【特別史跡 遠江国分寺跡】中門・東回廊の整備工事が完了!全国初の木製燈籠再現もついに始 動します
静岡県磐田市では、特別史跡「遠江国分寺跡」の史跡整備を進めており、中門・回廊の整備も進展。今年度からはいよいよ奈良時代の木製燈籠の実寸大復元にも着手し、古代寺院の姿を体感できる史跡公園を目指します。

奈良時代、聖武天皇の命令により全国各地に建てられた国分寺のひとつである遠江国分寺は現在の静岡県磐田市にあります。昭和26年に実施された発掘調査により、全国で初めて国分寺の建物配置が明らかとなり、同27年には国の特別史跡に指定されました。
現在、遠江国分寺の跡地は史跡公園として大切に保護されており、磐田市ではその歴史を体感できる場として整備事業を進めています。
遠江国分寺とは

静岡県磐田市の国指定特別史跡「遠江国分寺跡」は、天平13年(741)の詔により建立が始まった古代寺院跡です。
金堂を中心に七重塔・講堂・中門・回廊が配され、伽藍は東西172m・南北259mに及びます。昭和26年の発掘で主要伽藍と七重塔の心礎が確認され、翌年に特別史跡指定されました。
木装基壇や弘仁10年(819)の火災痕、近隣窯で焼かれた瓦の出土など、国府・国分尼寺とともに遠江の古代都市景観を今に伝える貴重な遺跡です。


史跡整備事業の経過
磐田市では、平成17年度より遠江国分寺跡の史跡整備のため、発掘調査や整備方針の検討を行い、令和3年度からは整備工事を進めています。史跡整備では、奈良時代の建物配置や規模を体感できるよう、発掘調査で発見された「木装基壇」の復元を行っており、既に整備が完了した金堂や塔などの基壇については、いつでも現地で見学が可能です。
ほかにも史跡内を散策しやすいよう園路や解説板、休憩施設などの整備を進めており、全体では令和11年度に史跡整備が完了する計画です。
中門・回廊整備工事
中門や回廊は、金堂とともに国分寺で儀礼をとり行う空間を構成する建物です。金堂正面に広がる巨大な儀礼空間が視覚的に表れており、古代寺院の規模を体感できるようになりました。
全国初!約1300年前の木製燈籠の再現にいよいよ着手
木製燈籠は金堂の正面に設置され、本尊に灯明を捧げるための装置です。
磐田市では、令和6年度に作成した復元案に基づき、高さ3mの木製燈籠を実寸大で再現する計画です。令和8年度から製作に着手し、材料調達や彫刻加工などの作業を経て、令和10年度に現地に再現されます。今回の史跡整備では、唯一奈良時代の全体像が再現されるものであり、遠江国分寺跡の新たなシンボルとなります。
今後の計画
回廊の一部や木製燈籠について、引き続き整備工事を進めていきます。また、解説板や園路、照明、四阿などの便益施設も整備を行い、歴史を学ぶ場としてより良い史跡公園となるよう事業を進めていきます。


第21回遠江国分寺まつりもお楽しみに!
遠江国分寺跡では、毎年国分寺まつりが開催されています。
古代の衣装に身を包んだ国司参向行列のほか、蹴鞠や雅楽演奏といったイベント、キッチンカーの出店もあります。また、国分寺から出土した資料の展示や案内ツアーも実施され、まつりを通じて、もっと遠江国分寺を知ることができます。
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開催日時 |
11月7日(土) 9時00分~15時30分 ※雨天時屋内開催 |
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場所 |
遠江国分寺史跡公園 (磐田市中泉3365) |
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その他 |
入場無料 |

【全国初について】
全国の国分寺跡における原寸大の木製燈籠の再現および復元案の作成が全国初
※磐田市調べ(令和7年4月30日時点)
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