デンソーが、Teachme Biz活用で年間約3,300時間を創出

「言語化が苦手」な製造現場の弱みを強みへ。動画×AIで熟練者のノウハウを標準化し、グローバルな技能伝承を加速

スタディスト

リーンオペレーションの実現を支援する株式会社スタディスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:鈴木悟史、以下「スタディスト」)は、株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:林 新之助、以下「デンソー」)の工機部が、2023年よりAIマニュアル「Teachme Biz」を導入し、2025年度の実績として年間約3,300時間の工数創出を実現したことをお知らせします。

動画とAIを組み合わせた活用により、文章での「言語化」を壁と感じてきた製造現場のベテランたちが、撮影するだけでノウハウを標準化・共有できる仕組みを構築。熟練者の暗黙知を組織の資産へと転換し、国内外への技能伝承を加速させています。

■導入の背景と目的

デンソー工機部は、世界トップクラスの社内向け専用機設備づくりを担い、同社のモノづくり競争力の源泉となっています。高い技術力が求められる現場では、熟練者が持つノウハウと若手エンジニアの間に技術ギャップが存在しており、「匠の技」をいかに標準化し、誰でも同じクオリティで仕事ができる仕組みをつくるかが組織的な課題となっていました。

しかし従来はExcelやPowerPointで各自がマニュアルを作成していたため、形式や粒度がバラバラで、必要な情報が点在する状況が続いていました。加えて、日本の製造現場を支える熟練の技能者・技術者の多くは「文章を書くこと」「言語化すること」を苦手としており、たとえ丁寧に書いたマニュアルを英訳しても、現地では意味が正確に伝わらないという課題も抱えていました。

こうした「言語化の壁」が技能伝承の障壁となる中、動画と画像を軸に現場主導でマニュアルを作成・共有できるTeachme Bizが、課題解決の手段として選ばれました。

■Teachme Bizの活用方法

  • 動画×AIによる「言語化が苦手」な現場の課題解消

    文章による説明が難しい複雑な動作や感覚的な作業手順も、動画で撮影するだけでマニュアル化できるようになりました。AI機能によって、撮影した動画から自動でテキストが生成され、習熟した作成者ではマニュアル作成時間が従来の約半分に短縮された事例も出ています。長年「どうしようもない壁」となっていた言語化の弱みを、ツールによって強みに変えることができました。

  •  QRコード®による「必要な時に、その場で」情報を引き出せる仕組み

    設備や作業場所にQRコード®を貼り付けることで、スマートフォンで読み取るだけで必要なマニュアルへダイレクトにアクセスできるようになりました。以前はキーワード検索で情報を探し回っていた現場が「どこにいても必要な情報にすぐたどり着ける」環境へと変わり、工機部内で最も効果を実感した変化のひとつとなっています。

    ※QRコード®は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

  • 多言語対応とグローバル展開への活用

    自動翻訳機能を活用し、日本語で作成したマニュアルを複数言語に即座に変換できる体制を整えています。文章の英訳では意味がずれてしまうという課題を、動画×自動翻訳が解消。海外拠点のスタッフが現地の設備変更に合わせてマニュアルを更新・編集できる双方向の仕組みの構築を目指しています。

■導入後の成果

  1. 年間約3,300時間の工数創出

    導入前に教育や情報共有に費やしていた工数が大幅に削減され、2025年度において工機部全体で年間約3,300時間の工数創出を実現しました。熟練者がマンツーマンで行っていた新人教育の負担が軽減され、その時間を高度な技術開発や優先すべき業務へ充てることが可能になっています。

  2.  熟練者のノウハウが「組織の資産」へ

    これまで特定のベテランの頭の中にしかなかった暗黙知が、動画マニュアルとして可視化・蓄積されるようになりました。新人が動画を参照しながら自ら確認・実践できる(自走できる)場面が増え、教える側と教わる側の認識のズレが解消されています。導入当初は組立・電気担当からスタートしましたが、現在は生産管理・部品加工を含む工機部全体へと活用範囲が拡大しています。

■今後の展望

工機部内での活用に加え、製造サイド(設備のオペレーターや保全担当者)への展開も進めていく予定です。また、海外拠点との双方向での技能向上の仕組みをさらに強化し、デンソーグループ全体の生産性向上と技能伝承プラットフォームの確立を目指しています。さらに、デンソーグループにとどまらず、日本の製造業全体への技能伝承モデルとして、本取り組みを広げていく方針です。

■株式会社デンソー工機部 部長 伊東貴博様 よりコメント

今後はこの仕組みを海外拠点との双方向の技能伝承へと広げ、「誰が、どこで見ても一発でわかる」グローバルスタンダードを実現していきたいと考えています。単に工機部の取り組みで終わらせるのではなく、デンソーグループ、さらには日本の製造業全体が誇る「匠の技」を世界へ届けるプラットフォームにしていく。そのために、スタディストには「単なるマニュアル作成ツールの提供者」ではなく、「現場のオペレーションそのものを変革するパートナー」として、引き続き一緒に作り込んでいただくことを期待しています。

■Teachme Bizについて

「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」は、わかりやすいマニュアルの作成から活用・更新までをAIが担う「AIマニュアル」です。動画・PDF・文章からのマニュアル自動生成、文章アシスト、AI検索など、現場のムリ・ムダ・ムラを解消する機能を提供し、現場に余力を生み出すことでカイゼンが回り続ける状態の実現を目指しています。国内外2,300社以上で活用されており、「富士キメラ総研(※1)」「デロイト トーマツ ミック経済研究所(※2)」「ITR(※3)」の各最新調査において、売上金額シェアNo.1を獲得。業種や企業規模を問わず、マニュアル作成・現場教育市場のスタンダードとして高く評価されています。

https://biz.teachme.jp/

※1:『業種別IT投資動向/DX市場の将来展望 2026年版 DX投資編』マニュアル作成/現場教育ツール 2024年度実績(数量・金額/SaaS)ベンダーシェア

※2:『デスクレスSaaS市場の実態と展望 2025年度版』動画マニュアル作成支援ツール市場

※3:『ITR Market View:人材管理市場2025』マニュアル作成支援市場

■リーンオペレーションについて

スタディストが提唱するリーンオペレーションとは、業務の「ムリ・ムダ・ムラ」を取り除き、効率化で生まれた余力を「価値強化」に再投資して組織全体の生産性と持続的な成長を実現する、継続的な改善プロセスです。具体的には、業務の可視化・標準化・単純化・徹底化のステップを通じて、筋肉質な組織を目指し、最終的にコア業務に注力できる体制構築を支援します。

当社では、マニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」等に加え、業務アセスメントやマニュアル作成代行、研修などを組み合わせたハンズオン型のサービス提供を通じ、お客様の生産性向上を実現するパートナーとして、リーンオペレーションの実現を支援しています。 

https://studist.jp/our-vision

■会社概要

会 社 名:株式会社スタディスト 

本社所在地:東京都千代田区神田錦町1-6 住友商事錦町ビル9階 

拠   点: 【国内】東京(本社)、名古屋、大阪、福岡、宮崎

                      【海外】タイ(バンコク)、ベトナム(ホーチミン) 

事 業 内 容 :AIマニュアル「Teachme Biz」を含む「Teachmeシリーズ」の展開、

      生産性向上に関するコンサルティング、企業研修事業等

創   業:2010年3月19日 

資 本 金:10,320万円(資本準備金含む) 

U R L:https://studist.jp/

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会社概要

株式会社スタディスト

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URL
https://studist.jp/
業種
情報通信
本社所在地
千代田区神田錦町1−6 住友商事錦町ビル9階
電話番号
050-1744-3760
代表者名
鈴木悟史
上場
未上場
資本金
1億320万円
設立
2010年03月