェクト概要
・プロジェクト名:Harmony hills Park(応募者提案名)
・設置等予定者:入間狭山台つながりパートナーズ(代表構成団体:大和リース株式会社構成団体:株式会社ベルク、株式会社ケーワン(市内企業))
・公園名称:ネーミングライツにより決定予定
・所在地:埼玉県入間市狭山台一丁目102
・総面積:約2.15ha
・店舗への年間想定来客数:約120万人
・駐車場:約180台
・整備期間:2026年1月~2028年1月(予定)
・オープン予定:2028年3月末頃

「Harmony hills Park」の全体像
立体都市公園「あおぞら広場」
(屋上・約4,760㎡)
・人工芝エリア(約1,000㎡):開放的な多目的広場
・多目的エリア(約3,500㎡):ジョギングコース(遮熱塗装)
・あおぞらテラス(約260㎡):ウッドデッキのテラス
・幅広の「階段テラス」+エレベーターで地上とつながる


地上公園(約1.2ha)
大型複合遊具+インクルーシブ遊具、バスケットゴール、ウォーキングコース、草地型ビオトープ「バッタの丘」、レインガーデン、防災四阿・かまどベンチ・マンホールトイレ、市民花壇。
スーパーマーケット等
スーパー(ベルク)、ドラッグストア+100円ショップ、カフェ。

市長コメント
今回のプロジェクトは、パークPFIと立体都市公園制度を組み合わせた画期的な取り組みです。特に、スーパーマーケットの屋上を公園として活用し、地域の買い物環境の改善と市民の憩いの場の創出を同時に実現するという発想は、全国的にも類を見ない挑戦です。
この先進的な事業に積極的に応募いただき、質の高い提案をしてくださった事業者の皆様に心から感謝申し上げます。狭山台地区が抱えていた地域課題の解決に、民間の創意工夫と公共の役割が見事に融合した、まさに官民連携の理想的な形です。
一日も早い完成を期待するとともに、この施設が市民の皆様に末永く愛され、人々がつながり、笑顔があふれる地域のにぎわいの拠点となることを願っています。
取材のお願い
年間約120万人が訪れるスーパーマーケット等の屋上でジョギング、青空ヨガやフリーマーケット、イベント時には地域の工場からパンを直送・販売する計画案も挙がっていますので、芝生広場で焼き立てのパンを食べながらピクニックも実現できるかもしれません。
本事業の革新性と地域貢献性をご理解いただき、ぜひ記事掲載をご検討ください。
詳細情報・選定結果
https://www.city.iruma.saitama.jp/soshiki/toshikekakuka/koen/sayamadaichikupark/14121.html
入間市について
【狭山茶の郷から世界へ】入間市が描く「Well-being City」の未来図~伝統の茶文化と最先端のまちづくりが織りなす、心豊かな暮らしの新モデル~
首都圏から電車で約1時間。市内には緑豊かな茶畑が広がり、季節の移ろいとともに風景が変化する、どこか懐かしい景色が残されています。入間市は、商業的茶産地としては日本最北に位置し、狭山茶の発展とブランド化に大きく関わってきた地域です。歴史ある茶文化を大切にしながら、現在では多様な文化や価値観を取り入れたまちづくりに取り組んでいます。

🌱 伝統と多様性が調和する、入間市ならではの景観
関東平野の自然に恵まれたこの地では、代々受け継がれてきた茶農家の手により、狭山茶が丁寧に育てられています。
一方で、米軍基地跡地を再整備した「ジョンソンタウン」や、大型商業施設「三井アウトレットパーク入間」などもあり、伝統と現代的な要素が調和したまちの風景が広がります。
こうした多様性こそが、入間市の大きな魅力の一つです。
🏆 SDGs未来都市としての挑戦「Well-being Cityいるま」
2022年、入間市は内閣府より「SDGs未来都市」に選定されました。
これを契機に、市は「健康と幸せを実感できる未来共創都市『Well-being Cityいるま』」をビジョンに掲げ、地域資源を活かした持続可能なまちづくりを推進しています。
同年10月には、地域の誇りである狭山茶の魅力を次世代へとつなぐため、全国初の「おいしい狭山茶大好き条例」を施行しました。
市民・事業者・行政が連携し、地域文化の継承と活性化に取り組んでいます。
💡 未来の「原風景」を描くプロジェクト
「心豊かでいられる、『未来の原風景』を創造し、伝承する。」
この想いのもと、入間市では、変化の激しい時代においても、人と人とのつながりや、地域固有の風景・文化を大切にしたまちづくりを進めています。
従来の枠にとらわれず、市民とともに未来を描く取り組みは、今後もより良い地域社会の実現を目指す一助となることを期待しています。
📊 注目ポイント
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商業的茶産地としては日本最北、400年の歴史を持つ狭山茶の産地
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SDGs未来都市(2022年選定)としての持続可能なまちづくり
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狭山茶文化・アメリカンカルチャー・都市型商業が共存する多様な都市景観
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市民と共につくる「Well-being Cityいるま」のビジョン
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全国初の「おいしい狭山茶大好き条例」による茶文化振興と継承
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いるま未来共創ラボ https://www.city.iruma.saitama.jp/gyosei_joho/purpose/10547.html
基本情報
■ 入間市役所
所在地:埼玉県入間市豊岡一丁目16番1号
電話:04-2964-1111(代表)
《リンク一覧》
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【本件に関するお問合わせ先】
事業内容:
都市整備部 都市計画課 みどり公園担当:齊藤、平沼
入間市豊岡1-16-1
TEL:04-2964-1111(内線3316、3317/ir271000@city.iruma.lg.jp)
その他:
企画部 秘書広報課:中村、遠山
入間市豊岡1-16-1
TEL:04-2964-1111(内線3122/ir111000@city.iruma.lg.jp)
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