株式会社Legalscapeへの出資を決定

東大IPC

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 植田浩輔、以下「東大IPC」)が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合(以下「AOI1号ファンド」)は、法律書・法令・ガイドライン・判例等を含む数十万件超の法情報をAIと組み合わせたAIリーガルリサーチサービスを展開する株式会社Legalscape(本社:東京都文京区、代表取締役社長・最高経営責任者:八木田 樹、以下リーガルスケープ)へ1.6億円の出資を決定しました。

この度のリーガルスケープ社への投資は、既存株主である500 Startups Japan (現Coral Capital) からの株式譲渡を受けるセカンダリー取引によるもので、本取引により東大IPCはリーガルスケープ社の主要な投資家の一つとなります。

司法試験満点水準の精度を実現するAIリーガルリサーチ

リーガルスケープは「すべての法情報を見渡す景色を描き出す」というミッションの実現に向け、高度な自然言語処理技術や生成AIの法律分野での基礎研究・応用などの技術力を強みとして、法情報をはじめとした種々の情報の包括的なデータベースの構築や、それらを効率的に利活用するインターフェースの開発・提供をしています。

業界最大級4,000冊超の専門書や、判例・法令などを含む数十万件超の法情報を統合し、生成AIと独自の自然言語処理技術でリサーチ時間を従来比10分の1に短縮するクラウド型リーガルリサーチプラットフォーム「Legalscape」は、2021年の正式版公開以来、弁護士・企業法務部を中心に2万2,000人超に利用されています。

リーガルスケープのリサーチAIは、令和6年司法試験(短答式)の全科目においてGeminiやChatGPTの最新モデルを大きく上回る成績を記録し、正答率約90%という高い対応力を実証。

質問から検索結果の要約、その根拠の提示までワンストップで行える「法情報を備えたAI」の開発・提供を進めることで、リーガルリサーチの高度化や法情報エコシステムの拡張などを目指しています。

1stRoundを通じた創業支援、セカンダリー取引を経て事業拡大を支援

代表の八木田は、東京大学大学院 情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻に所属していた当時の研究を通じて、法情報の分析・整理をAIで実現する事業構想を立ち上げ、2017年に未踏アドバンストに採択されたのを機に、同社を創業しました。

また、公益財団法人日弁連法務研究財団による民事判決のオープンデータ化検討プロジェクトに参画し政府の判例電子化プロジェクトにも関与したり、デジタル庁の法制実務のデジタル化検討チームに参画するなど、同分野における制度的な取り組みにも貢献しています。

東大IPCは、2018年に開催された第2回起業支援プログラム (1stRoundの前身プログラム) にて同社を採択し、500 Startups Japanからの資金調達など創業支援を実施してきました。その後も継続的に関係を維持していく中で、500 Startups Japanからの株式譲渡の依頼を受け、株主という立場で同社の事業拡大を支援することを決定したものです。

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 AOI1号 CIO パートナー 水本尚宏

2017年の創業期からお付き合いのあるリーガルスケープ社に新しく株主として参画させて頂くことになり、感慨深く感じております。プログラム卒業後も定期的に事業進捗を伺っており、今回の御縁を頂きました。現在、何兆円という投資がされている生成AIの世界で日本のスタートアップが生成AI単体で海外大手と戦うことは容易でない反面、生成AIに日本固有の情報を組み合わせる取組みには極めて高い可能性を感じています。リーガルスケープは法情報という地域性の高いコンテンツと生成AIを掛け合わせることで全く新しい価値を生み出しており、既に国内外の競合に対して高い参入障壁を築いています。また、弁護士や企業の法務担当のみならず、社労士・税理士などの士業を含む法に関わる幅広い領域に応用可能なビジネスモデルであり、今後様々な可能性が拓けている会社です。同社は東大IPCがセカンダリーで初回投資をする初めてのスタートアップであり、大学が創業支援から関わり、民間ベンチャーキャピタルから大学VCがバトンを受ける新しい投資スタイルになると期待しています。

日本のオープンイノベーション活動の発展寄与を目指すAOI1号ファンド

AOI1号ファンドは、東京大学周辺でのオープンイノベーション活動の推進を目的とし、「企業とアカデミアとの連携によるベンチャーの育成・投資」というコンセプトで2020年に組成されました。本ファンドでは、各業界のリーディングカンパニーと連携した新会社設立やカーブアウトベンチャー、および彼らのアセットを有効活用するベンチャーへの投資を通じ、新たな分野におけるオープンイノベーションの成功事例創出を目指します。

株式会社Legalscape について

社名   :株式会社Legalscape(リーガルスケープ)

所在地  :東京都文京区向丘二丁目3番10号 東大前HiRAKU GATE

設立   :2017年9月14日

代表   :代表取締役社長・最高経営責任者 八木田 樹

URL   :https://www.legalscape.co.jp/

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大 IPC)について

東大IPCは、大学、企業、ベンチャーキャピタル、政府・自治体など幅広いステークホルダーと連携した、世界と肩を並べるスタートアップ創出やエコシステム構築を通じて、世界における日本の産業競争力の強化に資するべく活動を展開しています。

東京大学周辺で培われてきたベンチャー・エコシステムをさらに発展させるべく、東京大学100%出資の子会社として2016年に設立。官民ファンドとして2つのファンドを通じた国内外70社を超える大学関連のスタートアップおよび民間VCファンドへの投資と並行し、研究者技術シーズの事業化や客員起業家(EIR)起業を支援する「スタートアップ創造」、国内最大規模を誇るアカデミア機関共催のアクセラレータプログラム「1stRound」の運営、「DeepTech Dive」などの人材支援をはじめとするハンズオン支援を手がけています。ディープテックスタートアップの支援・育成に必要なあらゆるリソースが集積するプラットフォームを構築し、インキュベーション&アクセラレーションによる創業から育成、VCファンド運営による成長資金の供給と、継続的な活動支援を展開しています。

概要  アカデミア関連スタートアップ・エコシステムの発展を目指す投資事業会社

設立  2016年 1月

株主  国立大学法人東京大学(100%)

所在地 東京都文京区本郷 7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ 261

代表者 代表取締役社長 植田浩輔

URL  https://www.utokyo-ipc.co.jp/

【お問い合わせ】

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社

東京都文京区本郷 7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ 261

TEL: 03-3830-0200 / FAX: 03-3830-0183

Email: info2@utokyo-ipc.co.jp

担当:水本尚宏

すべての画像


ビジネスカテゴリ
法務・特許・知的財産
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.utokyo-ipc.co.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
電話番号
03-3830-0200
代表者名
植田浩輔
上場
未上場
資本金
9000万円
設立
2016年01月